朝の環境認識 2021年10月5日
おはようございます。
10月第1週目の始まりですが、リスク回避が漂う相場環境となっています。
今日はどうなるでしょうか?
◆トレード手法
スタイル:ディトレード
取引通貨:GBPJPY GBPUSD GBPAUD
チャート設定:水平線 SMA
監視足:1時間 5分
私のトレードは「MAGICトレード」を基本としてます。
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◆昨日の動き
まずは、昨日の大きな動きとしてはOPEC+は、予定通り11月に供給量を日量40万バレル増やすことを決めています。原油高とインフレを懸念する消費国から一層の減産縮小を求める声がありましたが、見送っています。
天然ガスも高騰が進んでおり、ガス価格高騰に伴うガスから原油への切り替え、厳冬期の原油消費急増、および米国の国境再開に伴う航空需要などが重なれば、さらに原油価格は高騰し、インフレ圧力が高まる事態になるかもしれません。
セントルイス連銀のブラード総裁は4日、当面は高インフレが続く可能性があると警告しています。
中国恒大は、香港市場で売買停止となり、関連企業を中国国内企業に売却すると報道されています。株式の取引を一時停止した理由についての公告では、「主要取引に関する内部情報の発表」となっていますが、続報に注意が必要です。中国政府は、中国国内の混乱を収拾することを優先する姿勢となっていますので、ドル建て債のデフォルトは回避できない状況かもしれません。その中で、新たに花様年控股集団も4日満期のドル建て債の償還が出来ていないことが明らかになっており、中国不動産業界の深刻さが見え始めています。
米国も連保債務上限問題に進展がない中、新たにクラリダFRB副議長の金融取引が非難されており、早々に辞任するものとみられます。これが、パウエルFRB議長の再任懸念となり、また、FRBメンバーの入替で金融政策に対する姿勢変化があるのか懸念されるかもしれません。
これを受けて、マーケットは株安・原油高・金利上昇・ドル安の流れとなっています。
欧州時間以降は、英国10年国債の上昇も見られポンドが買われる場面があり、ポンド円・ポンドドル・ポンドオージーは上昇しましたが、リスクオフによる円買いや株価に反応した豪ドル買いなどで、ポンド円は上値が重い展開となり、ポンドオージーはレンジから抜け切れていません。
◆今日の予定
まずは、豪の貿易収支(9:30)とRBA政策金利&声明発表(12:30)があります。
豪は、2017年以降、貿易収支は黒字化しており、恒常的な貿易黒字国となっています。中国との関係悪化が懸念されましたが、ここまでは、全くその影響は見られていません。政策金利については、大きな展開はないとの見込みですが、2022年2月以降のテーパリングが加速するような内容となればタカ派シフト、ということで豪ドルが上昇する可能性もあるかもしれません。
ただ、ロックダウンの影響もありますので、従来より後退すれば、豪ドルが下落することも想定しておきたいところです。
米国では、23:00にISM非製造業景況指数に注目が集まります。雇用統計の発表を前にして、非製造業の景況感がどうなるか?
FRBメンバーの発言もあり、昨日の原油高に関するインフレ懸念、FRBメンバーに関すること、それを受けてテーパリングの実施に関する肌感などその発言内容に注目が集まるかもしれません。
中国恒大問題は、中国が7日まで連休ですので、今日も断片的な情報に振り回されるかもしれません。昨日の株式取引中止、保証していたドル建て債のドフォルトなど注意して見ていきたいと思います。
◆ポンド円 GBPJPY
ポンド円は、昨日は上昇しましたが、上値は赤MAで抑えられています。紫MA、青MAともに上向きになっていますが、151.00円付近は、過去何度も意識されてきた水準ですので、暫くは151.00円を挟んだ攻防が続いていくかもしれません。4時間足では、上向きの紫MAと下向きの青MAに挟まれて保ち合いになる形も見えてきています。
基本は紫MAまたは青MAを根拠に押し目買い(MAGIC32・MAGIC41)狙い。
紫MAの向きに注意して判断します。利確目標は赤MAまで。
下抜ければ見送ります。
◆ポンドドル GBPUSD
ポンドドルも、昨日は上昇しています。紫MAが上向きとなっており、青MAも下向きから水平になっています。紫も上向きのまま、青との乖離を埋めてきているので、買い優勢の展開を予想します。
基本的には、紫MAまで下げてくれば押し目買い(MAGIC32)利確目標は赤MAまで。
下抜ければ見送ります。
◆ポンドオージー GBPAUD
ポンドオージーは、レンジの動きで推移しています。
紫MAは水平、青MAは下向きとなっているので、紫MAと青MAの乖離を埋める動きになるかもしれません。
基本は、紫MAの向きに注意しながら押し目買い(MAGIC31)狙い。
利確目標は、青MAまでは狙いたいところです。
下抜ければ見送ります。
◆まとめ
朝の段階では、日経平均が下げて始まっていますので円買いの流れには注意が必要です。
香港市場が始まるころの、中国関係ニュースのヘッドラインには注意したいと思います。昨日も、上海市場が休場でしたので、東京市場がアジア時間のリスク回避の受け皿となっていたみたいですので、今日も、同じような流れになれば、円の動きには注意したいと思います。
あとは、RBA政策金利発表直後の豪ドルの動き、欧州時間からのポンドの動きにも注目しています。
ドルは、少し弱含みかもしれないので、ポンドドルのロングには妙味があるかもしれません。
チャートのテクニカルルールを守りながら、今日も取り組んでいきます。
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