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1、グーグルによるチームパフォーマンス調査

統計学者、心理学者、社会学者、エンジニアからなるチームが、グーグル社内の180チームを分析したそうです。3年のデータ収集の末、団結力があり、効果的に物事を進めるチームに共通することとは、“メンバー全員の発言量がだいたい同じくらい”だったそうです。

言い換えると、パフォーマンスの高いチームでは、“メンバーの話を互いに聴き合っていた”ということのようです。

2、マネージャーの悩み

新人でも、ポジションに関係なく話し合えるチーム、ここにはやはり心理的安全性が担保された関係性づくりがしっかりなされていたのだと思います。

互いに自由に意見を言い合える。

マネージャーからすると、少々面倒に感じるかもしれません。部門で設定した目標を現場で陣頭指揮する立場ですからね。「そんなことはいいから、こっちを早くやってくれ」とついつい愚痴もこぼしたくなります。

でも、長い目で見れば、手取り足取り、マイクロマネジメントに終始するのも考えものです。結果的に、言われたことしかやらない、言われないとやらないチームメンバーを育ててしまうことになります。

3、じっと我慢が人を育てる

星野リゾートの星野代表は、「指示した8割程度やってくれれば、それで十分」といいます。残り2割は、チームメンバーが自発的にアイデアを考え、そのメンバーなりの第一歩を踏み出す熟成期間です。それをじっと我慢で待つことが、メンバーが育ち、やがてチーム全体がアジャイルに活動し、チーム全体のパフォーマンスを上げていくことになるのではないでしょうか。

4、対話型アート鑑賞で体験できる心理的安全性

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アートがいいのは、正解も不正解もないこと。

不思議と何を言っても良い心理的安全性が担保された関係性が生まれます。業務報告だと、なかなかこうはいきませんが、ビジネスの現場にアート鑑賞を導入する意義は、心理的安全性がなんであるかをチーム全体の共通知として体得できる点にあります。

新たなチームが生まれる際、一緒に飲みにいけない代わりに、アート鑑賞を体験してはどうでしょう。

今回のトピックはこちらの書籍「LISTEN」を参照しています。グーグルのエピソードのほか、様々な傾聴のテクニックが掲載されています。ぜひお手に取ってみてください。

記事:フクフクプラス アートファシリテーター 磯村歩


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