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食糧危機で食料備蓄?よりも大切なこと(前半・無料) 危機感と恐怖(後半)

食糧危機で食料備蓄?よりも大切なこと(前半・無料)

先日、こんなツイートをしました。

食糧危機…、経済破綻…、大災害…、戦争。

これらはすべて密接につながっていて、言って終えばパンデミックとか、昨今の物価上昇も、根っこにあるものは同じで、一般情報だけ見ててもわかるはずないし、最近はYoutubeやSNSなんてものも規制だらけでアテになりません。

つまり、「本当のこと」なんて誰もわかりっこない。

僕は「正常な危機感」は持つべきだとは思っています。なぜなら、それが我々生物の「進化」を促すものの一つだし、「地球で生きる」というのは、物質世界なので、様々なリスクはありますし、それがこの地球のゲームでもあります。

ただ「正常じゃない危機感」は持たなくていい、と思ってもいます。

「ミサイルが飛んでくる」
「大地震が起きる」
「食糧難が起こる」
「核戦争が起きる」

これらの破滅論的なものは昔からありますが、今はネットで、しかも、文章リテラシーの低い(思考力の弱い)人たち対象に拡散しやすいYoutubeなどの動画コンテンツや、Twitterのような短文のSNSのせいで、これら情報は一昔前に比べて数倍〜数十倍に膨れ上がってると思います。

ノストラダムスの大予言の1999年も、マヤ暦の終わる2012年も、人類は滅びませんでした。でも、ずっと「破滅論」はありました。

だから何も起こらない、と言いたいわけではないです。ただ、そんな「破滅論」や「予言」があってもなくても、人類は過去に何度も大災害にあって、戦火に巻き込まれているだという「事実」があります。

正常な危機感は、そういうことです。基本的にこの世界は「いつ何が起きてもおかしくない」のです。大事なのは、まだ見ぬ災害に「怯える」ことではなく、

「その時自分はどうするのか?」

というだけです。その時になってみないとわかりません。

たっぷりと食料備蓄しておいても、家が土砂崩れや大津波に飲み込まれたら意味ありませんし、爆撃落とされたら終わります。

安全な核シェルターを自宅に掘っていても、旅行先でミサイルが飛んできたら意味ないでしょう。

僕が常々言っているのは「身体」です。その時、咄嗟の判断は、思考より「身体」のほうが早いです。卓球選手やバトミントンの選手が、脳の反応よりも先に体が動いてあの猛スピードの中で複雑な応酬をしているように、本当にピンチになった際に、

「右か!左か!」

の判断は、身体が勝手に動いたほうが正解の場合が多いです。

ただ、そのためには日頃から、「体の声を聞く」「体と心がつながっている」と言うことが重要です。都合の良い時だけに、そうそうその時に体が反応してくれるかはわかりません。

ちなみに「感情」に頼るのは一番危険で、感情はとにかく「危険信号」と「恐れ」でいっぱいです。普段から感情に飲まれやすい、感情の振り回されやすい人ほど、咄嗟の時に「フリーズ」してしまいます。だから、日頃から感情のコントロールはできたほうがいいでしょうね。

「思考」は、その後です。咄嗟の危機は身体がやりますが、そこから長期的な視野を入れると、思考力です(ここでも感情には注意)。

ただ、「冷静な思考」は、「安定した身体」が重要です。例えば虫歯が一本痛むだけで、僕らは正常な判断力を失いがちではないでしょうか?

冒頭のTweetで「食料備蓄より、少食」と書いたのは、その辺の意味も踏まえてです。

少食であることが、何よりも健康法であり、体とつながっておく術なのです。

少食のメリットは、免疫力が高まるとか、デトックスとか、その辺『健康効果』はあらためて僕が言うまでもなく、皆さんご存知だと思うし、ご自身で調べてみてください。

また、少食になることで家庭の財布事情の『節約』にもなるのはもちろん、食料自給率の低い日本においては、国民がもしも少食で「知足」の習慣が身につけば、自分の時間が増え、余力が増え、国民の『幸福度』『精神的成長』に結びつき、そこから民意の高い国民やコミュニティよる『生産性』はいかに向上するか?という、政治的、経済的な効果も抜群でしょう。

しかし、僕はもう一つおすすめした「少食」のメリットとして、上記した、

「自分とつながる」

という重要性も説いておきたいです。

なぜって?それはシンプルです。少食だと、当たり前ですが「すぐに空腹なる」からです。

空腹時は神経が冴え渡り、集中力がますので、「気づき」が深まります
。自身への洞察が上がります。

そして何より「お腹が空いた」という『体の声を毎日聞ける』ことです。

現代人が、本当に「おなかすいた〜」って、感じているのか、正直なところ微妙だと思います。ほとんどの人が「惰性」や「習慣」で食べていると思います。お腹が空いたのは「習慣としての空腹」の場合がほとんどであり、体の声で食べているのではなく、「頭」で食べているようなものです。

野生動物はお腹が空いたら食べます。それは「体が必要な時に食べる」ってことです。動物はいつも体の声を聞いています。

あなたは自分をいつも感じていますか?お腹が空いたという感覚は、とてもシンプルかつ、動物的、本能的な「身体」の声です。自分の身体に耳を澄ませましょう。耳を澄ませると色んな感覚が湧き上がってきます。そして、それが最終的に、一番あなた自身を、そしてあなたの大切な人を守るものになるのです。

後半は、上記した「正常な危機感」と「正常ではない危機感」と、その見極めと対処について、それと、今の時代に実際にある危機や、その情報との、僕なりの見解や向き合い方について。

正常な危機感(後半)

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