清潔感養成講座1

男たちよ、身だしなみを整え、モテの基礎体力を向上させよ

諸君らはネットのモテ記事を一度は読んだことがあるかも知れない。そこでよく言われるのが、清潔感がある男性が良い、ということだ。確かにそれはその通りで、そのための方法論もいくつか紹介されているが、私に言わせれば方法論が大事なのではなく、考え方の方がよっぽど大事

例えば爪を綺麗にしよう、とはよく言われることだが、なぜ爪を綺麗にすべきなのか、という考え方がわかっていないと、ただ爪を定期的に切る、という当たり前のことをやって終わってしまう。

というわけで本稿では清潔感を理解し、モテの基礎を作るための考え方を紹介していく。「なぜ」がわかれば、これから人生で遭遇するであろう難問の答えを自力で導き出す力もついてくるはずだから、目先の方法論に飛びつかず、じっくりと噛み締めながら読んでほしい。では、解説していこう。

1・身だしなみの重要性を理解せよ

私に言わせれば、世の中の男性の大半は身だしなみへの意識が低すぎる。身だしなみを整えているのは、体感としては男性の15%程度。その中でも私が提案するレベルでしっかりと整えている人は恐らく5%もいないんじゃないだろうか。逆に言えば、私の提案に身を委ねてくれさえすれば、その5%に次第に近づいていき、結果的にモテがやってくるはずだ。

- 清潔感=モテの基本

恋愛をする上で、またモテを作る上で、清潔感はマスト。私も基本的に清潔感を武器に戦っているし、これがなければ私レベルの恋愛上級者でも、ライバルたちと差をつけるのはかなり難しい。

清潔感はスポーツで言えば基礎体力みたいなものだし、語学学習で言えば単語と文法の暗記のようなもの。つまり、モテの基礎は清潔感の上に成り立っていると考えてほしい。

- 30代で差をつけろ

話術に自信がある人もいるかも知れない、顔に自信がある人もいるかも知れない。だけど、清潔感という基本がなければ、特に30代になってモテるのは難しい。

30代になれば、顔などの要素はどんどんと薄れていき、基本的には少しずつおっさんっぽい雰囲気が出てくる。イケメンも非イケメンも、陽キャも陰キャも、神は等しく我々全員を「しがない疲れたおっさん」にしていくのだ。ただ逆に言えば、30代は「何を持って生まれたか」ではなく「これまでの人生をどのように生きてきたか」で勝負ができるようになる、ターニングポイントだということも覚えておこう。

諸君に現在なんの取り柄もなくても、清潔感をキープする、という基本さえわかっていれば、30代になったときにモテの花が咲くことは約束しておきたい。

- 不潔な女は、嫌だよな?

とにかく身だしなみを整えることから始めろ、というのは少しずつ感じてもらえているかも知れない。最後に蛇足だが、諸君自身、どんな人と付き合いたいかを己に問うてみてほしい。

不潔な女と綺麗な女。さぁ、どっちがいい?それは、綺麗な女に決まっているだろう。これは顔の美醜の話をしているわけではない。いわゆる美人じゃなくても、顔の作りが整っていなくても、愛しく感じることはたくさんあるはずだ。

逆に、諸君らが身だしなみを整え、綺麗な雰囲気を作ることができれば、諸君らも恋愛対象に入れるようになってくる。「自分は求めるのに、自分はしない」。悪いけどこんなやつは恋愛の全局面においてモテない。自分が綺麗な女性を求めるのなら、自分を綺麗にすることから始めるべき。「まず、隗より始めよ」である。

2・女性をリスペクトせよ

恋愛の基本はリスペクトから始まる。もちろん、性別として女性をリスペクトするのは男子たるもの当たり前だが、彼女たちの「カワイイ」にかける情熱は半端ないものがある。「彼女が欲しいです!」と鼻息を荒くする前に、それを知り、認め、リスペクトしてあげることから初めてみたまえ。

- 女性の準備時間はヤバイぞ!

同棲もしたことのない恋愛初級者の諸君には、女性がどれほど身だしなみを整えることに時間を掛けているのかを知らないだろうし、想像もつかないだろう。奴らははっきり言って、めちゃくちゃ時間を掛けて身だしなみを整えている。これは絶対に覚えておくべきだ。

まず洗顔に時間が掛かり、メイクに時間が掛かり、ファッションに時間が掛かり、その後に香水やらバッグの中身を入れ替えたりやら、さぁ出かけよう!と思ったのに「靴が合わないから上着を変える」とかなんとか言い始めるのは当たり前だと思っておけ。とにかく女性の外出準備には半端ない時間がかかる。ましてやデートなら尚更だ。

じゃあ逆に聞こう、諸君らは休日デート前にどれくらい時間を掛けて準備をしている?恐らく特別な準備なんてないし、ただその辺のジーパンに、目に留まったシャツかなんかを着て、ちょろっとワックスとかをつけて鏡の前で洒落込んで、汚いスニーカーかなんかを履いて出かけてはいないだろうか。

相手の努力を知れば、こっちもちょっと遅刻してきたくらいではなんとも思わなくなるし、待ち時間にイライラすることもなくなるから、まずはこれをしっかりと覚えておくように。

- そのモテテク、笑われてるよ?

じゃあそれを褒めればいいんでしょ?と安易に早合点しないでほしい。確かにモテテク本とかを読むと、髪型の変化に気付け、爪を褒めろ、ファッションを褒めろ、などと指南がされているが、はっきり言って無駄だしお前がやっても寒くなるだからやめておけ。そうじゃなくって、自然に髪型の変化や爪の変化に気付けるように、普段から自分自身を手入れしてあげることが大切だ。

突然だが、諸君の趣味はなんだろうか。私は多趣味だが、わかりやすく筋トレ、を挙げておく。筋トレに興味のなかった時代は、筋トレしている人を特別リスペクトしたこともなかったが、逆に筋トレを始めてからは、鍛えている人への尊敬の念が生まれたし、筋トレという共通の話題で自然にトークが弾むようにもなった。

同じように、普段から身だしなみを整えておけば、女性へのリスペクトが自然に生まれ、それを自然な形で相手に伝えることができるようになる。ボサボサの髪で、爪垢をため込んだような状態で「きっ・・君って・・爪綺麗だね!!(早口)」なんて言われても、どこかのモテテク本に影響されたか、ただの爪フェチだと認識されキモがられるだけなので、これも併せて覚えておこう。

まとめ

本稿ではまず清潔感を作るための身だしなみへの考え方について解説した。女性を何もわかっておらず、自分は何もしないのに自分は求める、という昔の私への戒めもあり、やや辛辣な言葉も入れた。しかしそれは決して上から目線ではなく、私の失敗から学び、そして諸君らには素晴らしいパートナーと過ごす、色彩豊かな生命を生きてほしいという願いの表れであることを理解して頂きたい。

というわけで本日のまとめ。

・清潔感=モテの基本
・30代になると特に清潔感が重要
・綺麗な人と付き合いたいなら、自分を綺麗に整えろ
・女性は身だしなみにとても時間を掛けている
・表面的なモテテクではなく、自然にできるように普段の行動を大切にしろ

具体的な方法論はまた別稿で紹介していくので、そちらもぜひ参照し、内側からも外側からも魅力的な男になってほしい。明日から女性を自然にリスペクトできるように、身だしなみを整えよう、と思った方は「スキ」を押してくれると、私ももしかしたら諸君をスキになるかも知れない。と加筆し筆をおろそう。


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