福原愛ちゃんを応援したいと思うこと。。。

週刊誌がかき回してマスコミが連日、他人の人生を傷つける昨今の報道に憤りを感じます。昨今はテレビをつければ不倫報道ばかりで、それも誰が得するかもわからない低レベルの情報合戦で、この世の中に呆れる中で、特に福原愛ちゃんの報道に私は憤りを感じました。どこのマスコミも「台湾・日本の国際結婚の知識」がなさ過ぎでした。結婚をしたことがない人が「結婚とはなんぞや」と語ってるようなもので、普通の結婚ではないことがどれだけ大変なことなのか。以前台湾の女性と結婚の経験のある私ですが、少しだけお話しできたらと思います。まず大前提として、不倫はやっちゃいけないという認識と、私個人台湾人は大好きだという上で、あくまで私個人が分析したお話をさせていただきます。

日本人から見る台湾人の印象としては、おおっぴろげで人懐っこくすぐに仲良くなるといった感じが共通認識じゃないかと思います。そんな部分が好きで友だちもたくさん作ることができました。例えば紹介されて初めて会ったとしても２〜３時間会話をすると、もうお友達になってLINEを交換したりすることもしょっちゅう。笑。ただ、フィーリングが合う相手だと感じると、すぐに誰にでも家庭の恥ずかしい話なんかを喋って仲良くなろうとする文化もありました。実はそれで家庭の仲の良さをアピールするのが習わし？なんだそうですが、軽いジョークならまだしも、実際にあった私のトイレ事情や恥ずかしい話を目の前でされるって半分公開処刑ですよね？プライバシーってないのかよ！100歩譲って友だち作りのためだから、って許したとしても、そのあと「さっきはごめんね、」のアフターフォローも無しだと、ただのイジメかなんかの見せしめでしかありません。
だから、福原愛ちゃんの義理姉さんが夫婦のプライベートを無断で投稿していたという報道を見て、愛ちゃんにとって何かしらの精神的苦痛があったんじゃないかと思います。

台湾人から日本人の印象を聞くと、「慎重し過ぎる」「行動が遅い」「忖度し過ぎ」などと的確な分析結果をよく耳にします。そう言うように台湾人は行動も会話も早い。秒速です！笑。日本人ならあいさつから会話を始めているのを、台湾人は最初っから本題に切り込んでいきます。超効率的で細かいことを気にしない思考は、相手がどう感じるか気になる日本人にとってちょっと抵抗があります。ズバズバ言いたいことを他人関係なしに発言してくるところは、モラハラと感じてしまう悲観的な側面があると思います。また、南部に行くほど口調がキツくなりがちなので、本人たちは全然傷つける気はさらさら無く、自覚していないこともしばしば。さらに台湾では夜でも窓を開けて騒がしくしていても気にしないところも、小さい頃からご近所迷惑を気にして育っている日本人には簡単に受け入れられない文化でしょう。幸いにも、私がご迷惑になると思ったことでもご近所さんは気になってくれていなかったので、そこは助かりました。

今回の愛ちゃんの行動について、マスコミが取り上げる方向性はどこか無知で悪意を持って煽っているような印象を感じざるを得ません。そもそも、２児の子を持つ女性が不倫に走るなんて考えられませんし、走ったとしても、そうならざるを得ない追い詰められていたことに対して、女性の人権を守る団体とかが声を上げていかないといつまでの日本は時代遅れのガラパゴス国家に成り下がったままになってしまいます。
フランスでは、他人の不倫や浮気に対して「プライベートなことはほっといてあげたら？」といった態度だそうなので、今後日本も人との関係性に対して価値観を見直していく必要があるのではないかと思います。
愛ちゃん自身も結婚の経験がなくて、その状況でもがいてきた訳ですから、「とにかくお疲れ。よくがんばったね」って、もっと褒めて慰めてあげればいいんじゃないでしょうか？
過去に囚われてばかりでは新しい世界を受け入れることができなくなってしまいます。時代はすでに進み続けているのだから。

今回の愛ちゃんの報道は日本の社会に大きな意味を与えてくれたと思います。臆病者の私はここでしか言いたいことが言えませんが、福原愛ちゃんに感謝していますし、応援して行きたいと思います。台湾の家族サイドは今躍起になっているようにも見えますが、本人たちは彼女を家族に戻したくて裁判などを使って力づくで帰らそうとしているように見えます。一度落ち着いてお互い反省できる時間が必要です。私の場合は最後まで誰も私の声を聞いてくれる人がいませんでしたので、いまでも悲しさがこみ上げてきます。ただ言ったところで単に相手の欠点を指摘してしまって誰も得はしませんから最後まで言う必要はありませんが。しかし愛ちゃんの心のケアが第一優先ですね。これから宿題が山積みで大変だと思いますが、人生振り返って「やってやったぞ！」って思える日がいつか来ることを願っています。