“読も” 2022年7月度 第15回|Motor Pool Side
アートハウスにはたぶん17才くらいから遊びに行ってたと思います。
ベースをやり始めた頃スラップのうまい先輩のライブを見に行ったのが確か最初。
その頃は激しい曲だけが好きなティーンで、めちゃくちゃダサいハードロックファンク少年だった、
思い出すだけでちょっと恥ずかしいような尖ってた頃から。
バンドなんてしてなくて、アルカラのことも知らなくて、学校の課題に追われ続けた頃から。
学校を卒業して、アルバイトしながらモーターをやり始めた不安だらけの頃も、バンドが楽しくなってきて、どんどんライブがしたくなった20代前半の頃も
失恋などして傷心すぎた20代半ばの頃も、人間関係に悩んで死にかけになったコロナ禍の時も、そして今も。
そばにいてくれたのはアートハウスのみんなだったなあと。
29歳になった今もずっと神戸にいて、17歳の頃よりたくさんの友達が出来たのもたぶんアートハウスおかげです。たぶん。
人付き合いの苦手なただの片桐はいりを
美味しく味付けしてくれたり、綾野剛と褒めてくれたり、モーターを好きになってくれたり、
僕もアートハウスのみんなの音楽が大好きでした。
パドマに名前が変わってからも、きっと大好きなみんなのそばに居れるなと。
アートハウスの匂いを嗅ぐことはできないだろうけど、
暗めの紅色を見たときに底の抜けた階段や、落書きだらけの楽屋の風景を思い出したりするんだろうなと。
なんとなく故郷の学校が廃校になった時ってたぶんこんな感じなんだろうなと思いました。
やっぱり寂しいな、
みんなパドマでもずっとそばに居てくださいね。
これからもよろしくお願いします。
Motor Pool Side はっちゃけ
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