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1イニングに2併殺打のレア記録

こういう珍しいプレーや記録が出ると、必ず公認野球規則をめくってルールを確認するようにしている。

併殺打に関しては、9.02公式記録の報告書(a)(17)

フェアゴロによる併殺打(GIDP)、すなわち、フォースダブルプレイまたはリバースフォースダブルプレイとなるゴロの数(定義23参照)

フォースダブルプレイというのは、フォースアウトの連続でのダブルプレイ。6-4-3や4-6-3、5-4-3などの、最もよく見る形のダブルプレイ。
リバースフォースダブルプレイは、フォースダブルプレイの逆順でアウトをとるプレイ。例えば走者一塁でファーストゴロ、先にファーストベースを踏んで二塁に送球、一塁走者をタッグアウトにとるダブルプレイ。

併殺打はフェアゴロでのダブルプレイを打つと記録される。三振ゲッツーや、フライで走者戻れずゲッツーなどは併殺打ではない。
ちなみにGIDPはGround Into Double Playの略。

で、今回のプレイに関しては、

【注2】打者が併殺打となるようなゴロを打ったとき、第1アウトが成立した後、第2アウトに対する送球を野手が捕らえ損じたためにその野手に失策が記録されたときのように、併殺が完成されなかった場合でも、その打者には併殺打を記録する。

一塁ベースカバーに入った今井がエラーをしたために併殺は完成しなかったが、マーティンには併殺打が記録された。
そしてその後、角中が1-6-3の併殺打を打ち、1イニング2併殺打という記録が生まれた。

NPBでは6度目ということでレアな記録で驚いたが、それよりもビデオをみて別のことで驚いた。

今井が送球を顔で受けるというのは、まあそんなこともあるだろうとは思う。しかし彼はなんで右手に帽子を握っているのか。これが不思議でしかたがない。こっちのほうが超レアな現象ではないか?

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