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不思議な夢を見た。

初夢というのは、往々にして1月1日の夜から、2日の朝にかけて見る夢のことをいう。

自称「夢人間」とも言うべき俺は、毎年、初夢を楽しみにしているが、2020年の初夢は不覚にも「覚えていない…」という顛末だった。

いや、おそらく何かしらの「夢」とやらを見たのだろう。人は毎晩7、8個の夢を見ると一説もあるくらいだ。

しかし、本人が覚えていない以上、それは「見てない」と同義だ。だが、翌日(2日〜3日未明にかけて)には、非常に不思議な夢を見た。

「初」夢、というのならば、その“新らしい年の最初に見た夢”ということになるのだから、これこそが俺の初夢なのだろうと、俺は自身を説得した。

今回のnoteは、俺の見た“ちょっと不思議な初夢”をシェアしたい。(ちなみに無料記事です 笑)

ちなみに自称「夢人間」というのは、それほど頻繁に夢を見ることが多く、また、夢の世界でたくさんのメッセージを受け取ることが多いからだ。

こちらの書籍でも、夢に関することはたくさん描かれている。

夢なので、その前後をはっきり覚えているわけではないが、とりあえず覚えている範囲で語ろうと思う。ちょっと小難しく言うと、今回の夢は5次元世界と密接にあり、どうしても3次元の我々の感覚から言うと、唐突なく、シュールで、意味不明だが、それも我々の内包する宇宙である。と言うことを、最初に述べておこう。

まず、俺は「保健室」にいた。学生ではない。今の俺の姿だ。どこの学校かはわからない。自分の記憶にあるのか、ないのかもわからないが、とにかくそこは「保健室」だった。ただ、その日がこの現実同様、正月ということはわかった。

俺はベットにうつ伏せになった。すると、いつの間にか横に嫁さんがいて、背中を指圧してくれることになっていた。ちなみに現実でも我々はよく指圧マッサージをし合うので、その行為自体はなんら珍しいことではない。

俺は目を閉じて、背中や腰をぐいぐいと揉まれている感触を楽しんでいたが、周りの騒がしさに気がつき、目を開けた。すると、保健室の清潔そうな白いベットと、俺と嫁さんはそのままで、ただ“いる場所”が変わっていた。

なんとそこは保健室ではなくて、大勢の人々が行き交う、どこかの駅の構内だ。新宿駅の西口JR改札前のような雰囲気であり、東京メトロの新宿東口の丸ノ内線乗り場にも似ていると思った。

夢の中でも、俺はリアルな思考を保っていた。半分「明晰夢」に近い。夢の中で、自分の意思で考え、行動ができる。

俺は突然の光景に驚いたが、嫁さんは、俺がマッサージを中断し、起き上がったことに驚いている様子だった。

(なんで、駅?)

と思っていたら、突然、大きな体の、浴衣姿の大男に声をかけられる。

「ちょっと、これ、あの窓口のところに置いておいて!」

と、やや乱暴な口調で言われる。なんと、その男は、横綱の「白鵬」だった。どうやら、目の前にある壁に開いた穴の向こうは改札の中らしく、白鵬は新聞だけを、とりあえず改札の中に置いておきたかったが、それを自分が改札を潜る間に盗まれることを危惧していたのか、俺に「見張っててほしい」ということだった。

白鵬は無事に改札を通り、窓口の反対側に来て、俺から新聞を受け取った。礼も言わなかったので、俺はちょっとムカついた。

嫁と二人で、駅の構内を通り、ホテルに向かうことになった。長い通路を歩いていると、いつの間にか嫁の姿はなく、俺一人だった。

途中に洒落たレトランがあり、ポスターが貼ってある。ポスターを確認すると、「3月31日。美輪明宏トークショー。30000円」という告知のポスターだった。

俺はそのトークショーに無性に行きたくなった。ホテルにチェックインを済ませたら、さっそくググって、そのまま申し込もうと思った。

自動ドアをいくつか潜り、俺はホテルに着いた。ホテルのチェックイン・カウンターのフロア全体が、薄暗いバーのような雰囲気で、ソファ席には、年配の紳士淑女がゆったりと腰をかけ、悠々と酒を飲んでいる様子が伺えた。いかにも上流階級の人たちの身なりだった。

俺はそんな景色を横目に、カウンターへ行くと、カウンターの一番端にある公衆電話(ピンク電話だった)で、電話をしている金髪のロングヘアーの人物に目を奪われる。なんと、美輪明宏だった。

(うぉぉぉ!み、み!美輪さんじゃん!まじか!ほんもの!!)

と、俺は心の中で超絶吠えつつ、電話中だから粗相するわけには行かないと、横目で美輪さんを確認しながら、チェックインを済ませる。電話が終わったら、話しかけて、握手でもしてもらおう、などと考えながら…。

しかし、俺のチェックイン手続きが早々に終わった。そこで、嫁がやってきて、嫁さんは嫁さんで、チェックインの手続きを始めた。いつの間にか息子がいたが、息子は2、3才の幼子になっていた。

嫁がカウンターにつくと、いつの間にか美輪明宏は電話の前のソファに座り、金でできた煙管(キセル)を吸い、薄紫の煙をくゆらせくつろいでいた。嫁さんは美輪明宏に気づき、俺の方に振り返り、

「ポスター見た?シンクロじゃない?」と、本人を前にして興奮気味で言う。

俺は立ち上がり、美輪明宏に話しかけるが、緊張してうまく話せなかった。

「あの〜、えっと、あの〜、以前、テレビで、あ、他にも、本も読んで、大変感銘を受けまして、え〜、色々と勉強になって〜」と、しどろもどろに話す。半分明晰夢なので、かなりリアルな緊張だった。

「がんばってね」と、美輪明宏は手を差し出したので、俺は握手した。それで終わったので、残念のような、ホッとしたような、不思議な気持ちだった。幼い息子が仮面ライダーのことを大声で話出して、美輪明宏は微笑ましくそれを見守っていて、俺はそれ以上口は出せなかった。

足元に何か気配を感じたので、下を見ると、動物がいた。

「リス?」と思ったが、それは見たこともない動物だった。しゃがんで目線を合わせると、その動物は「キツネザル」だった。いや、正確に言うと、そんなキツネザルは現実にはいない。俺はけっこう動物には詳しいが、少なくともそんなキツネザルは見たことがなかった。キツネザルにしては大きかったし、猿にしてはサルらしくない形状だった。

俺にすぐなつき、顔を擦り寄せてきた。するとキツネザルは俺の左手を取り、自分の股ぐらにあてがった。メスだと言うことは、チンチンがないのでわかったが、手に冷たい水分を感じたので、すぐに手を振り払うようにして引っ込めた。おしっこをかけられたと思ったが、手の甲を見ると、そういった様子はなかった。

今しがた、手の甲に感じた湿り気のことを考えると、なんだか不思議な気持ちになった。そして、そのメスのキツネ猿に対して、複雑な感情を抱いた。憐れむような、でも、可愛いような…。

美輪明宏に聞いてみようかと思ったが、まだ嫁と息子と話し込んでいて、俺の入る隙間はなかった。

ロビーはさっきよりも照明が落ち、真っ黒い服を来たウェイターがトレイの上にカクテルを載せ運んでいる。しかし、ウェイターの顔も、座っている客の顔も、あまりに室内が暗くて、誰一人見えなかった。ただ、足元だけはよく見えて、革靴とスーツの裾や、マーライオンのような飾りのついたステッキとか、ヒールを履いた上品そうな女性の足首は、しっかり目に入った。そしてキツネ猿は俺の足元の周りのを、落ち着きなく歩き回っていた。

。。。。

という夢だ。意味不明な、不思議な夢だが、かなり鮮明に覚えている。

俺は大抵、こういう変な夢を見たら、深夜ならとっさにメモを取っておくが、朝なら、嫁にすぐに話す。口に出して話すことで、自分の記憶にも定着するからだ。

今日は嫁に話した。朝っぱらから親戚の家に出かける用事があったので、車を運転しながら話した。記憶が鮮明なうちに話せてよかった。

嫁さんが「キツネザルって、何かメッセージがあるのかもしれない」と、スマホで『キツネザル・スピリチュアル・意味』という具合にググる。すると、面白いことがわかった。

スピリチュアル好きには定番だが「レムリア文明」とか「レムリア大陸」という、古代文明の話は聞いたことがあるだろうか?

なんと、この「レムリア」という名称は、そもそも古代文明なので痕跡がないので、名前そのものがわからない。しかし、19世紀に「キツネザル」の生物学的分布を調べていた動物学者が、アフリカのマダガスカル付近にいる「レムール」というキツネザルの仲間が、インドやスリランカにいることを見つけ、古代に、別の巨大大陸があった、という説を唱えた。その大陸の名前が、キツネザルのレムールから、『レムリア』と名付けられたそうな…。

レムリアは、我々日本人の源流、縄文人のさらに源流とも言われているし、俺も自身でそう感じる。

初夢に見たキツネザル。そして「メス」。このメッセージをやや強引に読み解くのなら、意味付けするのなら、キーワードとして「レムリア」「女性」というワードと、股に手を当てることで「セクシャル」なものも関連あるのではないのか?と思う。

いかがだろう?こじつけに過ぎないといえば、過ぎないのだが、俺はけっこう、夢から受け取るビジョンやメッセージを重要視しているので、このメッセージがその後、自分の現実に繋がっていくのかを見守るのが楽しみなのである。もちろん、なんの繋がりもないこともしばしばだし、こうして書いておいて、俺はそのことをすっかり忘れてしまう。

ちなみに、横綱「白鵬」と、「美輪明宏」、そして「3月31日」というキーワードは、まったく意味不明である。しかし、だからこそ、夢はいつも面白い。なぜなら夢は、自分の現実とは違う、もう一つの現実。面白いに決まっている。いや、むしろ、ここが夢と幻想で、向こうが、真実と現実かもしれないが…。

⭐︎直近のイベント。

★1月26日(日)東京13時〜  瞑想、体感できるエネルギーや、霊性(スピリチュアル)を学びませんか?


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★2月9日 作家の荒川祐二くんとコラボのトークイベント。瞑想タイムもあります。


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