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トラブル続きのプリマスとハイクレア城旅行【2023年イギリス鉄道の旅】

今回のイギリス滞在中、長距離や短距離など色々と電車に乗りました。
ロンドンの地下鉄やマンチェスターでのトラムなども含めるとかなりの数となります。

20年前にイギリスにいた時も日本では考えられないような鉄道事情を見て驚いたことがたくさんありました。

地下鉄全線ストップとなり、大勢の人が地上を歩いている場面に遭遇したり。ちょうど旅行で友人が遊びにきていた日と運悪く重なってしまい、一緒に歩きながらなんだか笑えてしまった日もありました。

ホームで列車を待っているとき、運転手が遅刻したために、ある電車がキャンセルになりますという構内放送を聞いたことも。

さて、今回はどんなことが起こるのかなとドキドキや不安が結構多かった。久しぶりの一人旅なのでなおさらです。

結果2度のトラブルに巻き込まれました。
突然キャンセルされた列車と、トラブルで1時間ほど遅れた列車。

1時間遅れはそれだけは大したことなかったのですが、その間ほかにも色々っと重なってしんどかった。

今日はそんなトラブルとイギリスの鉄道の話をちょっと書いてみたいと思います。

トラブル続きのプリマスとハイクレア城旅行


マンチェスターからプリマスへ 突然のキャンセル

こちらは9月ロンドンに向かった時の写真。
今回もこちらマンチェスター駅から出発です

2023年10月6日(金)
マンチェスター11時25分発  →  プリマス16時48分着
約370kmの移動

この日はマンチェスター駅からプリマス駅への長距離移動の日です。
実は鉄道会社のストが頻発してて、この日前後も該当日があり、ストップしている状況がありました。

でも今回のプリマス行きは日本にいるときに計画したもの。避けようがなかったのです・・・
友人にも随分前から連絡して、ハイクレア城のチケット事前に購入し計画して楽しみにしていたのでお願いだから邪魔しないで!!という気持ちでした。

朝、妹の家からタクシー→電車→トラムを乗り継いでマンチェスター駅へ。

駅構内にあるスーパーでランチで食べるヴェジタリアンBox(ひよこ豆でできたフムス、ファラーフェルとサラダたっぷりの美味しそうなセット)を買いました。
何かあってはいけないと1時間近く前に着いたので時間はたっぷり。構内のベンチに座り、目の前にある駅ピアノでのイケメンの演奏を待ち時間を楽しんでいたんです。

しかし、私の電車がなかなか電光掲示板に表示されない。不安に感じながらインフォメーション窓口へ。

「ああ、その電車はキャンセルになりました。ええと・・・・次に12時3分に出る電車に乗りなさい」。

えーもうびっくりです。チケットはそのまま使えるということですが、
せっかく高っかい指定席も予約して準備万端だったのに(片道約35000円)・・・Quiet Coachという携帯電話利用禁止の車両だったのにです。

予定より40分以上後の電車なので、友人や予約していたB&Bにも連絡しないといけない。

連絡などバタバタしているうちに列車の時間になり、改札入ってホームで見かけた人どこに座ったらいいのか尋ねました。でもどうも担当者でないようでわからない。とにかく乗れ乗れと言われ乗りました。

どこが自由席なのか、予約席なのかがとってもわかりにく上に、混雑していて身動きが取りにくい。

↓ちなみにこれはすごくわかりやすい席の表示。プリマスからレディングに向かう列車です。私が座ったのが65番で赤色の表示が予約中。
Pymouth to Reading Available from Reading(プリマスからレディングまで レディングから空席)
緑の表示は空席 Availableと文字でもきちんとわかるようになっています。
表示も立っていても歩きながらでもとっても見やすいです。
しかし列車によっては薄色の表示だけだったり、下向き斜めについていて屈まないと見えなかったり、はたまた紙が貼ってあるだけだったりとさまざまです。。。

私は座るのを諦めて車両と車両の繋ぎのエリアに立つことにしました。近くには4人のうるさい少年グループがいてしんどい時間でした笑

電車は途中のバーミンガムで乗り換えです。
次の電車は2時間以上あるため必ず座りたい!!トイレに行き、早めにホームに待っていました。

でもどこが自由席車両なのかわからないんです・・ホームで同じように待っている人に訪ねてもわからないと言われ、駅の人に聞いたら僕はメンテナンスの人間だからわからないと言われ、でも彼が「オレンジのベストを着ている人に聞いたらいいよ」と教えてくれたのでキョロキョロするもなかなか来ないその人が・・・

まもなく電車がやってくるよーと泣きそうに感じていたら、入ってくる列車と同時にオレンジベストの男性が見えてきました。
来た!!と駆け寄って尋ねて、自由席の車両を教えてもらい猛ダッシュ。

始発ではないため車内に入るとポツポツ空いている席に人がどんどん座っていきます。私は焦る気持ちで入っていき、窓際に座る女性のその横の席を空いているか確認してやっと座ることができました。荷物も上の棚に乗せて、あー一安心。よかった!!

改めて妹や友人に連絡をして、ほっとしたのでまだ食べてなかったランチを食べることに。15時半になってました。必死だったので空腹感感じてなかったけど、ほっとしたら食べたくなりました。

ヴェジタリアンBox美味しかったです。(写真を撮れば良かった)

しかしさっきから横の女性の様子が気になる。なぜかとても息苦しそうなのです。呼吸が荒いというか。
少しぽっちゃりされているので、前から降ろしたテーブルがお腹に当たっていて、それを上げたらどうかと思ってしまうくらい苦しそう。すごい勢いでお菓子を食べてみたり、音楽を聞いたり動きも落ち着かなさそう。
彼女をみていると私も落ち着かないから、音楽聴いたりして考えないようにしてました。

プリマスに近づいていくと、車内の人が少なくなってきました。
私は近くに空いた席に移動して窓際を確保。
こんな海が見えてくると気持ちが癒されます。あー近づいてきたなと。

そして10年ぶりにプリマスに到着です。前回来た時は飛行機だったためこの駅は20年以上ぶりです。
改札の外で友人が待っていてくれる姿を見つけました。ほっとしたー良かった。

プリマス駅


レディングからマンチェスター 1時間遅れで焦る

2023年10月10日(火)
レディング17時15分発 →  マンチェスター20時29分着
約240kmの移動

プリマスに3日間滞在し、9日にプリマスからレディングへと移動し一泊しました。
10日は朝からハイクレア城に行き、再びレディングに戻りホテルで預かってもらった荷物を受け取りマンチェスターへ5日間の旅行を終え妹の家に帰る日です。

レディング駅で電車の中で食べるラップを買って乗り込みました。

あー今日の列車は予定通りちゃんと出そう!
でも異様に混んでいる・・・なぜだろう。
私は今回は通路側の席を予約。窓側には男性が座っていました。

キャリーバックを座席上の棚に載せようとするのですが重くてなかなか上がりません。背後で私が座り通路をあけるのを待っていた男性が手伝ってくれたものの、鞄が少し膨らんでいたため棚に入らないんです。
新幹線のように座席にも、荷物置き場にも通路にも本当に余裕がないのです。

本当は席で荷物を取り出して、スリムにしてから上にもう一度乗せたいと思ったのですが次々と人が入ってきて、立っている人、行列になっている人がいて自由にならない・・・。
ええーもういいやと人をかき分けて車両の後ろの大型荷物置き場に持っていくことにしました。でもここ置くのは見えないだけにとっても気になる。

通勤時間帯だからなのか、なんでこんなに混んでいるのかと思うほど、通路にも車両の間のスペースにも人が大勢立っています。

そんな中電車はスタートします。

30分くらい走った後でしょうか・・・電車がノロノロし始めしまいにはストップします。

放送が入りますがよく聞こえない。放送の英語って英語の弱い私には聞き取りにくい上に、斜め後ろの男性が先ほどからずっと大音量で電話してるから何です。この車両はクワイエットコーチのはずなのに・・・

とにかく何かあったらしいことはわかる。
横の男性に聞こうかなと思ったけれど、このうるさい中で私が彼の英語を聞き取れる自信がない・・・恥ずかしいですが。

そして男性も聞こえてるのかしら??それくらい電話の男性の声がうるさい。ずっと30分くらい職場の人の話などを続けています。隣の人や周りの人はどう思っているんだろう・・・

電車が遅れていることと、騒音に私はだんだんイライラしてきました。音楽を聞こうとしても邪魔する騒音に余計耳障りで、しかもまた食欲不振に。

さらに気になるのはマンチェスター到着後の移動。夜遅くなるので電車の時間や治安面も心配。最寄りの駅まで迎えにきてもらうのも気が引けます

妹に電車がまだ動かないんだーと連絡しつつ、乗り継ぎ情報を検索しようにも車内のWifiもモバイル通信も無茶苦茶遅くて何にも進まない。

そうこうしているうちに電車がノロノロですが動き出しました。途中の駅で横に座っていた男性が降りていきました。その時点で私はトイレに向かいましたが、まだまだ通路にもトイレ前にも人がびっしり。
ドアを開ける自動ボタンまで手が届かないので近くにいる人に頼んで押してもらうほど・・・

気になっている荷物がちゃんとあることも確認しました。

席に戻ると通路側の席に人が座っていたので窓側に入り込んで座りました。
Google mapで位置を確認しながら、結局1時間遅れ程度でマンチェスター駅へ到着。あんなに止まっていたし、ノロノロ運転も多かったはずなのに1時間遅れだったことが少し意外でした。この列車、普段からあまり速度が出ていないんのではないだろうかと感じました。

マンチェスター駅からトラムに乗り、最寄駅への電車もスムーズに乗り換えができたおかげで22時半ごろには着くことができました。ホームには妹の旦那が迎えにきてくれていて、姿を見たらほっとしたー。

本当にトラブル続きの電車移動でした。

この日のハイクレア城での夢のような時間が吹っ飛んでしまうくらい疲れました・・・・

快適な旅ももちろんあります

ここまで書いていて、イギリスの鉄道かなりひどいなぁって思われていると思います。私の愚痴も結構うるさいですよね笑

でも快適な旅や美しい景色もあるのです。写真と共に少しご紹介します!

レディングからニューブリー

レディング駅から、ハイクレア城最寄りの駅ニューブリーまでの列車は綺麗で快適でした!

近代的なレディング駅
車内も綺麗で足もゆったりと伸ばせます!
日本の電車にはあまり見ないテーブルのある4人席
窓の下にあるコンセント
ニューブリー駅はのどかな雰囲気の駅

景色を見ると癒される

電車の中の不満はあれど外の景色は美しいです。

こちらはプリマスからレディングに移動中に見た景色。運河をナローボート(細いボートという意味です)が進んでいます。ナローボートで宿泊しながら旅行できたりもするんですよ!
穏やかな風景。遠くには白鳥?ガチョウ?白い鳥が泳いでました。そのほかにも線路のすぐ脇に牛、羊、馬などが放牧されている場所もあって、彼らはストレス感じないのだろうか・・・と心配いなりました。
こちらは田舎の駅の風景。いかにもイギリスらしい駅。
乗り換えに降りたのですが花やベンチの色の組み合わせが美しかったです。しかしこういった駅にはトイレがないところが多いのです・・・駅の人に尋ねると電車の中にあるからと。緊急時どうするんだろうと気になります。


色々とありましたが、でもすぎてしまえば笑い話です。次回行く時はこのトラブルを教訓に対策も考えないと!




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