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『ダウントン・アビー』シーズン1のまとめー今更ですが1話ずつ丁寧に見ています!

ドラマ『ダウントン・アビー』の世界に魅了されて全6シーズンを見たのが、世の中に遅れること2年ほど前のことです。

世界中でヒットしていた時はチラッと見たけど、姉妹や仲間内の嫌がらせなどだけが目について見ることが続きませんでした。自分の好きな分野イギリス・お屋敷がテーマだというのにです。

しかし見てみると、イギリスのヨークシャーにあるという架空の貴族の田舎の大邸宅(カントリーハウス)で繰り広げられるドラマは、大邸宅の貴族の生活、それを支えている使用人の仕事、当時のイギリスの歴史や文化などがうまく散りばめられていてなんと素晴らしい!!

さらに1人1人の人間が丁寧に描かれていて、それだけ取り上げるだけでもドラマが出来そうなくらい。

そして歴史と伝統が刻み込まれた邸宅と庭園がどこから見ても本当に美しい!!

2023年にロケ地となったハイクレア城についに行くことができ、ドラマの中の”ダウントン・アビー”と、現実の”ハイクレア・キャッスル”を結びつけることができました。
(ダウントン・アビーとハイクレア・キャッスルは邸宅の名前です)

イギリスのカントリー・ハウスについて書いているブログではこの『ダウントン・アビー』のあらすじ、見どころやドラマの中で登場した言葉・地名・出来事などを解説する記事を書いています。

まだシーズン2の途中までなのですが、ブログの記事をこちらのnoteでもまとめさせてもらおうと考えました。

今回の記事は、シーズン1の全7話をまとめています。

シーズン1・第1話「嵐の予感」

第1話は、1912年4月のタイタニック号が沈没したというニュースからいきなりドラマチックにスタートします。

さらに、ダウントン・アビーの現当主グランサム伯爵の相続人で、長女レディ・メアリーの婚約者パトリックが死亡という知らせも。

これは一家にとって大事件。伯爵のロバートには、3人の娘しかいないために、法律で財産が相続できないのです。男性だけに相続が限定された制度がドラマの中でずっと大きなテーマとなって続いていきます。

第2話「招かれざる客」

1912年9月、ダウントンの新相続人として指名された遠縁の弁護士マシュー・クローリーとその母イゾベルは、敷地内にあるクローリーハウスに引っ越してくるところからスタートします。

すぐに2人はダウントン・アビーでのディナーに招かれる。しかし、中流階級の親戚に一家の思いは複雑で、特に長女のレディ・メアリーはそこまで言う?というくらい嫌悪感を出します。

ディナーの席で、メアリーとマシューのバチバチの時に登場したアンドロメダとペルセウスの神話の話。この話について解説してます。

ドラマの中でサラリと語られる言葉の意味がわかっているとより楽しめます!

第3話「欲望の代償」

1913年3月。

ダウントン・アビーにブランサム子爵の跡取り息子で資産もあるイブリン・ネイピアがやってきて狩をすることになる。メアリーの祖母や母にとって、マシューがダメならネイピアが次の婿候補に!となったよう。

ネイピアは友人でオスマントルコの外交官のケマル・パヌークを連れてきていた。メアリーは一目で彼を気に入るのだけど、これが彼女を何年も悩ます出来事へとつながってします・・・

第4話「移りゆく心」

1913年5月。ダウントン・フェアというお祭りが開かれる時期です。ダウントンというのは村の地名なのです。

この回は、登場人物の心の移りゆく出来事がたくさん出てきました。

特に、グランサム伯爵家でのマシューの存在です。当初中流階級の新しい相続人として警戒していた家族も、少しづつマシューに好意を持ち始めます。グランサム伯爵は、爵位、資産を引き継ぐことを認めて、教えていこうという感じになっています。

そしてマシュー自身も、貴族の生活に染まるものかと意地を張る気持ちが軟化して、今後のことを真剣に考えるようになっていきます。

第5話「嫉妬の炎」

1913年8月、第4話ではダウントンフェアが登場しましたが、今回はダウントンフラワーショーに向けての準備が始まる様子から始まります。

トルコ大使パヌークの不審死事件についてメアリーに対するよからぬ噂がロンドンで周りはじめます。娘が結婚できなくなることを心配した伯爵夫妻は、中年のアンソニー・ストラランを婿候補にディナーに招待。

でもメアリーの彼に対する態度は酷いものでしたが、次女イーディスがストラランに接近しようとするのを見ると、彼に近づくメアリー。そんなメアリーを見てマシューは気分を害する。

そうやってメアリーは周りの人の心を逆撫でします。


第6話「通い合う想い」

1914年5月、タイトルにあるように通い合う想いでさまざまな人間関係の距離が近まる瞬間があります。

マシューとメアリー。
使用人同士のカップル、ベイツとアンナ。
伯爵の母ヴァイオレットと、伯爵夫人のコーラ。

記事では、ダウントン・アビーでのディナーの決まり事について取り上げています。

自分の家での食事なのに、毎晩が晩餐会のようなディナーなのです。男性はタキシード、女性はティアラにドレスを着用。使用人たちも正装をして給仕します。

ディナーはみんなで作り上げる一つの儀式なのだな・・・と感じます。


第7話「運命のいたずら」

シーズン1のラストエピソードです。
シーズン1の始まりは1912年春のタイタニック沈没事件。そしてラストは2年後の夏、グランサム伯爵が第一次世界大戦にイギリスが参戦・・という電報を受け取るところで終わります。

記事の中では、グランサム伯爵の妹、ロザムンドのロンドンにある邸宅をご紹介しています。ロンドンの有名なエリアにある家という設定になっていて外観はロンドンの建物が登場しますが、中はまた別のお屋敷がロケ地として使われています。ダウントンとはまた違うインテリアが楽しめます!


まとめ

今さら『ダウントン・アビー』ですか・・・と言われそうですが、ドラマの素晴らしい出来具合に感動し、1話づつ丁寧に見返してブログを書いています。

流行ものに少し距離を置くという素直じゃないところが災いして、ずいぶんと損をしたように感じます(笑)

イギリスのカントリーハウス好き、邸宅が登場する小説・ドラマ・映画がお好きな方とつながれると良いなと思い書いています。

よろしくお願いします!



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