【 onのシューズでファンラン完走 】スペイン巡礼おばさんのその後
おばさん初マラソン参戦です。
42.195kmのフルマラソンではありません。5.2kmだけのファンランです。
それでもおばさんにとっては一大決心でドキドキものでした。歩くのだったら時間さえかければ10〜20kmならば歩けると6月のスペイン巡礼で実証済みですが、60分という制限時間があるので、ずっと歩いてばかりというわけにもいきません。
約1ヶ月前から何度か、近くの2kmウォーキングのコースを往復する練習はしていました。その練習場所は行きがほんの少し登り坂になっていて、はじめの1kmを走るだけでもふ〜ふ〜言っていました。500m刻みで走っては歩き、あるいてはちょっと走ってみるの連続のような練習でした。時速7〜9kmのノロノロ走りで、一度だけ付き合ってくれた息子から
「早歩きしよるのと同じやね。」
と言われました。
果たしてこんな調子で5.2kmと言えども、制限時間内に到着できるのか?
不安は大きくなるばかりでした。
脳活新聞主催のファンラン参加者用の事前練習が3回行われる予定でした。が、私は最初の1回目しか参加できませんでした。2回目は雨で中止となり、3回目は実際に30分ほど走る練習があるとのことだったので、楽しみにしていたのですが・・・
歯医者さんで治療中だった左下奥歯にヒビが入っているとのことで、3回目の前の日に抜歯されてしまいました。あまり深く考えずに抜いてもらったのですが、2針縫われ、抗生剤を渡され、「翌日は運動せずに安静に!」と言い渡されてしまいました。そう言われたけど、30分位走るなんて運動のうちに入らないよね〜と、参加する気満々だったのですが、治療中の時よりも痛みがひどく、やっぱりやめておきました。
そういうわけで、ほとんどぶっつけ本番の当日の朝を迎えます。
8:20の出発の合図がありましたが、前が動き出すまでさらに10分。動き出してもはじめのうちはノロノロと歩くスピード。
「足元を見て他の人とぶつからないように気をつけてくださいね。」
と言われていた通り、集団の流れがやっとマラソンですねって感じられるようになるまでにはさらに10分ほどかかりました。これは大きな誤算です。ただでさえ制限時間内に到着できるかの瀬戸際のような動きしかできない我が身にとって、この最初の20分のロスは大きな痛手です。
「歩いてちゃダメね。なるべく走らなくっちゃ!」という意識にさせられました。
私はと言えば、案の定後ろからドンドン追い越されながもなんとか歩くように走れました。
沿道の声援がありがたいということに気づきました。知り合いを見つけて声をかけているのでしょうが、全くの知らない方からの掛け声が足を前に運ぶ動力になっているんですね。以前、糸島の110キロウォークのボランティアで声をかけ続けたのを思い出しました。