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ジム・ブロードベント Jim Broadbent さんの誕生日 (1949年5月24日) 英 俳優

ジム・ブロードベント Jim Broadbent  (1949.5.24.-) イギリスの俳優。
「アイリス」(2001年英米) でアカデミー賞助演男優賞受賞。
著名な出演作品 「ブラックアダー」(英BBCテレビ歴史コメディードラマ。第1シリーズ [1983年], 特別編 [1988年], )、「ライフ・イズ・スウィート」(1991年英映画)、「トプシー・ターヴィー」(1999年英映画。ヴェネツィア国際映画祭男優賞)、「アイリス」(2001年英米映画。アカデミー助演男優賞)、「ブリジット・ジョーンズ」シリーズ (2001年- 英米仏映画。メイン出演 [ブリジットの父役])、「ギャング・オブ・ニューヨーク」(2002年 米伊映画。政治家「ボス」役)、「ロングフォード」(2006年英 テレビミニシリーズドラマ。英アカデミー賞主演男優賞 [テレビ映画部門] 、ゴールデングローブ賞主演男優賞 [ミニシリーズ・テレビ映画部門])、"The Street" ( 2007年 英テレビシリーズ。国際エミー賞俳優賞 ) 、「ハリー・ポッター」シリーズ (英米映画。ホラス・スラグホーン先生役 [2009年, 2011年]) 


🔍📽 BBC ComedyGreatsYouTubeChannel「ブラックアダー」 第1シリーズ第4話 "The Queen of Spain's Beard" (1983年7月6日放送).  
お見合いでアダーにキスするスペイン王女 (ミリアム・マーゴリーズ演) の随行通訳を演じる。

「キスしたい」と通訳したのを、
(彼自身がアダーにキスしたいと言ったと誤解されたらしく)  アダーにパンチされ、
「ヒゲがあるとは聞いてないぞ」No one told me you had a beard
と言われる場面は、伝統的な錯誤のパターンかもしれませんが、

その「錯誤される状況」 である
「ヒゲの男性がアダーに『キスしたい』と叫んでる形」 自体に、
このシリーズ特有の含蓄深い面白みを感じます。

(「〜のような形となり」かつ「その組み合わせに独創性が有る」スタイルは、
欧米のカルチャー全般に見られる形式であり、
それが欧米的な洒脱さの元となっている、と私は考えています。)

やはりタイトルになるだけのポイントの場面であり、
ジム・ブロードベントが甲高い声で、とても目立つように話す点も、
その面白さを理解して際立たせる演技だと思いました。

動画の、黒い帽子がブラックアダー王子役のローワン・アトキンソン、その側に立つグレー三角帽の男性がボールドリック役のトニー・ロビンソン、左に立つグレーの丸い帽子がパーシー卿役のティム・マキナニー。
初めに若い女性をエスコートするのがブラックアダーの兄ハリー王太子役のロバート・イースト。
居並ぶ美女たちが見合い相手の王女と勘違いしたブラックアダー王子の前に、真の相手スペイン王女が登場 (1分58秒目) …



🔍🎥 同。 ブラックアダー王子の母ガートルード (エルスペット・グレイ演) との会話から。アダーはボールドリックを「代役」に立て、ボールドリックはパーシー卿と悲壮な別れの挨拶、パーシーは吹き出します。ジム・ブロートベント演じる通訳はどこまでも同行、というのが面白いポイント。




第2シリーズ の厳格なピューリタン、レディ・ホワイトアダー (ミリアム・マーゴリーズ演) の連れ合いロード・ホワイトアダー役 (ダニエル・ソーンダイク演) も当初はジム・ブロードベントの予定だったとのこと。


「ブラックアダー」シリーズでは特別編 "Blackadder's Chrictmas Carol" (1988年12月23日放送) にも出演 (ヴィクトリア女王 [ミリアム・マーゴリーズ演] の夫アルバート公役 ※1)。
ディケンズの「クリスマス・キャロル」を原作としつつも、こちらは真逆の展開。善良で損ばかりしている19世紀のブラックアダー (ローワン・アトキンソン演) が、悪人の方が楽しいと「改心」。
ヴィクトリア女王と夫のアルバート公がアダーの過去の善行を表彰に来ても「どうせ偽者だろう」「世間ではブヒブヒ女王と言ってるぞ」「旦那は目の前にツイタテでも置いてるのか」と、追い返してしまいます。

🔍 Oscars (アカデミー賞公式) YouTubeChannel 2002年アカデミー賞授賞式。 
助演男優賞 (「アイリス」2001年英米。主人公の夫で原作者のジョン・ベイリー役 ) 受賞場面。プレゼンターはマーシャ・ゲイ・ハーデン。「アイリス」で主演女優賞ノミネートのジュディ・デンチ (アイリス・マードック役) と助演女優賞ノミネートのケイト・ウィンスレット (若い頃のアイリス役) も同席で映ります。 


🔍 Wikipedia (英語版)「ジム・ブロードベント」
https://en.wikipedia.org/wiki/Jim_Broadbent 


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※1.
クリスマスツリーの習慣は、アルバート公の出身地ドイツ風のツリーをヴィクトリア女王が宮殿で飾ってから広く定着したとの説があります。


(22年1月更新)


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