マガジンのカバー画像

材料力学の強化書(First Contents Note)

54
自分が学生時代に主に専攻していた材料力学に関する連載記事です。当時は電子書籍化を目論んで書いていましたが、現在は保留にしています。 材料力学は大学の機械工学系の過程で必ず学習す… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

【#00】材料力学の強化書 〜まえがき〜

#本記事は2021 .12.28の記事の更新版です# 写真はとある展望台から見た東京の風景です。所々…

【#01】材料力学の強化書 〜連続体の定義について〜

#本記事は2022 .1.5の記事の更新版です# 今回のトップは夜の東京駅。長い歴史のある駅で、建…

【#02】材料力学の強化書 〜静力学的なつり合い条件〜

今回のトップはJR御茶ノ水駅に掛かる聖橋です。 橋の設計というのは、材料力学で重要な成果の…

【#03】材料力学の強化書 〜変形の5形態について〜

昨日は久々に東京ディズニーランドに行きました。いつ見てもシンデレラ城は立派な佇まいをして…

【#04】材料力学の強化書 〜材料力学で利用する微分積分の復習〜

前回と同じくディズニーランドの城の写真です。今回は何かと話題になりました「美女と野獣」か…

【#05】材料力学の強化書 〜応力とひずみの定義について〜

今回のトップ画像は、福岡県大川市にある昇開橋のライトアップです。 複数の棒状の部材を互い…

【#06】材料力学の強化書 〜弾性変形とフックの法則〜

今回のトップ画像は福島県大沼郡金山町にある、本名ダムの堤頂を抜ける国道(トラス橋構造)です。水門と一体となった近代的な構造物と言えます。 さて、材料力学の話に戻りましょう。 前回から材料力学の本格的な話に入りました。まずは材料力学で基本となる、応力とひずみの定義を見ていきました。 今回は応力とひずみを関連づける「フックの法則」について説明します。まずは一様な棒を持ち出して、定義などを見ていきましょう。 応力とひずみの関係式下記の図に示すように、ばねに手で力を加えて変形

【#07】材料力学の強化書 〜複雑な条件下の変形の計算〜

今回のトップ写真は新潟県燕市(燕三条)にある木造建築です。燕市はドラマ「下町ロケット」の…

【#08】材料力学の強化書 〜不静定問題を変形条件から解く〜

今回のトップ画像は、オーストラリアのメルボルンにある州立図書館の写真を拝借しました。大量…

【#09】材料力学の強化書 〜熱応力について〜

今回のトップ画像は、みなとみらいにある横浜美術館です。夜景に応じて柱が光を出していて綺麗…

【#10】材料力学の強化書 〜トラス構造について〜

今回のトップ画像は旧神岡鉄道の廃線跡。富山県富山市の猪谷駅から岐阜県飛騨市の奥飛騨温泉口…

【#11】材料力学の強化書 〜材料力学で扱う単位系〜

今回のトップ画像は高知城です。昔は「材料力学」という学問などは存在しませんでした。そんな…

【#12】材料力学の強化書 〜応力ーひずみ線図を理解する〜

今回のトップ画像はベルギーの首都のブリュッセルにある教会です。数百年という長い歴史を誇り…

【#13】材料力学の強化書 〜塑性変形の概要(1)〜

今回のトップ画像は前回と同じくベルギーのブリュッセルにある、EU本部の建物と旗です。たしか数年前にイギリスがEUから離脱して、大きなニュースになりましたね。 EU本部がブリュッセルにある理由は、主要となるゲルマン民族とラテン民族の共通の接点となる場所のひとつがブリュッセルだからだそうです。 さて、材料力学の話に戻りましょう。 前回は物体(材料)の基本的な力学特性を表す手段として、応力ーひずみ線図について説明しました。 今回は弾性変形の領域から一歩出まして、塑性変形につ