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“働く”の選択肢を拡げよう・自分のための「働き方」会議ー新潟市在宅テレワーカー育成・就労支援事業開催報告

新潟市が主催する在宅テレワーカー育成・就労支援事業にて、「 “働く”の選択肢を拡げよう・自分のための『働き方』会議」と題しまして、2024年7月にArrowArrow海野が登壇しました。



1. 「柔軟に働きたい」という人のニーズの可視化

今回新潟市在宅テレワーカー育成・就労支援事業を開始するにあたり、スタート地点に「テレワーク実現セミナー」として、弊団体が担う「 “働く”の選択肢を拡げよう・自分のための『働き方』会議」を開催する機会をいただいたのですが、驚くことに参加者15名の枠があっという間に埋まり度重なる増員をするという状況があったということを教えていただきました。

「柔軟な働き方がしたい」という声は、ArrowArrowが女性の再就職支援事業を各地でおこなっていた7年以上前より、多くの方々から実際にお聞きしていましたが、パンデミックによる変化があり、この声はより一層顕著になったと実感していました。

「これまでは対面の仕事しかしていないが、テレワークで働きたい」
「経験はないけれど、オンラインにて働いてみたい」
「在宅勤務できるような会社で働きたい」

求める働き方が明確になった人たちの声を聞くことが増える中で
「ではどうやってその働き方を手に入れるのか?」 が課題にあがってきています。
今回の事業はそのような求める声に重なった事業なのだと実感しました。

2.実際に「テレワーク」でどうやって働いていますか?

前半のインプットの時間を通して、刻々と変わっていく「働く」の場所の変化をお伝えしながら、テレワークが社会的にも求められた状況やそのニーズについて振り返っていきました。


その後、2024年より初めてテレワークで働き始めた女性とオンラインで繋ぎながら、テレワークの良さと難しさ双方をお聞きしながら、参加者とも対話する時間をつくりました。

参加者からも質問があがり、実際にテレワークで困ったことが起こった時にどのように対処する方法があるのか?など直面するだろう課題に対して考えを深める時間もありました。
また、「テレワーカー」と一言で括ったとしても、組織の中で働く人とフリーランスで働く人にとってはギャップもあります。フリーランスを支援する団体もあることを伝え、サポートの手はあるということをお伝えしていきました。

3.テレワークで働くときに必要なことの1つ

テレワークで必要なことは何か….それを挙げはじめますと、PCやネットワーク環境などのハード面から、共に働く人との連携ツールや仕事の管理ツールを含めたソフト面など、多岐にわたる部分に焦点があたるかと思います。
弊団体においても関わるメンバー同士がテレワークで働き仕事を進める中で、大事なポイントの1つだと思っているのは、「言葉にするスキル」でした。

参加者への問いかけ、その場で言語化してもらい、ツールを使って書き出し、全員に見える状態にするワークショップを通して、参加者の皆さんたちと共にテレワークにつながる「言葉にするスキル」を体感してもらいました。

テレワークやオンラインで働くにおいて、「コミュニケーションがとれにくくなる・コミュニケーションとりにくい」という課題はよく挙がってきます。

ではオフラインであれば、本当に深くコミュニケーションが取れているのか?という別の問いもまたあるのですが、それでも起点となる「自分の状況、想い、考えていることを言葉にして開示すること」は必要です。
この開示するコミュニケーションはオフラインよりもオンラインの方が顔が見えない・会わないという状況下になるため、明確に必要になってきます。

(その場にいない人であっても)人が考えていることをその場ですぐに見られる状況になる、それをもとに前に進めていく仕事の仕方があるということの一端を感じていただく機会となりました。

4.多様な働き方につながる一歩を自分でつかむ


終了後参加者からこのような声をいただきました。

  • 実際にテレワークで働いていらっしゃる方とZOOMでつないでいただいたこと。 生の声をお聞きできる機会はないので,とても参考になりました。

  • テレワークと言ったらITスキルばかりが先行していたけど自分の気持の表現の仕方などコミュニケーションスキルの必要性も高いと知れたこと。

  • 他の参加者の皆さんのお考えなどが見えたのがすごく良かったです

  • 一歩踏み出してよかったです

現在様々なスキルを習得できる場所は増えている一方で、どれが自分にフィットするのか悩み迷うこともあるかと思いますが、今回勇気をもってこの場所に一歩踏み出してくださった方々がいることをただただ嬉しく思いました。
自分が欲しい働き方に向かって一歩前に進むこと、その最初の一歩を少しでも後押しできたとしたら幸いです。

今回このような場を創る機会につなげてくださった、アデコ株式会社新潟支社の皆様、新潟市経済部雇用・新潟暮らし推進課の皆様、ありがとうございました。

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