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大腸がん日記 153日目

この日の朝で術後補助化学療法の2サイクル目が終了となった。
初めてのゴール。手持ちの薬はすべて飲みきった!
(飲み忘れたビタミン剤数回分を除く)

ここからはもう、がんばるしかない。
たくさん食べて、運動もして、一瞬でも早く抗がん剤を代謝して、弱った体を回復させて次に備えるんだ。

そして、年度末に向けて仕事も追い込みだ。やることが多すぎて頭も体も追いついていない。これはヤバいぞ。
でも、まだちょっと残業はツラい。だから来週からがんばることにして、この日は早く帰った。

夕飯はジャンキーなものを欲していて、メインのおかずは塩たっぷりの山盛りフライドポテト。少しでも罪悪感を打ち消そうと、太白ごま油で揚げて味付けには天然塩を使った。
付け合わせの生野菜と温玉のサラダはドレッシングを止めて酢と塩で和えた。そしてじゃがいもたっぷりだから白米は抜き。
たまにはこんな夕食もいいよね。たまにはね。

ここからはCAPOX療法の2サイクル目を総括。

点滴のオキサリプラチンは8割量で実施。腕を温めたおかげか血管痛は前回よりかなり楽だった。手のしびれはかなり増したが、5日程度で弱まった。特に最初の数日は息をするだけで鼻やのどがしびれ、屋外に出れば目の際がしびれ、歯を磨けば口の中がしびれ、なにかとツラかった。

2週間続けて朝晩服用するカペシタビンは前回8割量で飲みきれなかったが、今回は6割量にして服薬完了できた。吐き気止めのメトクロプラミドとビタミン剤のピドキサールも一緒に服用した。
服用すると30分以内に気持ち悪さが増す。吐き気止めを服用するタイミングを早めるとよくなるかもしれない。
実は粒がデカくて飲みにくい錠剤だけど、慣れた。むしろ他の粒が小さくて無くしそうで怖くなる。

体のダルさは1週間を境目に弱まるからオキサリプラチンによる副作用と考えられる。
代わって悪心は弱まっても消えないからカペシタビンによるものだろう。

しびれは日に日に弱くなるものの、手のしびれは消えない。こまめに温めること。冷たいものに触れないこと。重いものを持ったり細かい作業をしたり手を酷使しないこと。
10日目あたりをピークとする下痢は、それはもうハンパない。覚悟する以外、対処法はない。トイレにこもる時間を考慮した生活設計が必須。

服薬期間の後半は気持ちが落ち込みやすかった。身体的なツラさの程度よりも、それが続く時間に影響を受けていたのかも。リフレッシュ法、思考法、なにかできることがありそう。

いろいろ振り返って、3サイクル目に備えたい。
年度切替えで受診は1週間延ばしてもらった。休薬期間の2週間は体力の回復に努めつつ仕事をバリバリ片付けていこう。

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