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モノづくりインタビュー

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なぜイタリアのモノづくりは、色っぽくて魅力的? 彼らの美意識が生み出すものとは? そこから生み出される、ホンモノの力とは? 考えてもわからないことは、本人たちに聞いてみよう! …
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#エッセンシャルオイル

香りの工房。n.5*香りのことば*

香りの工房、5回目です。4回目までは、マリア・レティツイアさんからお話しを伺い、精油の世界を案内して頂きました。今回は、ご好意で実際に精油を試した体験と、精油や植物に潜む、香りのことばをご案内します。 前回までのシリーズは、本投稿の一番最後に案内していますので、ぜひお立ち寄りください。 精油の体験テーブルに並べられた精油。小皿に落とされた精油の香りが、逆さにされたカクテルグラスに閉じ込められています。 よくみると、三角形の形に並んでいますが、ちゃんと意味があるんです。

香りの工房。n.4*香りの治療師*

香りの工房のつづきです。マリア・レティツイアさんが、どのように香りに近づくようになったのか、過去から現在、そして未来へと続くお話を伺います。今回は後半です。 前回までのシリーズは、本投稿の一番最後に案内していますので、ぜひお立ち寄りください。 前半ではマリア・レティツイアさんが香りの工房を開くまでの経緯を伺いました。後半では、わたしの質問集からお聞きします。まずは軽めに、個人的に気になっている質問から。 動物にとって、香りははよくないと聞いたことがあります。天然の精油な

香りの工房。n.3*香りの治療師*

香りの工房のつづきです。マリア・レティツイアさんが、どのように香りに近づくようになったのか、過去から現在、そして未来へと続くお話を伺います。今回は前半です。 前回までは、こちらからご覧ください。 もとから、香りの世界に携わっていたのでしょうか。いいえ。わたしは30年間、フィレンツェで建築家をしていました。 まったく違う世界で活躍されていたんですね。 どうして転身されたのでしょう。ストレス等の要因があってお辞めになったのでしょうか? いいえ。 建築の仕事が大好きで、

香りの工房。n.2*精油のちから*

香りの工房のつづきです。前回は、こちらからご覧ください。今回は精油の持つパワーについてお話しを伺います。 わたしたちの嗅覚は、内在する心の声、心の調子(波動)、身体が求めている香りの記憶などにより変化します。 波動とは?精油は、生きた植物から抽出します。化学物質の調合ではありません。ですので、精油は、生きた物質なんです。 そして、この生きた物質は、植物の波動を伝えます。さらに、精油は生きた植物の物質を凝縮したものなので、波動がとても高いんです。 100キロの植物から、

香りの工房。n.1*精油との出会い*

例えば、アロマセラピストのもとへ行ったとするでしょう。あなたは症状を説明して、セラピストはあなたにあった精油を処方します。 一方、香りのセラピストは、あなたに処方するのではなく、あなた自身が、あなたの嗅覚をもって自分自身で選びます。 セルフセラピー(自己治癒)と言い換えることも、できるでしょう。 ここは、中心街の一角。アパートの呼び鈴を押して、アトリエにお邪魔します。 コロナで動きが取れないときに、フィレンツェ中小企業促進協会の、職人工房見学に参加して出会った工房です