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事業計画の中にキャッシュフローの観点を入れているでしょうか?

こんにちは。元銀行員 勤続10年、法人融資営業をしていた谷本と申します。
現在は独立して、主に中小企業の財務担当者のアウトソーシング事業を行っています。

今回は、融資におけるキャッシュフローの重要性についてお話しします。
事業計画において、キャッシュフローがしっかり把握できていなければ、融資が受けられない可能性もあるでしょう。

気を付けるべきポイントを詳しく解説しているので、融資にお悩みの方はぜひ参考にしてください。

融資にお悩みの方は、弊社にご相談ください。
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キャッシュフローとは

キャッシュフローとは

キャッシュフローとは、一定期間における企業や個人の現金または現金と同等の物の流入と流出の差額のことです。お金の流れをしっかり把握することで、経営の健全性を示すこともできます。

企業にとって、キャッシュフローは経営状況を判断する重要な指標です。いくら帳簿上では利益が出ていても、手元に現金がなければさまざまな支払いが行えず、最悪の場合は倒産の危機に陥ってしまいます。

融資を受ける際にもキャッシュフローは非常に重要なので、常に頭に入れておかなければなりません。

キャッシュフローの重要性とポイント

キャッシュフローの重要性

次に、キャッシュフローの重要性を見ていきましょう。

経営においてキャッシュフローは非常に重要

売上利益の計画を立てることに長けている経営者はたくさんいますが、その傍らで考えなくてはならない大事なことが「キャッシュフロー」です。

計画にある〇月の売上利益はいつ入金になるのか?
〇月の仕入や外注費はいつ支払わなければならないのか?

この差額やギャップが「運転資金」です。

設備を含めた投資に注意

設備を含めた投資を行わなくてはならないのであれば、損益計算書上で1,000万円の設備を5年間で償却することになっている場合、1年間の経費は200万円です。
しかし、キャッシュは最初に1,000万円動いているのではないでしょうか?

「いくら売上が上がるから」「いくら利益が出るから」といったところだけに目が向いてしまうと、有事の際に本当に困ることになります。
「こうなることは想定していなかった」では、済まされません。
大半の想定外のことが起きても大丈夫な状況を、経営者の方々には常に作っておいて頂きたいです。

融資は目的に合うものを選ぶ

しっかりと設備融資を利用する

運転資金として借りた融資を設備投資に回すと、どうなるのでしょうか?
ここでは、融資を受ける際は目的に合わせて借り入れをしなければならない理由を紹介します。

しっかりと設備融資を利用する

経営者の中には、なんとなく「うちは運転資金で5,000万円借りられるからそのお金で設備投資をして新規事業を行おう」と考えている方が多々います。

しかし、運転資金は運転資金としてしっかり借り、設備投資は設備資金として別途の融資を受けるべきです。
運転資金は、企業の実態によって借りられる総額はほぼ決まっています。この総額については、経営者の方々も肌感でわかると思います。

融資が困難になるケースも

例えば、半年前に借りた運転資金5,000万円の内、3,000を設備投資に回し、残りの2,000万円を預金していたとします。半年後に3,000万円の運転資金需要が発生した際、銀行は追加で運転資金を調達できるでしょうか?
答えはかなり難しいです。

試算表を提出する際、貸借対照表に機械3,000万円と新しく載っています。
その新規事業について説明をしなければ、運転資金の相談には乗ってはもらえません。より困難になってしまうのです。

設備の導入をされるのであれば、設備融資の相談をする。
そして必要な運転資金についても相談をする。これに尽きます。
また、民間の金融機関だけではなく、公庫や商工中金などの政府系にも相談をし分散をしておくことも重要です。

融資にお悩みの方は一度ご相談ください

融資にお悩みの方は一度ご相談ください

今回は、キャッシュフローについて、詳しくお話をしました。
気になる点などありましたら、気軽にご相談頂けると幸いです。

また、相談に関する質問については、以下の記事でお答えしています。
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主に銀行融資関係(資金調達)のコンサルを行っています。

資金調達が出来た際の成功報酬は基本的に頂いておりません
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社長の望む調達金額を受けられる決算書の作成を得意とします。

銀行融資にはいくつかポイントがあります。
粉飾などによらず、目指す決算書にたどり着くよう、決算月の約半年前からすり合わせを行います。
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ご自身では分からない銀行のこと、たくさんあります。
銀行内には独自のルールや文化が満ちあふれています。

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