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Vol.27【サンジャンの巡礼事務所と宿泊場所】スペイン巡礼おばさん奮闘記

11/06/2023

ここからが私のカミーノの始まりです。全行程25kmのサンジャンピエドポーからロンセスバージェスは、健脚の人なら1日で歩くピレネー越えの難所です。私はいろんな症状を抱えているので、決して無理はしまいと、途中8km先のオリソンに泊まることにしました。

まずは、

サンジャンピエドポーの巡礼事務所です。

看板も大きく書いてあってとてもわかりやすいです。
事務所までは、サンジャンピエドポーの駅からみんなゾロゾロと同じ方向に向かって歩くので、間違いようがありません。
巡礼事務所までの道順案内。階段を登るってのが一目瞭然です。


巡礼事務所の扉です。


私の前には、駅からスーツケースをゴロゴロと引いてきた韓国の女の子。

巡礼に

スーツケース問題

はとても考えさせられるものですが、この事務所までの数分の道のりだけでもとっても大変そうです。「2023年6月1日から公営の宿泊所はスーツケースの人の宿泊を拒否する」というニュースを聞いたばかりでしたので心配していましたが、事務所で英語で対応していたオレンジの服の女性が、「荷物配送サービスの場所を教えましょうね。」と、優しく対応してあげていたのでホッとしました。

フランス語とかドイツ語、英語での対応で、英語が使えるレーンは真ん中と左の2つだけでした。ちょうど私の番になったら、なぜか真ん中の彼女が休憩に入ってしまい、奥のおじさんが対応してくれました。が、基本フランス語に時々英語を混ぜての説明だったので、雰囲気だけでなんとかクレデンシャル頂けました。日本カミーノ友の会発行のと、熊野古道の裏面のサンティアゴ巡礼のを持って来ていますが、目の前のフランス発行のクレデンシャルの冊子も欲しくなって、結局3冊になりました。
こちらはサンジャンピエドポーで泊まったGite La Chemin vers 1Etoile の朝食です。全部セルフサービスで、食器を洗って片付けるのまでキチンとしないといけません。
4人部屋の1ベッドを予約していたのですが、結局あとの3つのベッドに寝に来る人は現れず、贅沢にもこの空間を一人で利用させていただけました。
朝食付きで€29。
ここら辺の犬は、飲食店でも普通に足元をウロウロしています。首輪はしていますが、リードには繋がれていません。お客さんから何か貰おうといろんなテーブルで欲しい顔をしてつぶらな瞳で見上げるけれど、何ももらえなかったら次のテーブル下へと回っていました。
今日はお魚料理にしました。出てきた時はちょっとギョッとしましたが、ソースが美味しくてさすがフランスと思いました。
日曜日だからか、サンジャンピエドポーの通りは人があふれていました。

入ったお店は

CAFE DE LAPAIS

宿にチェックインして、シャワーを浴びて洗濯終えてから、夕食を食べにぶらぶら街歩きしていて見つけたレストランです。テラスを利用するお客さんの食べているものを覗き込んで、何を食べようかリサーチしてからの入店です。

外観はこんな感じ。


宿泊先は、

Gite La Chemin vers 1Etoile

です。
この宿のオスピタレイロ(主人)は、とっても声が大きくて流暢に色んな言語を話されます。日本の巡礼者手帳を見て、「みなさん、日本の手帳はこんなに美しい!」と、他のお客さんにも見せてくれました。確かに、他の国のは白地に単色でのサッパリしたものですが、日本カミーノ友の会発行のはカラフルでデザインがとっても素敵です。これから行く人は日本の手帳を持っているとちょっと他の人にも見せびらかしていい気分になれるので、是非取り寄せてから出かけてください。東京ではなく地方から申請すると、届くのに一週間はかかりますのでそれなりの余裕を持って申請すると安心です。

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