見出し画像

Vol.31【サリア〜ポートマリン】スペイン巡礼おばさん奮闘記

ここからが本当の

スペイン巡礼114kmの開始

です。

17/06/2023 巡礼1日目

昨日は約10時間の列車移動で、遅延等もあり、サリアのアルベルゲに到着したのは22:00頃でした。こちらは暗くなるのが本当に遅くて、これくらいからやっと薄暗くなって来る状況なので、夜道を1人歩く恐怖はありません。

サリアの駅に着いたのが夜22:00過ぎ。この時計は止まっているのでしょうか?
辺りはまだ明るいです。
こちらが今日泊まるアルベルゲ。
今までで一番安く€12。
サンサルバドール教会はアルベルゲの目の前です。
久しぶりのサラダの野菜を身体が欲しています。量は多かったけれど、完食です。
パンとワインは必ず付いてきます。こんなに遅い時間に学生の様な若者グループがいっぱいですごい賑わいです。
夜22:00過ぎに食べるには重たすぎたチキン料理。肉はホロホロで柔らかく、美味しかったですが、流石にポテトは全部残しました。

スペインのガリシア州

サリア

は、面積185㎡、人口1万3000人の町です。サンティアゴ・デ・コンポステーラまでの巡礼者の3割がここからスタートするそうです。6世紀からローマ人は住んでいたそうですが、現在のこの町の基礎を築いたのは、1230年に巡礼途中で亡くなったアルフォンソ9世だそうです。メインストリートのマヨール通り沿いにはサン・アントン救護所(現在は裁判所)やロマネスク様式のサン・サルバドール教会など歴史的な建物があるそうですが、私は到着が遅く、次の日の出発も早かったので見ることはできませんでした。教会の外観だけはアルベルゲから撮影できました。

アルベルゲのオスピタレイロが、3階のベランダから綺麗に見えるから見るように何度も言ってきたので、夕食後見に上がりました。確かに夜景ですが、とても素敵でした。

アルベルゲがすでに坂の上だったので、翌日の朝の出発は下りから始まりました。黄色い矢印に沿って行けばいいので間違えることはなさそうです。マグダレナ修道院のところを左に曲がって坂道を下り、線路を渡って樫の林を抜け、アスファルトの道を行けば、バルバデロのロマネスク様式の教会が目に入りました。閉まっている教会が多いみたいです。時間も早いので、そのまま進みます。
ガリシア州のガイドさんから音声ガイドをいただいていて、「サンティアゴまで残り100kmのモホン(標識)の前で写真を撮ったらいい」と言われていたのですが、間違えて

サンティアゴまで100.252kmのところで記念撮影してしまいました。でも、ここで撮影を頼んだ女子学生から「一緒に写真を撮りたい」と申し出があって、5〜6人の子達と一緒に彼女のカメラに納まっています。今日は土曜日なので、学校に行事なのか、若い子達が元気いっぱいに歩いていて、その子達からのパワーもいただきながらのカミーノになったようです。
こちらがちょうど100km手前のモホンみたいです。これは写真です。フェレイロスの手前にあるそうです。
途中、古い靴を花器にに見立てて多肉植物が飾ってあるお宅もありました。見栄えは・・・う〜ん、どうなんでしょうか?
巡礼道を牛さんが我が物顔で歩いてました。
こんな感じでサンティアゴ巡礼道は続きます。
サンティアゴまで95km地点。ポルトマリンに渡る橋を渡るための2通りの道がありした。右側の方が安全ルートだそうです。
ニーニョ川にかかる橋を渡ったら、綺麗なポートマリンの町に到着です。
一枚だけ撮れた階段下のポートマリンのモニュメント。

サリアからポルトマリンへの1日目のカミーノは、比較的元気な状態で過ごせました。歩きはじめて18km位から、左足の外反拇趾の周囲に軽く痛みを覚えたくらいで、心配していた膝や腰の痛みはありません。でも、宿に着いてからはやはり疲労感著明で、夕食を食べに行く元気はありませんでした。サリアとポートマリンの宿での出来事は面白いものがあるので、別に記したいと思います。何はともあれ、スペイン巡礼1日目は無事に終わって一安心です。

日本にいる時に、Facebookでサンティアゴ巡礼の対談ページに登録していたおかげで、

ガリシア州ガイドの堀いつこさんの音声ガイド

をサリアに到着してからいただきました。

「昨日はサリアに到着するのが遅くなって(列車の遅延もあり)、結局ガイドを聴けたのは今朝アルベルゲを出発してからです。
歩きながら内容を確認することができてとてもありがたかったです。
アルベルゲが坂の上の方だったので、サリアの街の中の観光はほとんどできませんでした。ポルトマリン手前の橋に出る分かれ道、ここかここかと気にしていましたが、すぐにわかりました。結構左に行く人が多かったです。左側から出て来る人達も右側からの人もほとんど同じくらいの時間に出て来ていたので、今日はお天気が良かったので歩きやすかったのかもと想像しています。そちら側もちょっと行ってみたかった気もしています。
歴史や建造物の説明など、ほとんど前知識がなかった事を教えていただいて大変ためになりました。本当にありがとうございます。明日も楽しみにしています。」

以上の感想を返信したので、ここにも貼っておきますね。とても心強いヘルプに感動しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?