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8月28日(土)関西サッカーリーグ VS AS.Laranja kyoto

2021 Match Report #16
大  会: 関西サッカーリーグ第11週 vs ASラランジャ京都
試合結果:2-1

劇的アディショナルタイムの決勝弾で2連勝
5位のASラランジャ京都(以下、ラランジャ)との一戦。こちらとしては首位に食らいついていくために何がなんでも落とせない試合です。前半から決定機を何度もつくるも決めきれず、苦しい展開の中、後半に先制。その後同点に追いつかれるも、アディショナルタイムの得点で勝利。最後まで諦めずに勝利を信じた精神力が良い結果に繋がりました。

【前半】
ラランジャのフォーメーションは4-4-2。こちらのビルドアップに対してハイプレスでボールを奪いに来ました。しかし、4-4-2のプレスを攻略するポジショニングは以前から徹底できているので、いつも通り左サイドを中心にプレスをかいくぐり、何度もチャンスを作り出します。
試合が進むにつれ、ラランジャは前線からボールを奪いに来ることが無くなり、ミドルゾーンでブロックを作りはじめます。そこで、中盤でボールを食いつかせ、相手DFラインの背後を狙っていきますが、ラランジャのGKはスタートポジションが非常に高く、背後のボールもギリギリでクリアされる場面が続きます。
サイド突破やショートカウンターで多くの決定機を作りますが、ゴールは奪えず。もう一歩で均衡を破れる手応えを感じたまま、前半が終了します。

【後半】
前半はほとんどの時間帯でボールを保持しながらも、決定機を決めることができませんした。前半のようにプレーを続けていくことが重要でしたが、続けるのが難しくなる要素がいくつもありました。和歌山とは異なる高い湿度、深い芝。

後半開始。ラランジャは前半序盤とは異なり、こちらのビルドアップに対してプレスをかけて来ず、ミドルゾーンでブロックを作って待ち構えていました。中央を固く守っているので、前半ほどはライン間にスペースがなく、中央にボールを通すことが困難に。そこで、SBを起点に、相手陣内の深くへボールを運び、もう少し相手を押し込むよう指示しました。
シュートまで持っていくことは前半よりも減りましたが、相手陣内に多くの選手を送り込めるようになっていったので、ボールを失っても即時奪回に成功し、徐々に相手を苦しめられているとうい感覚がありました。
その即時奪回からの攻撃。後半36分に中盤で前向きにボールを奪った宇都木が加藤とパス交換でペナルティエリア付近に入り、狙いすましたミドルシュートで先制します。
ようやくゴールを奪うことに成功しましたが、42分にオウンゴールで同点に。その後は少しナーバスになり、ミスが増え始めます。しかしアディショナルタイムが8分あったので、落ち着きを取り戻すことができ、もう一度冷静に攻撃をすることができました。
攻守ともに慌てず、冷静にチャンスを伺っていた試合終了間際。加藤のインターセプトからスピードに乗った攻撃で相手陣内に侵入。加藤からのパスを受けた中西がドリブルでペナルティエリア内に侵入し、決勝ゴールを挙げます。自陣からの長いスプリントからのドリブルシュートは非常に難しいものでしたが、冷静に決めてくれました。
その1分後にホイッスルが鳴り、試合終了。

このゲームを経て、チームはさらに強くなったように感じます。
終盤に追いつかれる試合は今までも経験していましたが、そこから冷静さを保ち、決勝点をつかみ取れたことは初めて。この経験はチームとして大きな自信になるはずです。

次戦はホームでレイジェンド滋賀と対戦します。前期の試合では1-0で勝利しましたが、本当に苦しい試合でした。勝利以外の結果ではリーグ優勝が絶望的になるので、必ず勝利でホーム最終戦を飾りたいと思います。

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