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美術品と来歴を探求するマガジン

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海外の美術館のサイトでは作品紹介に”来歴”(英語ではProvenance)が書かれています。 来歴は作品が誕生してから現在に至るまでの旅の軌跡。注文主、オークション、コレクター…
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記事一覧

ハイクレア城、チャールズ1世肖像画の秘密

2023年10月、ハイクレア城の敷地に足を踏み入れたその瞬間、『ダウントン・アビー』の世界が静かに迎えてくれました。ハイクレア城であり、ダウントン・アビーである扉をくぐるって建物の中に入る。とっても不思議な感覚でした。 ドラマ『ダウントン・アビー』を初めて見た時から、強い印象を持っていたのはダイニングルームを飾るチャールズ1世の騎馬像肖像画。この絵がここまで存在感を放つのは何だろう?と。 私が参加したハイクレア城のガイドツアーでは、3グループに分かれて邸宅内を見学しました

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20年前の大学の寮から見た芸術史授業

今回イギリス旅行をするにあたって、20年前に卒業した大学時代のことも大いに振り返る機会がありました。きっかけは、マンチェスターからロンドンへ向かう電車が、大学時代に何度も利用していた駅に止まるからです。 今日は、美術史学部の大学時代どのような内容があったのかについてお届けしたいと思っています。 具体的には、過程の中にどのような科目を学んでいたのかや、授業の模様など。苦労した課題や、課題に取り組む寮の部屋の様子など。 遥か昔の大学時代のひとときが感じていただけるような内容

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ロンドンスクールトリップとクリスティーズのお土産

芸術史を学んだイギリス大学2年間でどんな授業を受けたのか、2年間の科目をご紹介する記事を書きました。

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中世の染色技術で作り出された美しいガウンの謎

ロンドン・ナショナル・ギャラリーの至宝、「アルノルフィーニの肖像」。15世紀前半のフランドル地方で活躍したヤン・ファン・エイクが描いた絵。この絵は見ている私たちが楽しいだけでなく、未だよくわからない謎も多くて専門家の間でも議論になる話題が多い作品。

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マネの「オランピア」とモネの手紙ー【美術品と来歴を探求するシリーズ】

海外の美術館のサイトを見ると、作品紹介に”来歴”(英語ではProvenance)が書かれています。 来歴とは作品が誕生してから現在に至るまでの旅の軌跡。注文主、オークション、コレクターやギャラリーなど、どんな人々の手によって大切にされ、時には国境を越え、盗難や破壊などの影響を受け、文化や時代を超えて受け継がれてきたのかを教えてくれます。 美術品がただの物体ではなく、生きた歴史を持つ宝物であることを思い出させてくれて私を魅了します。 作品そのものと同じくらい来歴に惹かれる

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匿名女性の小切手がアメリカ行きを止めた・・ホルバインの美しい肖像画ー【美術品と来歴を探求するシリーズ】

海外の美術館のサイトを見ると、作品紹介に”来歴”(英語ではProvenance)が書かれています。 来歴とは作品が誕生してから現在に至るまでの旅の軌跡。注文主、オークション、コレクターやギャラリーなど、どんな人々の手によって大切にされ、時には国境を越え、盗難や破壊などの影響を受け、文化や時代を超えて受け継がれてきたのかを教えてくれます。 美術品がただの物体ではなく、生きた歴史を持つ宝物であることを思い出させてくれて私を魅了します。 作品そのものと同じくらい来歴に惹かれる

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『遺言で叶えられた、ターナーとロランの絵が4枚飾られた展示室』【美術品と来歴を探求するシリーズ1】

海外の美術館のサイトを見ると、作品紹介に”来歴”(英語ではProvenance)が書かれています。 来歴とは作品が誕生してから現在に至るまでの旅の軌跡。注文主、オークション、コレクターやギャラリーなど、どんな人々の手によって大切にされ、時には国境を越え、盗難や破壊などの影響を受け、文化や時代を超えて受け継がれてきたのかを教えてくれます。 美術品がただの物体ではなく、生きた歴史を持つ宝物であることを思い出させてくれて私を魅了します。 作品そのものと同じくらい来歴に惹かれる

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