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火の鳥、鳳凰、フェニックス

☆ 新刊小説『KYOMU』 

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火の鳥、鳳凰、フェニックス

神輿の上にある飾りつけで、父から「鳳凰という伝説の火の鳥だ」という話を、幼い頃に聞かされ、鳳凰という存在を知った。

龍とか、鳳凰とか、少年心をくすぐる神獣。無条件に「かっけぇ!」と思った。

手塚治虫の不朽の名作「火の鳥」を最初に読んだのは小学生3年生だったと思う。これも父の影響で、父が近所の貸本でさまざまな漫画を借りていたので、それを一緒に読んでいた。僕はその貸本のおかげで、昭和の名作漫画を読破しまくった。

火の鳥は小学生にはやや難解…、だと後になって思うのだけど、僕はとても面白く読めたし、その後も何度も何度も読んだ。大人になってからも読んだ。何十回と、火の鳥のシリーズは読み、その度に気づきとか、学びとか、精神的な感性が深まった。

漫画火の鳥の中でも、「火の鳥」はある時には「鳳凰」とか「フェニックス」と呼ばれるので、それと同一なのだろう。死んで燃えて灰になり、その灰の中からまた雛が生まれる。永遠の命であり、作品の中では「宇宙そのもの」の生命体として、人類の意識をはるかに超えた超越存在として描かれている。

神獣といえば、人気なのが「龍」だろう。スピリチュアルブームの中でも、龍がキーワードになっている部分はある。

龍については、あえて何も語るまい。ただ、それは多くのスピリチュアルファンが「夢に見るようなものとは違うと思うよ?」、ということは言っておこう。

まあ、龍に限らず、かな。麒麟とかペガサスとか、そして鳳凰とか。妄想ではなくて存在するけど、妄想じゃないからこそ、我々の暮らすこの世界にはいない、ということです。自分がこの世界から少し出ていかない出会えない。(基本的にね)

話は変わるけど、以前「龍の唄」という楽曲を作り、僕の持ち歌で、定番。クラウドファンディングでアニメーション映像を制作した。

別に、龍と対比する気持ちは微塵もなかったけど、今回は「鳳凰の歌」という楽曲を作りました。

漢字の「唄」ではなく、「歌」にしたのは、この曲は朗々と歌い上げるイメージだったから、ですかね。龍の唄は。自分でも歌っていて「自分が歌っていない」感覚なんです。声を出している自分を、遠くから眺めているような。でも、「歌」だと、自分の中心から出てきて、自分を使って放っていくようなイメージがあります。

鳳凰の歌の演奏は、龍の唄の繊細なアレンジとは違い、荒々しいものになりました。アコースティック・ギター、ベース・ギターはもちろん、ドラムやパーカッションも自分で叩いてマイクで録音したものです。

メロディーラインなんかは、西洋的なものより、中東から中央アジア風のフレーズで、異国情緒のようなムードがあります。発声は倍音を強調し、声を裏返らせて、声帯を勢いよく解放させることで、息の通りを弾ませています。西洋ならヨーデル、日本なら奄美歌なんか、そういう歌唱の極みですよね。

僕の中では、この歌は瞑想的な楽曲だけど、例えばこの「瞑想の歌」、

これよりも、情熱的で、腹の底から熱くなるような音楽になったと思う。

実はこの曲も「瞑想の歌」同様に、歌詞をつけず「火の唄」という曲として制作していた。だから冒頭は「ひ〜♫」と言っています。でも、作ってる内に、言葉をつけたくなった。そして、火の鳥のイメージがぴったりだった。

ただこの「鳳凰の歌」は、瞑想音楽になるとはいえ、眠る前にはおすすめしませんね(笑)。かと言って「朝いちばん」って曲でもない。気合い入れる前とか、体を温めたい時に聞いてもらうといい気がします。

眠る前とか、今の梅雨時期にはこれかな。

音楽で意識状態が変化する。脳が解放される。そんな体験になればいいなと思ってます。

さて、Youtubeで曲は聞けちゃう時代ですが、直接聞きに来ませんか?

☆ 響き、音色 生音アコースティックLIVE

6月25日(日)東京

7月2日(日)大阪

新曲 「神様の声」

☆ イベント、ワークショップ

つながるからだ、つながる心 ー 失われた日本人の体を取り戻す ー 7月1日(土)大阪 残1名

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