見出し画像

7月4日(日)関西サッカーリーグ 第8節 VS 関大FC2008

2021 Match Report #12
大  会:関西サッカーリーグ第8週 vs 関大FC2008
試合結果:2-0

後期開幕戦勝利で首位キープ。
前期の結果は、これ以降の成績を約束してくれるものではない。そう自分達を戒めてこの一戦に臨みました。
試合会場の橋本市運動公園ではあまり良いゲームができておらず、少し苦手意識がありました。勝利して首位をキープするのはもちろん、その苦手意識を払拭したい思いがありました。
しかし、ホームゲームとはいえ、非常に緊張感のある条件が整っていました。
私たちの試合の前には別のゲームが組まれており、ピッチは荒れた状態。天候は曇りではありましたが、気温は30度を超え、湿度も高い。さらに相手チームは大学生なので、終盤までに得点を奪えなければ、体力的に苦しむだろうと考えていました。
予想通り、難しいゲームになりましたが、サポーターの皆様の応援が後押しになり、選手たちは本当にタフに戦ってくれ、無失点勝利で3連勝。無事に首位をキープしました。


《前半》
関大FC2008(以下、関大)はテクニックとコンビネーションに優れたチーム。
フォーメーションは両チームとも4-4-2。序盤はこちらの縦への意識が弱く、何度か中央でボールを失ってしまいます。関大の左サイドの選手は技術があり、何度か危険な場面をつくられましたが、ゴールは許さず。徐々にこちらがボールを保持し、ゲームを落ち着かせていきます。
ビルドアップ時には、相手が中央を非常にコンパクトに守っていたので、サイドのスペースが空いていました。SBがピッチの幅を取り、ボールを受け、そこから縦のスペースを突き、クロスボールでゴールを狙う場面が多く出始めました。
対する関大は、ビルドアップ時にGKが高い位置まで上がり、組み立てに参加。それによってこちらが数的不利な状況を作り出されてしまいます。
嫌な状況ではありますが、しかし、その状況でも我々は「ボールを奪う」能力は非常に高いものを見せることができました。
プレシーズン段階から、練習では1人で相手選手2人を見ることや、自分のマークとスペースを守る守備を徹底してきました。この試合は、その守備が非常に洗練されていた試合と言っていいでしょう。選手個々の守備意識と、11人のコミュニケーションが素晴らしく、ボールを奪うイメージを全員で共有できていたと感じています。
30分。先制ゴールは、まさにその守備の連動からボールを奪い、縦に素早い攻撃から生まれました。
白が奪ったボールを堀野へ。堀野が素早くターンし、サイドを突破。中央に走り込んだ加藤にボールを送りこれを押し込み先制。ボール奪取から非常にスピーディな攻撃でした。
その後もサイドからチャンスをうかがいますが、追加点はならず。1-0で試合を折り返します。


《後半》
ハーフタイムは相手がかなりコンパクトに中央を固め、さらにDFラインが高いので、CB白からのロングボールを続けていくこと。
守備は今の所素晴らしいが、体力的にきつい時間にコミュニケーションが途切れると絶対にやられる。守備時の背後からの声は絶対に切らさずにやろう、と継続を強調しました。
後半開始。この日はやはり荒れたピッチの影響もあってか、ビルドアップ時にボールがうまくコントロールできず、前線の動き出しと後方のパス出しのタイミングが合わないシーンが多くありました。うまく相手を揺さぶっても、SBがボールを受けた時にファーストタッチがうまく決まらず、前線へボールを送るテンポが遅れ、相手の守備が整ってしまうのでもったいない場面が続いていました。後半17分、左SB奥津のボールコントロールがうまく決まり、良いテンポでボールを前線へ、髙橋(俊)がペナルティエリア内へ侵入し、中央の大北へ。一度はGKに防がれますが、こぼれ球を髙橋(俊)が押し込み、追加点を挙げます。これでぐっと試合が楽になりました。
関大も交替カードを切り、前線に強力な選手が入ってきますが、CB髙橋(寛)・白が自由にさせず、相手に流れを渡しません。相手のビルドアップや、荒れたピッチには苦しみ、難しい時間もありました。
終盤は交代で前線に入った選手とDF達との守備面でのフィーリングが合わず、チャンスを作られてしまうシーンもありましたが、ピッチ内ではポジティブな声もあり、最後はGK桑水流を中心とした守備も堅く、無失点で試合終了。
リーグ3連勝で首位をキープしました。さらに無失点の試合も6つ目。とても良い守備ができていると感じています。

今季失点が少ない理由のひとつに、前述した個々の守備能力の高さが挙げられます。
ボール保持者に対する厳しさはもちろんですが、1人で2〜3人をマークし、さらに自分の背後のスペースも埋めるという作業が常に行われています。それが90分を通して行えるので、相手にそこまでチャンスを与えることがない。さらに、ピンチの場面でもDFとGKの連携が素晴らしく最後の最後でゴールを許しません。全員がハードワークでき、素晴らしい一体感が生まれています。

次戦はおこしやす京都AC。今シーズンは90分の試合では二度のドロー。
かなりの強敵ですが、関西のチャンピオンになるために、倒さないといけない相手です。
チームは準備万端です。対戦がとても楽しみです。
これからの夏場の試合では、選手たちには相当なタフさが求められます。
まだまだ厳しい試合、状況を迎えることが多いと思いますが、今回のようにサポーターの皆さんの応援が我々の背中を押してくれます。
アルテリーヴォが関西チャンピオンになるために、次のゲームも一緒に戦いましょう。
今回も応援ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?