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初めての織り
嵯峨校では1年生が初めての織りに向けて、経糸の準備を進めています。
機織り、というと機に座ってトンカラリと軽やかに織るイメージですが、
実は機に経糸をかけるまでの下準備の作業が8割とも言われています。
一年生の初めての織りは、まっさらな白糸を経糸にしています。
枠上げ、大管巻き、整経、経て巻き…
耳慣れない言葉と初めての作業が続きます。
経糸を1本ずつ綜絖という小さな穴に通す綜絖通しという作業は、
細い経糸が見えにくくて、糸扱いに慣れるまでは大変!
![](https://assets.st-note.com/img/1655705409570-WaCb41zqyJ.jpg?width=1200)
根気よく、集中して糸と向き合います。
それが終わると今度は筬通し。
![](https://assets.st-note.com/img/1655705730527-niuTU79HJF.jpg?width=1200)
アルスシムラでは「丸羽」で織るので、2本1組で筬目に通していきます。
あれれ、糸が一目抜けている!なんてことも。
最後に経糸を結び付けて織りつけ、という作業をして仕上げます。
![](https://assets.st-note.com/img/1655712149268-2pXM8W7XCk.jpg?width=1200)
ここまで約一か月、とうとう初めての織りが始まります。
どんな織色との出会いが待っているのでしょうか。
一度しかない、初めての織り。
心躍る、貴重な瞬間です。
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