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朝の環境認識 2021年9月29日

おはようございます。
昨日はポンドが大きく売られる展開でした。
それによって、環境が変わってきたペアもあります。
今日はどの様に動いていくのでしょうか?
[2021年9月29日 09:47作成 update:11:53]

◆トレード手法

スタイル:ディトレード
取引通貨:GBPJPY GBPUSD GBPAUD
チャート設定:水平線 SMA
監視足:1時間 5分足

私のトレードは「MAGICトレード」を基本としてます。
MAGICトレードについては、こちらをご確認ください。

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◆昨日の動き

ドルは、FRBが11月にテーパリングを発表し、利上げに向け動いていくとの観測から米国債利回りが上昇。10年債利回りは一時3カ月ぶりの高水準を付け、ドルインデックスは昨年11月初旬以来の高値を更新しています。

ポンドは軟調で、英国株も売り優勢の展開となり、電力株や化学株の下げが目立つ一方、原油高を背景に石油株は買われる展開となっています。英の原油在庫量不足のニュースもあり、経済への影響が懸念されれています。

ここ最近のアジア市場では、WTI原油先物相場やシンガポール取引所の鉄鉱石価格の値動きが、豪ドルなど資源国通貨を動意づけ、その動きが円やユーロなどに波及している展開となっており、昨日も同じような動きを見せていました。

円は調整の買い戻しの動きで、ドル円を除けばクロス円は上値が重い展開になっていますが、さらにポンドが大きく売られたことにより、ポンド円も2円近く下げて終えています。

◆今日の予定など

今日は、自民党の総裁選で、投開票が13時頃から予定されていますが、決選投票に持ち込まれるとの予測となっています。その場合は、日本の株式市場が引けるぎりぎりに結果が判明する可能性もあり、引け間際の株価の値動きに注意が必要です。現時点では高市候補が勝利を収める場合は、プライマリーバランスの黒字化目標の凍結を掲げていることや、財政出動にも積極的になるとして株買いのリスクオンに一番傾きやすいと予測されています。

米国は、インフラ法案と連邦債務上限問題のリスクに注意が必要かもしれません。上院の共和党は、債務上限凍結に向けた法案の採決を阻止しました。また、与党民主党下院議員の一部も、30日のインフラ法案の採決に反対票を投じるとの報道もあるため、30日に会計年度末を迎え、債務不履行や政府機関閉鎖になる可能性も高まっています。
なお、米国では昨日行われた上院銀行委員会でウォーレン議員(民主党)はパウエルFRB議長の再任に反対し、FRB議長は来年任期が切れることで、今後のFRB議長の動向にも要注目となりそうです。

ここ数日アジア市場を動かした、原油先物相場や鉄鉱石価格の値動きにも注意をしたいところです。中国でのエネルギー不足が囁かれるなど、今週に入り原油先物価格は約3年ぶりの水準まで上昇しており、引き続き不安定な値動きが予想されることで、原油やコモディティの動きが資源国通貨を動かしそうです。

欧州では、ECBフォーラムが開催され、今夜はラガルドECB総裁、ベイリーBOE総裁、パウエルFRB議長、黒田日銀総裁のパネルディスカッションが行われます。
引き続き、エネルギーコストの急騰や在庫量不足の問題は燻りそうで、今日もポンドの重しになるか注目して見ていきます。

◆ポンド円 GBPJPY

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ポンド円は、昨日は東京時間終盤にかけて152.50円付近まで上昇したのち、ポンド売り・円買いの流れによって、そこから2円近く下落して終えています。
朝の東京株式市場の大きく下落して始まっているので、昨夜の海外市場の流れを継続する展開になるかもしれません。

紫MAは下向きから水平、青MAは下向きになっています。
紫MAまで戻れば、戻り売り(MAGIC32)狙い。
紫MAの向きに注意して、戻りが強ければ紫MAを根拠に押し目買い(MAGIC33)も視野に入れておきたいところです。

東京時間の戻りが弱くジリ下げ展開になった場合には、
青MAでのチャートの動きを確認して戻り売り(MAGIC43)狙い。

自民党総裁選の開票結果が出るタイミングと欧州時間の始まるタイミングが重なる可能性が高いので、欧州時間の初動で大きく動くか注目です。

◆ポンドドル GBPUSD

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ポンドドルも、1.3720から1.3520付近へ大きく200pips近く下落しています。
週足・月足のサポートも割り込みそうな勢いで、現在値でサポートされるかどうか注目です。

紫MA、青MAともに下向きとなり戻れば売りが出る展開になりそうですが、
現在値と紫MAまで100pipsほどの乖離がありますので、調整の動きも想定しておきたいところです。

紫MAまで戻れば、戻り売り(MAGIC32)狙い。
上抜ければ見送ります。

今の位置からの突っ込み売りには注意しながら、今日は短期足での戻り売りのタイミングを計る展開になるかもしれません。

ドルの動きに注意しながら慎重に見ていきたいと思います。

◆ポンドオージー GBPAUD

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ポンドオージーも他の通過ペアと同じ展開で、1.8840から1.8670付近まで170pips近くの下落となっています。
豪ドルも決して強くはなかったのですが、ポンドがそれ以上に弱く、大きく下げる結果となっています。

紫MA、青MAともに下向きになっていますので、
紫MAまで戻れば戻り売り(MAGIC32)狙い。
上抜ければ見送ります。

アジア市場での、原油先物相場や鉄鉱石価格の値動きに注意して、豪ドルに買いが入ってくれば、このままジリ下げとなる展開に注意をしたいところです。ただ、この場合、突っ込んで売りに入ると危険ですので、短期足で戻りとエントリー根拠を確認と早めに利確、損切をしておきたいところです。

◆まとめ

昨夜はポンドの弱さが目立つ展開でした。
今朝の東京株式市場も日経平均株価は大幅に続落して始まっており、前日に米金利上昇を受けて米株式相場が大幅に下落した流れから、投資家がリスクを回避する姿勢が強まっています。
今日も、東京時間はこの流れの継続となるのか注目して見ていきたいと思います。

ポンドドル、ポンドオージーは月末ですので月足・週足の形成の動きに注意したいところです。今の位置での値動きは重要かと思いますので、サポートを割って終えれば、大きな流れが見えてくるかもしれません。


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