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続・割り切れない彼女たちと、割り切るしかない俺ら ~Vのオタク視点から見る「22/7」其の弐~

まさか年内に2回も「ナナニジ」の記事を書く事になろうとは思いもしませんでしたね。
そんな前回の記事はこちら↓

さて、2月末に佐藤麗華役の帆風千春がナナニジを卒業してから半年ちょい、未だ収束せぬ新型コ口ナウイルスの脅威と向き合いつつも
「計算中」のSeason3の放送やイベント出演、そしてアルバム発売など着実にアイドルとしての活動を進めてきたナナニジ。
中でも特筆すべきは”キャラクター”としてのYouTubeでのLIVE配信ではなかろうか。

最近の流行を意識してか、キャラクターのLIVE2Dモデル(おそらくナナオンのモデルをリアルタイム配信のために応用したもの)を用意して
不定期ではあるがYouTubeでのLIVE配信を行うようになった。まあ全員ではなく一部メンバーではあるのだが。
始めた頃は音声や画面の構成など、名を馳せているVtuberの配信と比較すると見るに堪えないものであったが
回を重ねる毎に配信のクオリティを上げていき、Vtuberっぽい配信に仕上げていったのは評価したい。
もちろん、それだけではホロライブやにじさんじなど、今勢いのあるVtuberグループには到底及ばないのも事実ではあるが…。
しかし新しい事に挑戦するのは良き傾向。リアルとバーチャル、両方で活動するナナニジらしさをもっと押し出して欲しいと自分は思っていました。

そして秋、様々なアイドルが集結するイベント「TIF」にて、ナナニジの出演が決定。しかしリアルメンバーのステージ出演だけなら例年通りである。
今年はなんと「バーチャルTIF」にてキャラクターとしての出演も果たしたのである。
今年に関してはバーチャルアイドルの「えのぐ」がリアルアイドルと同じステージに上がった事例が出来たので新規性は無くなってしまったものの
バーチャルでのライブイベントの機会が少ないナナニジにとっては貴重なイベントであったと思われる。
何よりキャラクター10人が揃ってライブする最後の機会なのだから。

…そう、最後だったである。
TIFの開催前日、9月30日にそれは発表された。

海乃るり、倉岡水巴、武田愛奈の突然の卒業発表。

時間に猶予はあるものの、あまりにも突然すぎる発表。しかも3人同時。
1人卒業して10人となったメンバーから、更に3人も卒業するのは影響があまりにも大きすぎる。
加えて卒業するのが海乃るり=戸田ジュン、倉岡水巴=河野都、武田愛奈=柊つぼみ、という3人ともムードメーカー気質な存在。
「計算中」のようなバラエティにおいて番組を盛り上げるポジションを務めるキャラクターがいなくなるのはダメージが大きい。
しかしすぐいなくなる訳ではない。卒業のその日までナナニジのメンバーとして盛り上げ、残ったメンバーに想いを託してくれるだろう。

…そんな事を思いながら迎えた11月。身構えている時には死神は来ないものだった。

高辻麗の活動停止、及び契約解除。
予想外にして想定外の発表。しかも卒業ではなく契約解除という最悪の幕引き。
3人が卒業発表した時に「晴れンチれったんしか残らんやん!」と言ってた自分が馬鹿らしく思えるほどに笑える結末。いや笑えないが。
まさかバックに秋元康、SONY、アニプレックスが控えてるアイドルグループがこんな形で離脱者を出すとは思いもしなかった。
…正直言いたい事は色々とある。
最後までアイドルでありたかったのなら他の3人と同じように卒業という形で終止符を打つべきだった、と。
それすら難しい苦しい状況であったのなら、彼女の選択を誰も咎めはしないだろう、と。 
だが事の真実をただのファンでしかない一個人が知る方法も無い。その先に抱くものは
「年内にメンバー11人から5人もの卒業、脱退メンバーを出してしまった運営への不信感」しか無いのである。
Vtuber界隈でも見受けられた「運営とのいざこざからの契約解除」なんてものは、アイドル界隈でも起こりうる話である事を改めて理解するのであった。

さて、これにて長話は終わり。11月にアニバーサリーライブ、そして12月に新メンバー加入を控えた22/7。彼女たちが残り2か月を切った2021年と
その先の2022年をどのように生きていくのか、一人のファンとして見守っていきたいものである。


最後に一言。身長高いるーりーが身長低いジュンを演じていて、計算中で座った時に足ブラブラさせるために椅子高くしてるエピソードが好きです。


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