見出し画像

特にオールドレンズマニアではありませんが

フルサイズミラーレス一眼を使うようになってオールドレンズで撮ることが出来るようになったのは私のようなフィルム世代の人間にとってこの上なく有難いことではあるが、巷ではオールドレンズブームの様で、レンズ沼にハマるマニア続出のようだが、別にマニアでもない私からみると、わざわざフレアやゴースト入れるためにロシア製のレンズ買うか?ブームに見られる謎の現象が起こっているらしい。

チープなノスタルジーが嫌いな私がオールドレンズを使うわけは、安価で写りが良いから!それ以外に理由は無い。
当然だが最近のレンズは驚く程よく写る!当然メインは新しいレンズを使っている。が、最近の高性能レンズの価格、サイズ、重さはいただけない!ミラーレスになってボディは小型軽量化する中レンズばかりが何故巨大化するのか?高解像度高画質なボディに見合う画質をレンズに求めるとこうなるのは必然と言えるが。
そこでオールドレンズの登場となる。私の好きなレンズは、解放からシャープ、高画質、色彩再現性が良くコンパクトでリーズナブル。当然マニュアルフォーカスではあるが、AFレンズでも結局ほぼDMFで撮る私にはたいした問題ではない。

NikonのAI-SではないAIや非AIレンズ、CanonのFDレンズ等は驚く程安値で取引されている。特に私のお気に入りはYashica MLレンズだ。今は無きContaxのレンズをCarl Zeissからの技術提供を受け製造していた富岡光学製レンズだ。実際にContaxのT*50mm1.7とMLの50mm1.7を撮り比べても、どちらのレンズで撮ったか分からなくなる事が多々あった。風評ではMLの方が若干逆光に弱いと言われているが、私の場合全く遜色は無い。古い物だし、中古品なので個体差に依るものかもしれないが、価格にしてMLはZeissの半額以下!当然見た目はZeissの方が高級感ありますが、実用的にはフィルター径が52mmのMLの方がNikonの多くのレンズとフィルターを共有出来るので有難い。

私の場合オールドレンズは優れた実用品なのです。色カブリや妙なソフトフォーカス、不自然なフレアやゴーストに興味の無い私には、マニアに人気の高価なレンズよりも実用に優れコスパの良いこれらオールドレンズ存在は福音と言える。が、実用品であるが故に、雑に使われたり保管されていたものが多く、コンディションをちゃんとチェック出来ないと、とんでもない玉を掴まされる事もあるので油断は出来なが、探せばまだまだ掘り出し物があるのでそこもまた楽しみと言えなくもない。

作例はいずれも散歩がてら撮ったものだが色乗りの良さや解像度の高さは最新のレンズに劣らない。
Yashica ML 50mm F1.7(上)とMicro Nikkor 55mm F3.5(下)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?