フルーツ川柳と、川柳を始めたきっかけ

丸剥いた 柔い果肉に 指のあと
桃の実を スルリと剥かば 歓喜の声

南アルプス市商工会が主催する「フルーツ川柳」の公募に1句応募しました。上の2つはボツにしたやつです。一つ目は「指の跡」ってなんかマイナスイメージかなと思った(商工会主催なので、販促に使えそうな句を求めてるでしょうし)のと、2つ目は字余りが解消できなくて気に入りませんでした。ちなみにどちらも「桃」が題材。

話変わりますが、私、自分の考えてることとか感じたことを言葉にするのがすごく苦手で。いつも何かは感じていてモヤモヤしているのですが、それを表現する言葉がわからないんです。子供の頃から小説とか好きでよく読んでいるのですが、アウトプットの能力がとても未熟なんですね。
仕事でちょっとした文章を書くようになったのを期に、表現の練習として川柳を作り始めました。

いつもテーマを決めてから↓のような下書きを書いて、そこから何時間か寝かせてから五七五にします。

【下書き】
ほどけて広がる 滴る
柔い肉 歯を立て
柔らかく残る 指のあと
毛羽立つ薄皮 引き剥いて
袖まくり 流しにかがむ 果汁にそなえる

寝かせてる時間は特に川柳のことは忘れてるのですが、なぜか再開するとスルリと新しい言葉とかしっくりする語順が出てきたりするんですよね。脳みその不思議。
もうちょっとサクッと作れるようになりたいな。あと言葉選びのセンス欲しい。

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