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いのちの輝き

授業が始まり約1カ月。
少しずつ作業が本格化してくる中で、藍染が始まりました。

アルスシムラでの藍建ては、月の暦に従って行います。
今年は新月の関係で、本科授業の始まった翌日が、藍建ての仕込みの日でした。

昼夜の気温差が大きい春の気候をのりこえて、ちょうど満月の頃に初染めを行うことができました。

毎年継続して行っていることとはいえ、毎回藍の状態も変わり、同じ藍はひとつもありません。
初染めは生徒だけでなく、講師にも格別な思いがあります。




また、例年行っているもう一つのこととして、清凉寺の拝観があります。
アルスシムラ嵯峨校に近く、志村先生との縁も深い清凉寺には、5月頃にうかがっています。

ご本尊の仏像も見事ですが、緑に囲まれた静かなお堂、最近時代劇の撮影にも使われたという渡り廊下など、見どころも多いお寺です。

新緑の庭を眺めて風に吹かれながら、水の音、鳥のさえずりを聞いていると、爽やかな落ち着いた気持ちになりました。



生徒たちは、まわりを取り巻くたくさんの命からさらに力を得て、日々制作に励んでいます。

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