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[南イタリア周遊記vol.6]

レッジョ ディ カラブリアから電車でシチリアに向かいます。
昔テレビで見た電車がフェリーに乗り込んで行くのも体験出来てご満悦です。

メッシーナ海峡ってどこか親しみがあるなぁ思ってフェリーから眺めてたんですが、明石海峡ですね。


電車でそのままタオルミーナまで行きます。
タオルミーナはシチリアでも有名な観光地で映画のグランブルーの舞台になった場所です。
ここにも青の洞窟があります。

ビーチ沖にある島に青の洞窟があるのですが、
メンテナンス中で閉鎖中でした。
なんですかそれメンテナンスって、

カプリ島の青の洞窟でも欠航や入場制限で2度振られているんですよ。

仕様がないので、丘の上にあるタオルミーナの街で食事をして、次の目的地のカターニャに向かいました。

カターニャの郊外のアグリトゥーリズモオーナーが迎えに来てくれています。

車に乗るや否や、

「なんで来たんだ!」

えっ?

「うちは何にも無いぞ、なのになんで来たんだ。」

アグリトゥーリズモ迄延々と
来た事を責められ続けました。

流石に腹が立ってたのですが、
奥さんが僕をなだめるので、

エトナ山の火山灰が積もった車の窓に大きな字で
アホって書いてやりました。

ここは、ブラッドオレンジとベルガモットを生産している農家でした。

前回と駄々かぶりです。

もう、ブラッドオレンジとベルガモットは当分要りません。

それにここからカターニャの街までバスを乗り継いで2時間ぐらいかかります。

本当に何しに来たんでしょう。

それでもオーナーの奥さんがシチリア料理を教えてくれると言うので楽しみにしていると、

シチリア料理の本を読み始めました。
料理がはじまることもなく
延々それが続きそうだったので、

僕は奥さん(マダムノリ)に、
じゃあ散歩行ってくるねー。料理の勉強頑張ってね!
と言って離脱しました。

散歩してもブラッドオレンジとベルガモットにか無いので、農園の外を歩いていると、

おばちゃん達が葉っぱについた何かを一生懸命取っています。

何かなぁと思ってみていると
カタツムリを採っていました。

面白そうだったので僕も採って、持って帰りました。

おばちゃん達から食べ方を教えてもらったので実践してみます。

先ずはカタツムリと小麦粉を容器の中に入れます。
カタツムリが白い糞をしたら食べ時です。

ハーブとイチジクの葉と塩を入れたお湯で
3時間ボイルします。
カタツムリは毒キノコも食べるので、
イチジクの葉を入れると中和されるそうです。
にわかに信じがたいですが。。。

オリーブオイルとニンニク、パセリでソテー。

今までエスカルゴって脚の部分しか食べたことが無かったのですが、ツブ貝やサザエみたいに殻からプリッと剥いて食べたのは初めてでした。

昔から重要なタンパク源として食べられてききたカタツムリを捕獲から料理できたのは楽しかったですね。

これだけでもここに来た意味はありました。

カターニャの街は楽しかったし、良しとしましょう。

次の目的地サルデーニャへ飛行機で向かいます。

次回 サルデーニャ カリアリ

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