アートと生きた、女性の戦士たち。ミラノ編 n.1。 フェルナンダ・ヴィットゲンス。
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順風満帆のフェルナンダフェルナンダ・ヴィットゲンス。1903年4月生まれ。父親がオーストリアの血を、母親がハンガリーの血を引いているので、ヴィットゲンスという姓を持つが、フェルナンダは、生粋のミラノ人である。
父親アドルフォはミラノの名門パリーニ高等学校で文学と哲学の教授をしている。7人の子供に恵まれたヴィットゲンス家では、週末になると家族全員で、ミラノの美術館巡りを楽しんでいた。
本物の素晴らしい作品を毎週のように鑑賞していた幼い頃の体験が、フェルナンダの