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朝の環境認識 2021年10月8日

おはようございます。
関東地方では昨日は久びりに大きな地震でしたね。
今日の相場はどの様に動くでしょうか?

◆トレード手法

スタイル:ディトレード
取引通貨:GBPJPY GBPUSD GBPAUD
チャート設定:水平線 SMA
監視足:1時間 5分

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◆昨日の動き

昨日発表された、米国の先週の新規失業保険申請件数は最近のレンジを下回り、ロックダウンが経済を圧迫して以来2番目に低い水準。
先週の新規失業保険申請者数は32.6万人で、先週の36.4万人から減少し、予想の34.8万人を下回っています。
失業保険継続受給者数も1週間前の281.1万人から直近では271.4万人に減少し、こちらも予想の276.2万人を下回っています。
緊急給付金が終了しつつあり、今年の夏頃は定期的に1,200万人を超え、1年前には2,500万人前後を記録していましたが、給付金受給者は9月18日の週には417万3,000人に減少しています。
この2週間で給付金を失った約700万人がこれから仕事を探すことになりますので、11月発表の雇用統計では新規雇用者の大幅増があるかもしれません。

連邦債務上限問題は、ひとまず米国債がデフォルトに陥るリスクはひとまず回避される見通しとなっています。
野党・共和党の提案に基づき、与党・民主党の上院トップ、シューマー院内総務は7日朝「12月初めまで債務上限を延長することで合意した」と表明しています。現地時間の7日夜に上院で採決をめざす予定です。
問題が約2カ月先送りしただけですので、本格的な債務上限の引き上げに向けた民主党内の調整が引き続き課題となるでしょう。民主党がこれまでめざしていた上限の凍結ではなく、民主党は12月までの延長分と、その後の本格的な措置で2回、債務上限を引き上げる必要があり、民主党内では選挙での受けが悪い債務上限の引き上げを嫌がる空気も残っています。

欧州のエネルギー危機を巡っては、世界のエネルギー市場安定化を支援する用意があるとロシアが表明したことを受け、米欧市場で天然ガス価格が急反落していますが、原油価格は崩れていません、現在もWTI原油価格は78ドル台で80ドル大台を視野にした値動きに見えます。
また、ロシアからの天然ガス供給をめぐっては、EU内には、ロシアへの依存を嫌う国も多いく、素直にロシアからの天然ガス供給を受け入れない国もあるかと思います。暫く、紆余曲折があるかもしれません。
つまりエネルギー高騰のインフレリスクは後退していません。

米国債は下落。昨日も米金利上昇圧力は強く、再び1.56%台まで反発しています。ドル金利上昇でも、為替市場ではドル高にならず、資源関連通貨が強い状況になっています。

英国のインフレ高進で年内の利上げが現実味がでてくるかもしれません。インフレ加速と年内利上げ観測で英国債利回りと社債利回りが上昇しています。エネルギー不足で電気代が高騰しているなどのニュースが聞こえてきますが、インフレ圧力が強く、それに伴って利上げが早期に行われるのではないかとの期待が高まっているのかもしれません。

これを受けて、昨日の為替の動きは、豪ドルとポンドに買いが入り、ドルと円が弱くなっており、特に豪ドルはリスク敏感通貨としての上昇が目立つ形となっています。

◆今日の予定など

今日は、米雇用統計がメインイベントとなります。直近のADP雇用統計、新規失業保険申請件数の指標内容が好調。失業給付の特例加算措置が、9 月6日に終了していることで、9 月分も職場への復帰の増加によりポジティブサプライズに警戒が必要かもわかりません。

今日から中国市場が連休明けで開場されます。中国恒大集団など中国不動産大手のデフォルト問題や数十億ドル規模の簿外債務の存在などがあり、そろそろ何らかの対応が見えてきそうな気がします。
今日のアジア時間は、この問題のヘッドラインに注意が必要かもしれません。

止まらぬエネルギー価格上昇のインフレの傾向は止まりそうにありません。
今日の雇用統計の発表を見てみないとわかりませんが、今回の雇用統計通過後の為替相場が、リスク回避的な流れになるのかどうかを見極める必要があります。

◆ポンド円 GBPJPY

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昨日のポンド円は、一昨日の下げを打ち消す行って来いの上昇。
紫MA、青MA共に上向きですので、買いが優勢な展開か。
ただ、一昨日に下落したポイントで止まっていますので、下落には注意したいところですが、一昨日と違うのは紫MA・青MAとローソク足の乖離幅が小さくなてっ来ていること。
4時間足の紫MAと青MAの乖離がなくなり、水平に向きながらゴールデンクロスしつつある。

基本は、紫MAまで下げたら押し目買い(MAGIC32)狙い
戻りが強ければ青MAまで下げることを想定しての押し目買い(MAGIC42)
利確目標は、茶MAまで。

◆ポンドドル GBPUSD

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昨日のポンドドルは、ドルよりポンドの強さが優り上昇。
一昨日の下落ポイントまで戻してきている。
ここのところ、ドルが弱いわけではないが、それ以上にポンドが強く底堅い展開となっています。
紫MAは水平、青MAは下向きで、ローソク足は両MAの上側にある。
少し、判断が難しい状況ですね。

狙うとしたら、紫MAまで戻してくれば押し目買い(MAGIC31)
戻りが強ければ、青MAまで下げてくることも想定して押し目買い(MAGIC41)

今日は、雇用統計の発表があり、それまではドルの動きもあまり大きくなく、発表後の値動きも予測が難しいため、今日は様子見でもいいかもしれません。

◆ポンドオージー GBPAUD

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ポンドオージーは、ポンドより豪ドルが強い展開で大きく下落している。
紫MA、青MA共に下向きですので売りが優位な展開ですが、今のレートの位置は、直近で何度もサポートされてきた場所ですので、ここからすんなりと下げることは想像しにくい。

基本は、紫MAまで戻してくれば戻り売り(MAGIC32)
戻りが強ければ、青MAまで戻してくるのを待って戻り売り(MAGIC42)

紫MAと青MAの乖離幅も埋まってきているので、大きく戻せば流れが反転する可能性もあるかもしれません。

◆その他

今は、テーパリングの実施観測、インフレ圧力、エネルギー問題、中国事情に米国連邦債務上限の問題など、大きな問題が散在しています。
現在は、コロナ後の回復期にあり、経済も金融政策も未体験の世界のため、これまでの前例と異なる複雑な動きになってもおかしくありません。
暫くは、我慢が必要な相場環境かもしれません。

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