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朝の環境認識 2021年10月15日

おはようございます。
週末ですが、今日の相場はどの様に動くでしょうか?

◆トレード手法

スタイル:ディトレード
取引通貨:GBPJPY GBPUSD GBPAUD
チャート設定:水平線 SMA
監視足:1時間 5分

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◆昨日の動き

昨夜のNY市場を見てみると、リスクオンの雰囲気が強く出てきているかもしれません。株価も上昇しており、豪ドルなどリスク選好通貨に大きな買いが入ってきています。
FRBが11月にテーパリングを開始することがほぼ確実視されている中、米国の各地区連銀総裁は、相次いで、早期のテーパリング開始を示唆する発言が相次いでいますが、インフレ率の高まりの影響があるのか、利上げに関しては、テーパリングと利上げは別と慎重な発言となっています。

米エネルギー情報局(EIA)が午前に公表した週報によると、8日までの1週間の米原油在庫は前週比610万バレル増となっており、在庫積み増しは3週 連続となっています。
しかし、国際エネルギー機関(IEA)は14日付の月報で、2021年および22年の世界の石油需要予想を上方修正。中国や欧州を中心とした石炭・天然ガスの価格高騰に加え、北半球で暖房需要が強まる冬の到来を控え、原油への切り替えが加速するとの見通しを示しています。
これを受けて、原油価格は1バレル81.31ドルと、引き続き約7年ぶりの高値水準となっています。原油高の流れは、まだ続きそうですね。

昨日発表された、米国生産者物価指数(PPI)はコア指数ともに、上昇幅としては今年最も少なくなってきています。
サービス価格は、航空運賃の16.9%減により低下により、0.2%の上昇にとどまり、過去3ヶ月で最も低い上昇率。商品PPIの上昇は、エネルギー価格の2.8%の上昇が全体の40%を占めるており、食品価格も前月から2.9%の上昇となっています。今年に入り、PPIは着実に上昇しており、原因としては、供給網の寸断や、材料や労働力の不足などの制約により、生産コストが上昇しているためと見られています。企業は、これらのコストの一部を顧客に転嫁しており、これが最近の消費者物価の上昇の原因かもしれません。CPIとPPIのインフレ差(CPI5.3%ーPPI8.6%=ー3.3%)が記録的に拡大しており、今後も消費者物価の上昇が懸念されます。
世界各国では、インフレ率が上昇しています。世界最大の輸出国である中国では、PPIが1975年以来最大の上昇となりました。中国の生産者インフレ率が26年ぶりの高水準に達したことで、さらに世界的なインフレリスクが高まるかもしれません。

英国では、マンBOE金融政策委員会(MPC)委員が「世界的なサプライチェーン危機を警戒しながら、政策金利の引き上げを待つことはできる」と述べ、英国内の人手不足や燃料価格高騰が景気回復を鈍化させるとの懸念も広がり、ポンド売りが強まり、ポンドドルは1.3730付近から反落しました。しかし、ポンド円は上値は重たくなってきていますが、昨日も高止まりしており、ポンド売りより円売りが強い結果となっています。

昨日は、日本の衆議院も解散され、総選挙が19日告示・31日投開票で始まります。今のところの政策論争としては、給付金の話などが聞こえてきていますが、円安が行き過ぎると外資による過度な日本買い(M&Aや不動産なdのの資本取引)も想定されます。また、輸出企業にとっては円安による営業益押し上げ効果から営業利益が増えることになりますが、エネルギーや原材料の高騰となれば、原価増の影響も懸念されますし、輸入品の高騰から景気が後退することになれば、非上場の中小企業は恰好な外資の標的になるかもわかりません。

◆今日の動き

今日の経済指標としては、米国小売売上高。米国GDPの約7割を占める個人消費の動向で、景況感を推し量ることになります。今のところ、米国のテーパリングが11月に決定されるとの予測が濃厚ですが、ここから11月のFOMC開催までの関連指標の大きなダウンサイドリスクには、マーケットは過敏に反応するかもしれません。

引き続き、原油価格の動向には注意が必要です。
NY株式市場のリスクオンの流れが継続し、日本株式市場が続伸すると円が売られる展開となってくるかもしれません。クロス円に関しては、上値も重たくなりつつありますが、値ごろ感で売りに入ると大きな円安の流れに吞み込まれてしまうので注意が必要です。

中国の不動産大手企業のデフォルトが懸念されていますが、の中国恒大集団は、これまで3 回の社債利払いを怠り30 日間の猶予期間に入っており、来週18、19 日にデフォルトを宣言するのではと警戒されています。花様年控股集団は既にデフォルトに陥っており、週末金曜日ということもあり、本日の大手中国不動産会社の償還の履行状況やデフォルトに関するヘッドラインには警戒した方がいいかもしれません。

◆ポンド円 GBPJPY

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9:00時点 1時間足

ポンド円は6日連続の続伸となっています。
紫MA、青MA共に上向きですが、その乖離幅は200pips以上もあり、少し、行き過ぎ感を感じています。
紫MAと今のレートの乖離も80pipsもありますので、急激な押しには注意が必要です。

基本は、紫MAまで下げてくれば押し目買い(MAGIC32)
ここまで下げてくれば、紫MAの向きに変化が生じる場合があるので、水平から下向きに変わるのであれば、紫MAの売りの根拠を探して戻り売り(MAGI31)

問題は、紫MAまで下げてくるかです。
1時間足基準だと少し手が出し辛い気がしています。

◆ポンドドル GBPUSD

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9:00時点 1時間足

ポンドドルは、昨日は反落して上髭の長い陽線で引けています。
紫MA、青MA共に上向きで、買いが優位な展開は継続していると思いますが、目先の抵抗ラインとしては赤MAが意識されるかもしれません。

基本は、紫MAまで下げてくれば押し目買い(MAGIC32)
下抜ければ、見送り若しくは損切りして、
青MAで押し目買い(MAGIC42)
青MAを下抜ければ、見送ります。

ポイントは紫MAの向きに注目です。

◆ポンドオージー GBPAUD

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9:00時点 1時間足

ポンドオージーは、下落して陰線で引けています。
今のレートは、1.84500-1.85500のレンジ下限。
紫MA、青MA共に下向きになっているので、売りが優位な展開か。

基本は、紫MAまで上げてくれば戻り売り(MAGIC32)
上抜ければ、見送ります。
紫MAの向きに注意。上向きになりつつあれば、青MAまで戻す展開も想定しておきますが、乖離幅が100pipsあるので、そこまでの戻りになれば短期的にはトレンド転換となるかもしれません。

◆まとめ

今朝の日経も上昇で始まっています。
今日も引き続き、円安の流れになるのか注目していきたいと思います。
ポンド円に関しては、短期足で足場を探して入るのも作戦だと思いますが、ここまで行き過ぎた動きになれば、できる限り、1時間足基準での根拠を待ってエントリーしたいと思っています。

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