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王家である「ハプスブルク家」のコレクションとその家臣である「リヒテンシュタイン家」のコレクションを同時に見られる大チャンスが2019年のこの秋に到来しています👑国立西洋美術館の『ハプスブルク展』とBunkamuraザ・ミュージアムの『リヒテンシュタイン展』を合わせて訪れるのがとてもおすすめ(^^♪

『リヒテンシュタイン展』のコレクションがコンパクトでアットホームなのに対して、『ハプスブルク展』のコレクションは威厳のある大作揃い☆権力の違いがコレクションできる作品の違いに現れることが、同時期に見る事で初めてクッキリと浮き彫りになりました!

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ベラスケスなど、当代トップのアーティストを抱えて傑作の制作に全力をそそぐ環境を整えられたのも王家ならでは(#^^#) メイン作品の1枚、《青いドレスの王女マルガリータ・テレサ》からは、プリンセスオーラを強力に浴びせられました!

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そして今日は突然、王女マルガリータの顔が、父フェリペ4世に凄く似ていることに気が付いてびっくり(@_@) 近くに飾ってあったからかな?

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日常でも、ずっと見ていたのに気づかなかったことが、突然意識に上ることが起こっているのかもしれない!と不思議な発見をした日となりました。こんなアートの力ってものもあるのですね☆

そして、サプライズあり!⚡《青いドレスの王女マルガリータ・テレサ》の『緑』バージョンもあった😱❕

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緑バージョンは、ベラスケスの娘婿マーソ が模写した絵!長い事ベラスケスの作品と思われていたとのことで、色以外は瓜二つです。でも、やっぱり紅潮した顔の生気や布の質感まではうつしきれてないかな~。。。なんて、上から目線(;^_^Aいずれにしても、青と緑の「マルガリータ」が並んでいる様子もまた贅沢空間です。

いろいろと大変な歴史に翻弄された「マルガリータ」さんですが、私が言いたいのはこの一言『このドレスを着させてくれ~!👗』💛

【展覧会情報】国立西洋美術館『ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史』☆2019年10月19日(土)~ 2020年1月26日(日)☆

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そして、次は家臣リヒテンシュタイン家の展覧会情報。家臣といってもすごいのですよ! 世界で唯一、侯爵家(君主)の家名が国名となっているという時点で浮世離れしたアートパラダイスの香り芬々のリヒテンシュタイン🏰侯爵家秘蔵の絵画や陶磁器を、まるでお城に招かれたような気分で鑑賞できます👑

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 スイスとオーストリアにはさまれた小国なのですから、激動の歴史を歩んできたはずですが、ルーベンス、ヤン・ブリューゲル(父)、クラーナハ(父)の油彩画、貴族の趣向満点のウィーン窯を中心とする優美な陶磁器など奇跡のコレクションが麗しく守られています!

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 歴代侯爵家の端正なお顔立ちにうっとりしつつ、通常より華やかな宗教画や神話画に出会い、西洋と東洋が融合したゴージャズな磁器空間に、時間を忘れてしまいそう(#^^#)

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 エレガントなお花の絵画と磁器が共演しているお部屋は、撮影OKエリアです📷

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 近年人気の良くしゃべる鳥「ヨウム」もしっかり描かれていたりして楽しい(^^♪

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【展覧会情報】『ヨーロッパの宝石箱リヒテンシュタイン 侯爵家の至宝展』@Bunkamuraザ・ミュージアムは、10/13(日) 13:00開館予定✨優雅なくつろぎの極み!

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