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“パラダイムシフト(ものの見方が変わった)”が起きた話。

「お百姓さんが一生懸命作ったお米を粗末にするとバチがあたるよ!」

ご飯粒を茶碗にくっつけたまま食事を終えたり、お残しなどした際に、そんな言葉を親とか祖母などから、一度や二度、いや、何度も言われた事や、見聞した事がある人は多いと思う。

ちなみにオレは基本的に、飯粒をキレイに取って食べる。しかし、例えば我が家は土鍋炊飯するのだが、どうしても鍋に飯粒が貼り付いてなかなか取れない。場合によっては、それを全部キレイにすることにかなりの時間を要してまう。

以前は、やっきになって「一粒も無駄にすまい!」と、キレイに取っていたが、今はほどほど、デリケートにならず。茶碗だって、以前は息子には細かく言っていたが、今は息子がご飯粒残したままだろうと何も言わない。

もう8年ほど前だが、この「ご飯粒」をめぐり、かなり衝撃的な出来事があった。今回のタイトルの「パラダイムシフト」、つまり、ものの見方が変わった瞬間の話。

当時の我が家は玄米菜食で、添加物、砂糖など、かなりストイックな食生活をしていた。自然農を実践し始めた頃で、東京を出て、田舎暮らしするための計画を練っていた。

結果として、八ヶ岳山麓に移住したが、実はかなりあちこちと、地方の不動産を回ったり、ツテを頼りに家探しをしていた。

その頃に出会った人で、有機農法で、無農薬栽培の米農家さんと知り合い、大変良くしてもらった。家に泊めてもらったり、空き家を紹介してくれたり。

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