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エノガストロノミア&アトリエ

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『フード&デザイン』をテーマに、アトリエや工房を見学しつつ、「ワインを飲みながら、食事も楽しみましょう!」という、あちらも、こちらも、どちらも楽しそうなイベントの、まとめです。
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イタリアの、田舎風ラーメンに出会う。 *エノガストロノミア&アトリエ n.1*

Enogastronomia [エノガストロノミア]。ここ数年、イタリアで頻繁に耳にする言葉。 エノは、Enologia [エノロジア]。ワイン醸造学を指すけど、この場合は、シンプルに「ワイン」。 Gastronomia [ガストロノミア]は、美食、食道楽、郷土料理の意味。 この二つの言葉を掛け合わせた「エノ+ガストロノミア」。 なんて魅惑的。人を幸せにする魔法の言葉。 最近では、使われ過ぎていて、ああ、またか。なんて感じることもあるけど、一応反応せずにはいられない

匠が集い、匠を知る、スクオーラ・ディフーザ 。 *エノガストロノミア&アトリエ n.2*

『フード&デザイン』をテーマに、アトリエや工房を見学しつつ、「ワインを飲みながら、食事も楽しみましょう!」というイベント。 今回は工房を訪れます。 イタリアの、田舎風ラーメンに出会う。 *エノガストロノミア&アトリエ n.1* ちょっと時刻に遅れちゃった。待ち合わせの表示があいまいで、どこ?どこ?と見渡していると、人の声が聞こえてくるので、足早に向かうと、やっぱりそこだった。 みなさーん。ようこそ! いまから工房見学へ行きますよー! レオナルド、よろしくね。 レオナ

自然と共存する、銅版職人。*エノガストロノミア&アトリエ n.3*

『フード&デザイン』をテーマに、アトリエや工房を見学しつつ、「ワインを飲みながら、食事も楽しみましょう!」という、あちらも、こちらも、どちらも楽しそうなイベント。 前回までのお話しはこちらです。 イタリアの、田舎風ラーメンに出会う。 *エノガストロノミア&アトリエ n.1* 匠が集い、匠を知る、スクオーラ・ディフーザ 。 エノガストロノミア&アトリエ n.2 3回目は、銅板版画職人を訪れます。 スクオーラ・ディフーザでの実演ムジェッロの職人達が参加する、スクオーラ・

熱き革細工師が語る、イタリアのモノづくり。そして育成。エノガストロノミア&アトリエ n.4*

『フード&デザイン』をテーマに、アトリエや工房を見学しつつ、「ワインを飲みながら、食事も楽しみましょう!」という、あちらも、こちらも、どちらも楽しそうなイベント。 前回までのお話しはこちらです。 イタリアの、田舎風ラーメンに出会う。 *エノガストロノミア&アトリエ n.1* 匠が集い、匠を知る、スクオーラ・ディフーザ 。 エノガストロノミア&アトリエ n.2 自然と共存する、銅版職人。エノガストロノミア&アトリエ n.3 4回目は、革職人を訪れます。 情熱 Pas

緑の中に村が点在する、トスカーナの田舎。その1 [小さな村とナイフ職人] 。*エノガストロノミア&アトリエ n.5*

『フード&デザイン』をテーマに、アトリエや工房を見学しつつ、「ワインを飲みながら、食事も楽しみましょう!」という、あちらも、こちらも、どちらも楽しそうなイベント。 前回までのお話しはこちらです。 イタリアの、田舎風ラーメンに出会う。 *エノガストロノミア&アトリエ n.1* 匠が集い、匠を知る、スクオーラ・ディフーザ 。 エノガストロノミア&アトリエ n.2 自然と共存する、銅版職人。エノガストロノミア&アトリエ n.3 熱き革細工師が語る、イタリアのモノづくり。そ

緑の中に村が点在する、トスカーナの田舎。その2。 *エノガストロノミア&アトリエ n.6*

『フード&デザイン』をテーマに、アトリエや工房を見学しつつ、「ワインを飲みながら、食事も楽しみましょう!」という、あちらも、こちらも、どちらも楽しそうなイベント。 イタリアの、田舎風ラーメンに出会う。 *エノガストロノミア&アトリエ n.1* 匠が集い、匠を知る、スクオーラ・ディフーザ 。 エノガストロノミア&アトリエ n.2 自然と共存する、銅版職人。エノガストロノミア&アトリエ n.3 熱き革細工師が語る、イタリアのモノづくり。そして育成。エノガストロノミア&アト

緑の中に村が点在する、トスカーナの田舎。その3。 *エノガストロノミア&アトリエ n.7*

『フード&デザイン』をテーマに、アトリエや工房を見学しつつ、「ワインを飲みながら、食事も楽しみましょう!」という、あちらも、こちらも、どちらも楽しそうなイベント。 イタリアの、田舎風ラーメンに出会う。 *エノガストロノミア&アトリエ n.1* 匠が集い、匠を知る、スクオーラ・ディフーザ 。 エノガストロノミア&アトリエ n.2 自然と共存する、銅版職人。エノガストロノミア&アトリエ n.3 熱き革細工師が語る、イタリアのモノづくり。そして育成。エノガストロノミア&アト

工房の中庭の試食会で、出会った物語。 フィレンツェ編 *エノガストロノミア&アトリエ n.8*

『フード&デザイン』をテーマに、アトリエや工房を見学しつつ、「ワインを飲みながら、食事も楽しみましょう!」という、あちらも、こちらも、どちらも楽しそうなイベント。 前回までは、トスカーナ州北部に位置するムジェッロ地方を案内してきましたが、今回はフィレンツェに戻ってきての参加です。 ムジェッロ風ラーメンの印象が強いイベントですが、こちらでは、どんな出会いが待ち受けているでしょう。 たかがパン。されどパン。パンの試食。たかがパン。されどパン。30年間も生き続けている天然酵母

光と色の魔術師、ステンドグラス職人-その1 *エノガストロノミア&アトリエ n.9*

『フード&デザイン』をテーマに、アトリエや工房を見学しつつ、「ワインを飲みながら、食事も楽しみましょう!」という、あちらも、こちらも、どちらも楽しそうなイベント。 トスカーナ州北部に位置するムジェッロ地方をあとにし、第二部はフィレンツェ編。前回は「エノ=飲んで」「ガストロノミア=食べて」お腹を満たしましたが、今回はアトリエ編。工房へお伺いします。 フィレンツェのサンマルコ修道院にこの作品を残した、僧でありアーティストでもあった、ベアトアンジェリコ。天使に祝福された僧。彼の

光と色の魔術師、ステンドグラス職人-その2 *エノガストロノミア&アトリエ n.10*

ポッローニ工房の歴史当時のフィレンツェでの、ステンドグラス工房の位置付けは、修復専門。注文を依頼されたとしても、宗教関係の製作。 ポッローニ工房の創設者、グイド・ポッローニは、そんな狭いカテゴリーから飛び出し、建築家やインテリアデザイナーと組み、ステンドグラスのイメージを、ひとつのアートとして再構築した貴重な人物です。 これは推測ですが、同時期に活躍していたティファニー社創業者の息子で、ガラス工芸家でもある、ルイス・カムフォート・ティファニーからも、影響を受けたのかもしれ

光と色の魔術師、ステンドグラス職人-その3 *エノガストロノミア&アトリエ n.11*

ポッローニ工房続編です。 今回は、いきなり、本題に入ります。 (今回は約4000文字と長文です) フィレンツェ大聖堂(ドゥオーモ)フィレンツェの花の聖母大聖堂。通称ドゥーモ。見飽きることのない美しさ。正面には、大きなバラ窓が3つ。 バラ窓を教会の中から見ると、ステンドグラスの絵が、日の光を受けて、輝いています。 ステンドグラスは正面だけじゃなく、丸屋根のクーポラ部分にもあります。クーポラの下にある丸いもの。 教会の中から、クーポラを仰ぎ見ると、こんな感じ。 さらっ

再生

光と色の魔術師、ステンドグラス職人。番外編。

本当にごく一部ですが、工房で作業をする、職人さんを写しています。文字だけでなく、その空気感も感じで頂けると、嬉しいです。