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朝の環境認識 2021年10月20日

おはようございます。
今朝は少し暖かいですね。今日の相場はどうなるでしょうか?

◆トレード手法

スタイル:ディトレード
取引通貨:GBPJPY GBPUSD GBPAUD
チャート設定:水平線 SMA
監視足:1時間 5分

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◆昨日の動き

昨日は、衆議院選挙が告示され31日までの選挙戦がスタートされました。
給付金などの拡充を各党が掲げていますが、肝心な財源はどうするのか?増税するのか、赤字国債を発行し続けるのか。個人的な見解ですが、今の自民党政権にノーを言いたくても、受け皿となる野党はさらにNGなので、消去法で選択するしかないのかなと思っています。
告示日を狙ったかのような北朝鮮のSLBM発射。最近、世界が北朝鮮に構ってられないので、ここぞとばかり狙ったのか?以前は、このニュースに市場も反応していましたが、今ではあまり反応しなくなりましたね。

中国恒大は、19日期限のオンショア債は支払ったとの報道がありますが、オフショア債は以前として利払いの履行はしていません。オフショア債は、先月以降、複数のドル建て債で利払いをしていないため30日間に猶予期間内ですので、デフォルト懸念はまだ消えていません。やはり、中国国内向けの対応と海外向けの対応は異なっているため、中国人民銀行の中国恒大リスクは制御可能との発言は国内の混乱を抑えるためのものだったかもしれません。
最初の猶予期間も終わりに近づいてきたので、そろそろ何かが起きそうな気がしています。

昨夜の米国建築許可件数、住宅着工件数は事前予想を下回り、また8月の速報値も下方修正されています。米国の新築住宅建設も、サプライチェーンと労働問題の影響が継続しているのかもしれません。一戸建ては8月と変わらない水準でしたが、集合住宅の減少が大きくこれが予想を下回った原因と思われますが、未着工の戸建て住宅は少し減少したものの、2015年近くの高水準を維持しているため、住宅建設業界内は比較的に楽観視しているみたいです。

米国の債券への配分が過去最低となっています。世界の経済成長と企業利益へのファンドマネジャーらの期待は急速にしぼみつつあるかもしれませんが、ポジションは依然としてリスク志向。債券の保有を過去最低に減らすとともに、米国株を積み増している状況です。バンク・オブ・アメリカ(BofA)の10月のファンドマネジャーを対象にした14日までの1週間に実施された調査によると、世界の成長見通しは2020年4月以降で初めてネガティブとなっており、調査結果全体は過去1年で最も強気の度合いが低かった。一方、インフレ加速を背景とした金利上昇の見通しから債券への配分は過去最低となっています。米国の株価と10年債利回りをみると、この通りとなっており、昨日のこの日の債券市場は落ち着きを取り戻したものの、国債利回りは再び上昇し、10年債利回りは約3カ月ぶり高水準を付けています。
一部のアナリストは、国債利回りの動きはドル安の説明に全くならないとして、テクニカル的な要因での値動きが拡大されたとの見解ですが、少し、ドルが弱含む展開は続くのかもしれません。

◆今日の動き

今日は、英国の9月の消費者物価指数が発表されます。投資家は、CPIは前年同月比で横ばいの3.2%と予想していますが、変動の大きい食品やエネルギー価格を除いたコアCPIは3.1%から3%に低下するとの事前予想です。
同時に、生産者物価指数(PPI)と小売物価指数(RPI)も発表されますが、注目はCPI。ベイリーBOE総裁は、最近のインフレ率の上昇は一時的なものだと思うと述べるとともに、エネルギー価格の急激な上昇がインフレ期待を高めるリスクがあることも認めています。

現在、マーケットの多くは年内に利上げを行うとの見方を強めています。
もしCPIが市場予測を上回った場合、マーケットははこれをきっかけに、11月中にもBOEが行動を起こす可能性が高いと考えて、ポンドにはプラス材料となり、欧州中央銀行と日本銀行がハト派的な姿勢を示したことで、最も大きな影響を受けるのは、EUR/GBPとGBP/JPYのペアとなるかもしれません。
もし、CPIが市場予測を下回った場合、利上げ期待を織り込みつつもポンドに売りの圧力がかかってくるかもしれません。

GBPJPY 1時間足/日足

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EURGBP 1時間足/日足

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ポンド円は、基本は買い目線ですが、紫MAまで押しを付けて欲しいところです。今日の東京時間でジリ上げになれば、手が出せなくなりますがどうでしょうか?値ごろ感的には、そろそろ反転するかとの見方もあるとは思いますが、円に買いが強く入る環境でもないですし、ここまでの上昇があれば波の反転にも時間がかかるので、要注意ですね。

原油価格にも注意が必要かもしれません。昨日のWTI原油先物11月限は一時81ドル後半まで値を下げてましたが、引けにかけては再び上昇し、4日続伸して引けています。英国、ユーロ圏、中国だけでなく様々な国でエネルギー不足が深刻になりつつあり、エネルギー価格の上昇によるインフレ懸念が高まっています。ロシアが欧州に向けて、必要なだけのガスを供給する用意があると言ったばかりですが、欧州向けガスは来月も限定的な供給を維持すると言っており、欧州からすると梯子を外された感じがしているとは思いますが、ウクライナとの問題もあり、ウクライナ経由でのガス供給を増やさないというロシア側の主張も理解できると思います。原油、天然ガスなどのエネルギー資源は戦略物資化してきており、今は、エネルギーを保有している国が強くなっているのかもしれません。

◆まとめ

今日は、これから仕事で外出するためチャート分析はお休みします。
欧州時間前にTwitterで1時間足基準の環境認識を行うかもしれません。

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