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喜びも悲しびも みんな生きたい

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口には出せなかったけれど  心が折れそうな危うさの中で 私たちは 同じ風景を眺めた 青い海を見ているの?  白いカモメを眺めているの?  あの日 ここに私たちがいた  そのこと…
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#生きる

青く滲む 「しみ」に極楽浄土を見た

左右対称のインクの「《し》沁み」を応用した心理テストがある。 図版が何に見えるか、何を想像するか 、表現した内容を分析することで、人の思考過程やその病理を解釈する人格テストである。 実は昔、そのテストを私は受けた。 大学生の時であった。心理学専攻の院生が修士論文や博士論文を執筆するために行う実験の被検者として。 実験に協力すると自身の履修科目の出席日数にポイントが還元される。催眠療法のそれになったこともあった。 今思えば、モラトリアムで不真面目な学生だった(と思う)

いつの日か、きっとまためぐり逢える。

大切な「人」、大切な「もの」たちとの別れは 私たちに深い哀しみを与えます。 ひとりぼっちでいることが こんなに辛くて寂しいものであるとは思いもしなかった。 「残されたものはもう何もないんだ」と、 膝を抱えてうずくまっていた私に 君の懐かしい声が聞こえてきたんだ。                    「懐かしいことば・眩しい光」 「いつの日か、きっとまためぐり逢える」 君が教えてくれた 君からのギフト。                          道