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Vol.39【コルーニャ美術館のピカソ展】スペイン巡礼おばさん奮闘記

23/06/2023

今回のもう一つの目的である2023年6月24日までが期限の

『ピカソ展』

間に合いました😆
それも、土曜日の午後だったので、入館料も無料で入れてラッキーでした。

美術館は5階位まであり、ピカソ展は1・2階で開催されていました。
ここら辺はピカソでは無く常設展示の作品
常設もすごい数があって、特に宗教画などは見応えたっぷりです。
PICASSO BRANCO NO RECORDO AZUL
日本語での展覧会名は「青い記憶の中の白いピカソ」
今年(2023年)は20世紀を代表する偉大な芸術家パブロ・ルイス・ピカソの没後50周年です。1891年〜1895年まで、彼が9才〜13才の時、アコルーニャに住み極めて重要な期間を過ごしました。
この町で絵を描き始め、初めて恋愛をし、妹の死という強烈な経験をしました。
写真禁止の箇所が多かったので、初期の頃の風刺画や風俗画は写メに収める事ができませんでした。
アコルーニャの時代が、その将来においてどのように超越的であったか、それが後の時代のテーマや図像においてどのように重要であったか、100点にもおよぶ作品を鑑賞して、アタマがクラクラする様でした。

特に印象に残ったのが、彼が

ガリシア語で残した詩

です。歌う様に呟くその詩の抑揚がずっと頭の隅にリフレインする様で、しばらくボーッとその音楽を反芻していました。

ポンテべドラ広場にあるエクセビオ・デ・グアルダ中・高に10才で入学。付属の美術学校に通い、1895年に最初の展覧会を開いています。アコルーニャの時代が、幼少期〜青年期に至るまでの人生の奇跡を見せられているようで、彼の肖像画の移り変わりとも相まって、とても興味深い展覧会でした。終了間際に駆け込めて良かったです。思い出に展覧会の図録を求めようかと思ったのですが、厚さ5〜6cmもあり、ズッシリと重かったので、諦めました。値段も€400ととてもお高い・・・

宗教画

のコーナーは撮影可だったので、たくさん撮りました。

時間がなくて、彼の生家の方には足を運べばなかったのが悔やまれます。

ヘラクレスの塔

じゃなくて生家の方に行けばよかったです。

ヘラクレスの塔に向かって立っている巨人?
塔のすぐ側にいるのは、格好からすると巡礼者の様にも見えます。
ヘラクレスの塔も世界遺産なだけあって、すごい存在感でした。

ホテルから歩いて40分。坂を下ったり登ったりサンダルだったのに巡礼並に歩きました。
帰りもバスにしようかとしばらくバス停で待っていたのですが、なかなか来ないので、また歩きました。1時間は歩きました。公共交通機関をビクビクしながら利用するより、ナビに沿って歩いた方が精神衛生上はいい様に感じます。

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