見出し画像

SNSをやらないと友達はいなくなる?


始めては辞め、始めては辞めの繰り返し


みんながみんな、SNSをやっていることが当たり前の時代。
やっていない人の方が、断然珍しい反応をされる。
そう、筆者はSNSを「やっていません」。
だが過去にTwitterやInstagramなどやっていたことがある。
「アカウントを作ったからには、ちょっと投稿でもしてみようかな」みたいな軽い思いで、日々起きたことや感動したことをつぶやいたり、Instagramで写真をあげてみたりした。

そして、必ず、辞めてしまう。
そして、また時が経つとアカウントを作ってしまう。
この連鎖だった。

SNSが習慣化すると、SNSがない生活がもどかしく思えてしまう。SNSの恐ろしさよ。
だが、再び始めると、「時間が無駄だ」やら「人の投稿に興味がない&自分でも投稿したくない」と思い始め、消すのである。
まったく笑えてくる。

だが、今はTwitterもInstagramも辞めて約1年が経とうとしている。
決定的にSNSを「もうやらない」と思ったのには理由がある。
友達と話していて、友達はみんなこういう目線でSNSを見ているんだと知ったこと。
それは「SNSは自己啓示欲、承認欲求、そしてマウントの取り合いの場」
であるということ。
たしかに考えてみればそうだ。自分の幸せな投稿をして、いかに充実しているかを載せている。
だが筆者は、SNSに対し「気軽に友達としゃべれる場」「なんとなく繋がっていれるところ」くらいに思っていたので、みんなマウントを取り合っているという目線でSNSを見ているのかと知って、「なんとくだらない」と思ったのである。

SNSがない時代に生まれていれば

SNSがない生活は、非常に有意義かつ自由だ。
出来た時間で映画を見たり、ギターを弾いたり、Youtubeを見たり、英語の勉強をしたり。とても充実している。
ここで言うと、筆者はとにかく自由に生きたいタイプで、誰にも邪魔をされたくない。SNSを始めてもすぐに辞めたくなるのは、SNSに囚われ、自分の感情を乱されるのが嫌だったこともある。

では、SNSを辞めても何も問題はない。
...そう、何も問題はない。のだが、一点だけ、思ったことがある。
SNSを辞めてから約1年。それは「友達が減ったこと」だ。
「SNSを辞めても、大事な友達には連絡して会うからいい」
そう思って辞めた。実際そうだし、それでいいと思ってる。
だが、SNSが当たり前の時代、SNSをやっていないというだけで、心の距離を感じるようになった。
「年に数回会う友達よりも、毎日投稿にいいねしてくれるSNS友達の方が心理的距離は近まる」らしい。それはそうかもしれない。日常の中で、いつもそばでリアクションをしてくれる人の方が親近感が湧くし、心理的距離も近まるだろう。
でもそれはなんと悲しいことなんだろうと思う。
筆者は、決してSNSをやめたから友達のことがどうでもいいわけではない。むしろ大切に思っている。リアルで会うことを、何よりも大事にしている。
だが、SNSをやめたということで、どんどんと距離を感じる。
友達から「私のことなんてどうでもいいんでしょ」と言われているような感覚になる。

SNSがなければ。
SNSがない時代だったら。
どうにかして連絡を取って、会う手段を見つけて、
一対一で、面と向かって、お互いの温もりを感じることが出来たのに。



※2021年7月追記


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?