“読も” 2022年6月度 第26回|ホロ
石木政臣です。
ホロというバンドのボーカルです。
東急ハンズでアコースティックギターを買ったものの、自分の弾くギターの音が、マリリンマンソンみたいに歪んでいない事に疑問を持っていた、中学3年のギター少年時代。
fathers and a little chairという、学校の先輩がベースを弾いているバンドが出るライブ(神戸革命というイベント)に誘われ、人生で初めてライブハウスへ行くことに。
道に迷い気付けば、だいぶ北の異人館あたりまで行ってしまったりなんかしながら、神戸ARTHOUSEというライブハウスへ。
『なんて危険そうな場所なんや』
タバコに酒に爆音。学生服でビビり倒す。
そこで『LINE法度』というバンドが演奏を始める。
ひょうたんみたいな形のギターを掻き鳴らしながら、ハモリの時に目がキラキラしててカッコ良過ぎる『爲川裕也』という漢に出会う。
そして
『アートハウスで、カッコいいバンドでライブをする』
が、いつのまにか少年の人生の目標に。
カッコいい音楽を研究したり、友達と音楽で遊び倒したりしながら時は過ぎて18歳。
人生で初めて『ホロ』というバンドを組み、夢が叶う。
アートハウスが少年の僕にくれた夢、
あの時、アートハウスに行った事から始まった
ホロというバンドとして夢の続きにいる今。
素晴らしい人生をくれて、いつも感謝しています。
7月。
最後にアートハウスに出させて貰う日は、
アートハウスの憧れの人達として見ていた先輩たちと、一緒に演奏出来る事になりました。
夢みたいな最後のアートハウスの締め括りです。
少年石木に『お前の夢の続き、最高になってるぞ』って自慢したいぐらいです。
あの日の夢見たステージに立って、一生懸命歌いたいと思います。
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