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朝の環境認識 2021年10月6日

おはようございます。
昨日は、日経平均の下落、円安という展開でした。
岸田新政権は支持率もパッとしない模様です。菅政権のときもそうでしたが、支持率低下の中では株高に行くことはないので、新政権となって変化を期待したマーケットにも冷や水を掛けられた感じですかね。
今日の相場はどうなるでしょうか?

◆トレードスタイル

スタイル:ディトレード
取引通貨:GBPJPY GBPUSD GBPAUD
チャート設定:水平線 SMA
監視足:1時間 5分

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◆昨日の流れ

昨日は、東京株式市場で、日経平均は7日大幅続落から始まりました。中国問題や米債務問題、原油高によるインフレ懸念といった要因に、金融所得課税など岸田新内閣の政策に対する警戒感も重なり、大きく下落して、菅前首相が退陣表明する以前の水準まで下落しています。岸田政権にとっては、支持率も相場も厳しいスタートになっています。
この株安には、アルゴリズムやHFT(高頻度取引)といった機械取引による売りも下げを加速したとみられており、悪材料が複合的に発生したことが要因であり、目先の機械取引の売りが一段落すれば相場は落ち着きそうだとの見解もあります。
ただ、個人投資家に追い証が発生するなど需給悪化が顕著になっているので、株価の動きにはしばらく注意が必要かもしれません。

豪州が5日発表した8月の貿易収支は、季節調整済みで150億7700万豪ドル(市場予測100億豪ドル)の黒字となり、黒字幅は前月の126億5000万豪ドルから拡大しています。鉄鉱石が下落した一方、液化天然ガス(LNG)や石炭の輸出が好調だったのが要因かと。
中国向けだけで前年同月比55%増の186億豪ドルと、両国間の政治・通商面の緊張による影響はほとんど見られておらず、中国の電力不足は豪州資源買いを膨らませている模様かと思われます。
RBAの発表には、目新しい材料はなく、24年まで利上げなしスタンスに変更がなく、発表直後は豪ドル売りになりましたが、貿易黒字を背景に買い戻しが入っています。

英国は、運転手不足に伴う燃料危機が依然続いており、英石油小売協会によると、ロンドン周辺の給油所の約22%で在庫切れの状態だと。こうした中、ロンドン近郊の油槽所で4日、燃料の輸送支援にあたる制服姿の英軍兵士の姿が目撃されたとの報道があります。
ジョンソン英首相は、国内経済が1970年代のようなインフレスパイラルに向かっているとの見方を否定したほか、企業は数十年にわたる安価な労働力の輸入に対する依存を払拭すべきだと述べていますが、Brexitの影響で、ヒトとモノ不足が深刻となり、サプライチェーンが混乱しており、成長が阻害されるとの懸念が強まっています。

米国は、ISM非製造業総合指数が発表されました。ISM非製造業総合指数は、2020年4月と5月の2ヶ月間の縮小の後、16ヶ月連続の成長を示しています。
ただし、労働力、ロジスティクス、および資材に関する継続的な課題が、供給の継続性に影響を与えています。調査結果は景気拡大を示唆しているものの、新規事業の増加が13ヵ月ぶりに鈍化したことや、労働力不足が生産高の増加を妨げ、景気回復は2021年に入ってから最も弱いものとなっています。
やはり、サプライチェーンの供給制約が浮き彫りになった結果でしょうか?
連邦債務上限問題は、6日に連邦債務上限の適用を2022年末まで停止する法案に関する手続き上の採決を実施すると発表されています。シューマー氏は上院の議場で「債務上限問題を週内に解決し、米国に対する全幅の信頼と信用は決して疑問視されないと世界を安心させることが可能だ」と言明。「共和党が6日に『ノー』に票を投じ、債務不履行の政党となるのを望むかどうかは共和党が決めることだ」と述べています。
ただ、採決が実を結ぶ可能性は低いか。上院共和党トップのマコネル院内総務は同日、過去2回と同様に採決を阻止すると表明しており、。債務上限問題を巡り、民主党には財政調整措置(リコンシリエーション)と呼ばれる手続きを行う「時間があり、早ければ早いほど良い」と述べています。

民主党側は財政調整措置について実現不可能として退けている。

これらを受けて、昨日は、株高(日経以外)・金利上昇・原油高・産油国通貨高の流れとなっていますが、米国債は、原油価格の上昇を受けて、インフレ圧力の高まりが改めて意識されると債券売りが広がっています。

為替は、ドル円は上昇していますが、全体的な流れからするとドルは買われていない気がします。どちらかというと、ドルはあまり動いていない。
ドルが動いていない中で、ポンド、オージーが買われ、円に強い売りが入った相場のながれだと思います。円は、先週金曜日からずっと売られていますので、この流れが継続するか注目が必要です。

◆今日の予定など

今日は、米国のADP雇用統計(21:15)がメイン。その他は、週間原油在庫の公表のなどが予定されています。

原油価格などエネルギー価格が高騰していることで、パウエルFRB議長などのインフレ高進は一時的との見解が揺らぎ始めていおり、サマーズ米元財務長官は、米連邦準備理事会(FRB)がインフレを軽視して利上げが遅れることで、インフレと景気減速が同時に起こるスタグフレーションの可能性を警告しています。
日本経済は、エネルギー価格の高騰に対して脆弱であることで、海外勢は、日本売り(円売り・日本株売り)を仕掛けているのか?
インフレリスクは、原油や天然ガス価格の高騰にあり、景気減速リスクは、サプライチェーンの停滞にあるかもしれません。

引き続き、連邦債務上限を巡る不透明感、中国恒大集団のデフォルト懸念には、ヘッドラインに注意して相場を見ていきたいと思います。

◆ポンド円 GBPJPY

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昨日は、円売りが加速したため大きく上昇しています。
紫MAは上向き、青MAは上向き 紫MAは青MAをゴールデンクロスしてきています。
基本は押し目買い狙い。
紫MA若しくは青MAまで下げてくれば、押し目買い(MAGIC32・MAGIC42)
下抜けたら見送ります。
利確目標は、152.00円、茶MAのある152.50円付近。
円売りの流れが強ければ、この位置からのジリ上げ展開もあるか?
東京市場の始まりに注意したいです。

◆ポンドドル GBPUSD

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昨日は、ドルもポンドも底堅かったため小幅な値動きでした。
雇用統計の発表を控えて、ドルに動きがないので週末までは小動きの展開となるか?
紫MAは上向き、青MAは下落から水平になりつつあり、紫MAと青MAはゴールデンクロスしつつある。
基本は押し目買い。
紫MA若しくは青MAまで下げてくれば押し目買い(MAGI32・MAGIC41)
下抜ければ見送ります。
利確目標は、1.3700、赤MAのある1.3750付近。

ただし、もみ合いとなって推移して、下落の兆候があれば紫MAと青MAでの根拠を見極めて戻り売り(MAGIC31・MAGIC43)も想定します。
この場合の利確目標は、1.3500付近。

◆ポンドオージー GBPAUD

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ポンドオージーは、豪ドルの動きに連動して上下に振られる展開でした。
紫MAは上向き、青MAは下向きで乖離も埋まりつつあります。
今日も、この範囲でレンジの動きとなるか?
今の位置から、紫MAまで下げてくれば押し目買い(MAGIC32)
利確目標は青MAまで。
逆に、今の位置から青MAまで上げてくれば戻り売り(MAGIC42)
利確目標は紫MAまで。

◆まとめ

昨夜のWBSで言っていましたが、今の時代はエネルギーがリスクになってきているかもしれません。

中国→電力不足で停電
インド→石炭在庫が枯渇
イギリス→ガソリン供給ひっ迫
EU→天然ガス価格急騰

昨日の通貨強弱を見ていても、

円→エネルギー価格の高騰に対して脆弱であるため最弱
ユーロ→天然ガスの急騰で弱く下落傾向
豪ドル→液化天然ガス(LNG)や石炭の輸出が好調で買われている

みたいな感じがしています。

その中で、ドルとポンドの動きは、国債利回りの上昇につられて伸びている気がしていますが、サプライチェーンの供給制約があるがそれほど強いわけではない気がしています。

ポンドドルは、少し慎重に見ていきたいと思います。

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