見出し画像

理想の夫、現実の妻(前半・無料) 男性性と女性性のエネルギーのトリセツ(後半)

理想の夫、現実の妻(前半・無料)


夫婦というのは、つまりは結婚して配偶者となった者達の事なのだが、これほど面白い可笑しいというか、不可思議な事はない。

まったく違う環境で育ち、生活し、まったく違うバックグラウンドと価値観を持つ者同士が、一緒に暮らして生活するのというのだ。

それでトラブルやら問題が起こらないはずがない…。

今日は久しぶりに男女とか、そんなお話しです。

いつだかこんなTweet。

男ってちょっとくらい「追い詰められる」ことで、思わぬ力を発揮することってよくあります。いや、むしろ、男は「追い詰められる」「土壇場」「ぎりぎり」みたいな時に、本領発揮して、安心、安定の、何にもしないでいい時には、力が入らないってことある。

反対に、女性は追い込まれた時よりも、安心した場で、安定した土台があってこそ本領を発揮しやすい。もちろん、追い込まれたら動くしかないけど、その時は緊急電源を作動させるようなもので、その後でものすごく疲労している。

「いい男はみんな結婚している…」

婚活中の女性がよくボヤく言葉ですが、これって今の原理がそのまんま当てはまっています。男は結婚している人の方が「いい男」が多いんです。

「いい男」って、つまりは活動的で、行動力があって、パワフルで頼り甲斐がある。当然、それは現実的な「成果」に出やすいです。

男は結婚して、家庭を持つことはいわば「追い詰められた状態」でもあって、自分一人の分の生計立てたり、自分一人分の夢を追うことより、家族の生活や、家族の夢や希望も背負うので、それはすべてなんらかのプレッシャーなんです。

しかし、だからこそ力が出る。逆に、守るもんがなかったり、追いかけるものがないと、男はとにかくパワーがでない悪循環が起きる。だから女性はある程度男の尻を叩いてやるくらいでちょうどよかったりします。

反対に、女性は安心した環境があるほど輝きます。くつろいで、リラックスしているほど、アイディアが溢れ、行動力があり、慈愛に満ち溢れます。

そして、そんな女性には当然男は「守りたい」「幸せにしたい」「笑顔でいてほしい」と思うのです。良い循環。

婚活がうまくいなない女性で、

「イイ男がいない!キー!」

と、余裕を無くしていたら、ますます男性はやって来ないんですね(笑)。だから、婚活の前に、とにかく自分自身に安心の場や、安定した心を保つパターンを作ることです。

でも、そんなこんなで結婚とかしちゃうと、冒頭に書いた通り、あれこれとドラマが起こるんですわ(笑)

Tweetの通り、人は期待をしてしまう。それが悲劇を生みます。

理想のパートナー像があってもいいけど、そのせいで、パートナー本人を見てないという状態になります。理想という、自分のエゴが作り出した「幻影」を重ねてみていて、相手がその幻影からはみ出た言動をすると腹が立つ。

初期のラブラブ状態の頃はなんでも許せたのにね(笑)

これは、子供だろうが、友人だろうが、あらゆる人間関係につながりますが、とにかく「幻想」を作らないことです。何も「期待するな」とは言いません。でも、自分勝手な理想像を作って、そこに当てはめないことです。

この世界には「理想の夫」も「理想の妻」もいません。

今現実の「ありのままのその人」がいるだけです。

ありのままのその人に対して、いろんな物をくっつけたり、盛ったり、添加したり、あるいは差し引いたり、斜めに見たりしているのは、他ならぬあなた自身…。ありのままどろか、幻想を見ているようなものです。

パートナーに対して腹を立てた時。その多くが「ありのままのその人」ではなく、自分が作り出した「自分の幻想の中の相手」ですが、当然「相手が悪い」と責めてしまう。

ある程度、こういうメンタルや心理のトレーニングを受けて、「ありのままのその人」を見る訓練ができてたとしても、やはり「相手が悪い」と思ってしまうものです。

しかしそれでは何の成長も起きません。結局、パートナーとの“主導権争い”の関係性が続き、どちらかが攻撃し、片一方が“抑圧”するか、あるいは両方が抑圧するかになります。これはデメリット以外何もない関係です。

だから、パートナーの言動に対して、悲しみや怒りといった感情が強く反応したら、内観しましょう。

(なんで腹が立つんだろう?)

相手を責めるのではなく、自分の心に問う。

そして一つ一つの理由に対して、その奥の思考を見てきます。

例えば、

「言うことを聞いてくれない」

で腹が立った。それってつまり、「私の言うことは聞くべきだ」という思考があるからですよね?

「大切にしてくれない」

で腹が立つなら、「私を大切にすべきだ」と思ってるから、その通りにしてくれないと腹が立つ。

「嫌なことを言われた、された」

これは、その内容は「パートナー以外から言われたらどうか?」も考慮してください。あなたは同じ反応するだろうか?

そもそも、なんでそれが「嫌」と感じるか?

暴力などは論外ですが、例えば「太ったね」とか「シミが増えたね」と言われて、それで腹を立てたとしましょう。

それが事実かどうかはさておき、相手はそう思ったわけです。ってことは、「私に対して太ったとか、シミが多いと思ってはいけない、言ってはいけない」という思考がありますよね?

人は自由意志があり、それは止められないのです。何を思われるか、何を言われるか、こちらにはコントロールできません。

もちろん、嫌なものは嫌です。それはそれでかまいません。ただ、そこで「反応」して、感情的になり、攻撃を返して不毛な争いになることが愚かだといことです。

ちょっと厳しいこと言いますが、世界にある戦争やら、差別やら、いじめ問題を裁く前に、自分の考え方、自分の精神性はどうでしょうか?もしも思考が世界を創っているのならば、その思考と、今世界で起きていることは無関係なのでしょうか?

あれ?なんだか夫婦問題が壮大な話になってしまったぞ(笑)。

でもね、目の前の人こそが、今自分の見ている宇宙の、もっとも自分を映し出す鏡ですから、パートナーとの関係で、自分を知り、そして、浄化し、調えることができるのです。

どうしてそんな浄化するのか?浄化したらどうなるのか?それは、それをやった人にしか分からない感覚でしょう。とにかく、身軽になります。自由になり、幸福感を得やすくなります。

パートナーは、もっとも身近で自分を映し出してくれます。パートナーとのトラブルは、「自分を見て」のサインです。鏡相手に攻撃して、それを屈服させても、それは自分を攻撃してるのです。

さて、後半は男性性と女性性の、エネルギーの性質の話です。

☆お知らせ

自宅で学べる、全6回の動画セミナー。仮想現実の世界を、創造的に生きるために。

Youtubeでも色々お話ししています⇨ この世が仮想現実だとしたら?

アーカイブ視聴。あなたの「脳」を覚醒させるワークショップ。

その他、一般募集はありませんが、サークル「探求クラブ」限定のイベント(リトリート、都内で歩く瞑想の会)もいくつかあります。


では、後半へ。

男性性と女性性のエネルギーのトリセツ

ここから先は

3,256字

¥ 250

サポートという「応援」。共感したり、感動したり、気づきを得たりした気持ちを、ぜひ応援へ!このサポートで、ケンスケの新たな活動へと繋げてまいります。よろしくお願いします。