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【番外編】芸大卒業後_進路模索中24歳_髙岸航平

【プロフィール】
「工芸家」と「メディアアーティスト」の2面を持つ24歳、髙岸航平。
京都市立芸術大学 漆工専攻木工領域を卒業後、2年かけて自分の進路決めをすることに。
現在は木工室補助のアルバイトとアーティスト活動を両立している。
注:メディアアーティストとは?:プログラムを組んで作品を制作するアーティスト。

【How I am here】

彼が中学生の時に「スマートフォン」が誕生した。

これに彼はとても感動して
「次に来る ”世の中の革命” は自分も携わりたい!」と思うように。

当時から科学とものづくりが大好きだった彼は
工学的な面で関わるか、デザイン的な面で関わりたいと思っていた。

そして待っていた次の革命になりそうなものが「ゴーグル」だった。

工学的なアプローチをしたいと思い高校に入学する。

しかし学校の先生にこのままでは理系に行けないと言われ、
そのまま文系に行くことに。

文系の中でもデザインの道に進もうと決意し、
1浪の末、高い倍率を通り抜け京都市立芸術大学に入学。

もともとデザイン科志望であったが、
「デザインのコンセプトだけ決めて終わる」のは自分に合っていないと感じていたのと
相談に乗ってくれていた先輩が漆工専攻の方だったのもあり「漆工専攻木工領域」に入学する。

入学後一番に感じたことは「皆がアート教育に熱心」ということだった。

先生は皆がアーティストになれるようサポートし、
生徒は自分がアーティストになるために勉強する。

その環境にずっといると自然と自分もアーティストとして生きていくことを考えるようになった。

そんな中、大学3年生でコロナが広まりオンライン授業になる。
そのため自分の時間が増えて、授業とは別でプログラミング・3Dモデリングを始める。

そして大学4年生からは趣味でやっていた3Dモデリングも活かした作品作りに移行する。
これが彼の工芸とデザインの融合の道が生まれた時だった。

彼がすぐに就職しなかったのは「工学」と「デザイン」両方に専念したかったためだ。
仮に今、大学院に行ったとしても木工研究室なのでプログラミングなど工学のことは学ぶことができない。加えて今やるべきことは「自分の手でプログラムを書いて試作品を作ること」と感じていた。

そして、2年間は勉強兼自分の進路決め期間にしようと決意し、現在もキャリア模索中。

アーティストにもなりたい、デザイナーにもなりたい、プログラマーにもなりたい、エンジニアにもなりたい、いいとこ取りをしたい。

「工学」と「デザイン」両方やっている自分だからこそできることを、
世界を変えるようなことを行いたい。

【ご本人から皆様へのメッセージ】

やってみたいと思ったことは、絶対やってみたほうがいいと思う。
カッコつけてやるのではなく、
仮に泥臭くても少しでもいいからやってみたほうがいいと思う。
やらないと前に進まないと思うから。
自分は高校時代に勉強しなかったから行きたかった理系にいけず、
結果的に文系に行くことになった。
ただそれは理系の勉強をしない理由にはならない。
実際に文系の道に進んだけれどプログラミングなど工学の勉強もしている。
趣味程度でもいいから、今やりたいと思っていることは全部やってみたほうがいい。
「やりたいと思ってたんだよね」っていうのが一番カッコ悪いと思う。
多少でいいからやってみることが大事。

髙岸航平


【👀 髙岸航平さんについて詳しく知りたい方はこちらへ 👀】

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〜最後に:運営局より〜

航平さんは「やりたいと思ったことはやるべき」という強い想いがあり、その想いに忠実に生きていらっしゃる方でした。「生き方」に紳士に向き合っていて一歩一歩確実に前進している航平さんは本当にすごいと感じました。このアカウント、このnoteは航平さんのように進路を悩んでいる方に向けて作成していたので実際の悩みや声を聞けて本当に勉強になりました。何か少しでもサポートになれるような情報を提供できるように自分も頑張ります!!改めて今回はありがとうございました!!

アーティスト発信所_運営局より

※この記事にある写真に関してご本人の許可をいただいております。

以上になります。

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