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朝の環境認識 2021年10月14日

おはようございます。
朝が少し寒く感じるようになりました。今日の相場の動きはどうなるでしょうか?

◆トレード手法

スタイル:ディトレード
取引通貨:GBPJPY GBPUSD GBPAUD
チャート設定:水平線 SMA
監視足:1時間 5分

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◆昨日の動き

昨日の英国GDPは、事前予想(0.5%)を下回る0.4%となっています。英国のGDPはパンデミック前のレベルを0.8%下回っており、また、すべてのセクターがパンデミック前のレベルを下回っています。やはり、人手不足が影響しているのかもしれません。

米国CPIは対前年同月比+5.4%で事前予想を上回りましたが、コア指数は予想通りの+4.0%となっています。
内容としては、衣食住のコスト増が物価を押し上げており、輸送問題、資材不足、商品価格の高騰、賃金の上昇などが重なり、生産者コストが急激に上昇し、そのコストの一部を消費者に転嫁している状況です。
家賃は0.5%上昇し、2001年以来の高水準となり、住宅所有者の家賃に相当する指標(帰属家賃)は過去5年間で最大の上昇率となっています。帰属家賃は、消費者物価指数のより構造的な構成要素と考えられており、指数全体の約3分の1を占めていることから、インフレに対するより永続的な追い風となる可能性があります。
新車や家庭用家具・用品の価格が上昇しており、その上昇率は1.3%と過去最高、エネルギー価格も上昇しており、家計をさらに圧迫することになるかもしれません。

ここ数ヶ月、賃金は上昇していますが、消費者物価の上昇により、購買力は低下傾向にあります。9月のインフレ調整後の平均時給は、前月比で0.2%上昇したが、前年同月比では0.8%減少しています。
物価上昇を補うために、社会保障給付を受けている6,400万人以上のアメリカ人退職者は、2022年に毎月の支払額が5.9%増加すると、社会保障局は公表しています。

FOMC議事録の公表がされました。
それによると、テーパリングを11月に開始し、来年半ばまでに資産購入を終了することを視野に入れた計画について検討したことが明らかになっています。
FOMC後に公表された最新の政策見通しでは、メンバー18人のうち半数が、2022年末までに利上げが必要になると予想しています。6月時点では、22年の利上げを予想していたのはわずか7人でした。経済見通しでは、複数のメンバーが22年のインフレ率予想を6月時点より引き上げたほか、ほぼ全員が23年の利上げ回数予想を上方修正しています。

これを受けて、NY市場では、CPIは予想を若干上回ったものの、エネルギーと食品を除くコア指数が予想通りの結果となったため、過度なインフレ懸念が後退し債券に買いが入り、10年債利回りは低下したためドル安傾向になっています。

クロス円の上昇の勢いは弱まった感じはしますが、日本と海外の金利差は拡がる一方で、エネルギー価格の高騰も収まりそうもありませんから、暫くは円が売られやすい環境になるかもしれません。

◆今日の予定

今日は、豪雇用統計の発表があります。
今回発表の9月失業率は悪化すると事前予想されています。要因としては、これは、7月に発生したデルタ株感染拡大による操業停止が9月にも及んだためで、すべての雇用指標においては下降傾向にあります。
オーストラリア準備銀行(RBA)は、10月の金融政策決定会合において、金融政策の設定を変更せず、オフィシャル・キャッシュ・レート(OCR)を過去最低の0.10%に据え置きました。RBAは、「オーストラリアにおける景気拡大の後退は一時的なものに過ぎないと予想される 」として、2021年の最終四半期の景気について明るい見通しを示しています。
また、「ワクチン接種率がさらに上昇し、制限が緩和されれば、経済は立ち直ると予想し、12月期には経済が再び成長するだろう」と、RBAは金融政策発表で説明しています。
一方、オーストラリア統計局(ABS)が先週発表した9月11日までの2週間の給与雇用者数は、前2週間の1.5%の減少に続き、0.7%の減少となりました。9月の求人広告では、3ヶ月連続で減少しており、今後数ヶ月の間に失業率が上昇することを示唆しています。
しかし、ニューサウスウェールズ州(NSW)とビクトリア州がロックダウン解除を発表したことにより、企業が希望を持ち続けたことから、同国のNAB景況感指数は9月に大きく上昇しています。
この様に、9月における新規雇用者数の減少、失業率の悪化はマーケットは織り込み済みと見られていますが、アップサイド・ダウンサイド共に豪ドルの値動きに影響を及ぼす場合もありますので、指標発表前後の値動きには注意をした方が良いかもしれません。

その他、米国の新規失業保険申請件数、生産者物価指数などの発表がありますが、ここまでの雇用と消費の傾向をなぞる結果であれば、あまり大きく値動きすることはないかもしれませんが、原油と天然ガスの週間在庫量の発表があり、この内容によっては、エネルギー価格に影響を及ぼすかもしれません。

まずは、今日のアジア時間の豪ドルの動きに注目したいと思っています。

◆ポンド円 GBPJPY

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9:00現在 1時間足
ポンド円は上昇の勢いは弱まったとはいえ、5日連続の日足陽線で、今朝も上昇中
紫MAとローソク足の乖離は埋まってきた
紫MA、青MA共に上向きで乖離幅は200pips以上もある
乖離幅を埋める動きになるか?

今日は、紫MAまで下げてくれば押し目買い(MAGIC33)
紫MAの向きによっては、売り(MAGIC31)も想定しておきたい

◆ポンドドル GBPUSD

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9:00現在 1時間足
ポンドドルは、1.3550-1.3670のレンジの動きでしたが…
紫MAは水平から上向き、青MAは上向きとなっているので、買いが優勢な展開となってくるか注目

基本は、紫MAまで下げてくれば押し目買い(MAGIC32)
押しが深い場合には、青MAまで下げてくることを想定して押し目買い(MAGIC42)

青を下抜ければ見送り

◆ポンドオージー GBPAUD

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ポンドオージーは、1.8450-1.85500のレンジの動きで、今のレートはレンジの真ん中
紫MAは下向き、青MAは下向きですので、流れとしては売りが優位な展開ですが、紫MAの向きに注意が必要

紫MAに注意しながら、紫MAを基準として押し目買い(MAGIC31)
上昇すれば、青MAで戻り売り(MAGIC42)
9:30の豪雇用統計が引き金となるか注目です

◆まとめ

今日も、ポンド円が続伸するのかどうか注目です。
英国、米国の10年債利回りが頭打ち状態となっているので、利回りに反応した為替の動きに注意したいと思っています。

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