帝国データバンクなどの調査会社を利用する理由(調査を受ける企業の心構え)
こんにちは。元銀行員 勤続10年、法人融資営業をしていた谷本と申します。
現在は独立して、主に中小企業の財務担当者のアウトソーシング事業を行っています。
経営者であれば、帝国データバンクや東京商工リサーチといった調査会社の名前は聞いたことがあると思います。
私は経営者の方から、「情報提供した方が良いの?」と良く聞かれます。
そこで今回は、どんな会社が積極的に情報提供をした方が良いのかをお話をしたいと思います。
融資にお悩みの方は、ぜひご相談ください。
(※氏名・社名・業種・Facebook URL・メールアドレスなどを添えてお問い合わせください)
帝国データバンクなどの調査会社とは
帝国データバンクなどの調査会社とは、企業を専門対象とする信用調査会社です。企業信用調査の依頼を受けた後、各企業に関する情報を収集してレポートします。
調査する情報は、企業概要・業績・財務状況・役員情報などです。
調査した内容は報告書として提供し、信用調査・与信管理・新規取引先開拓などに活用できます。
積極的に情報提供をした方が良いケース
積極的に情報提供をした方が良いケースは、以下の3つです。
下請けの中小企業が御社からの売上をあてに融資を受けている
銀行の新規行を導入したい
取引先からの与信取引を引き出したい
それぞれの内容を詳しく解説します。
下請けの中小企業が御社からの売上をあてに融資を受けている
1つ目は、下請け企業や中小の仕入先があり、その中小企業が御社からの売上をあてにして銀行から融資を受けている場合です。
取引先は、御社からの回収金を返済原資に融資を受けています。
御社の帝国データバンクなどの評点が低ければ(提出しておらず低ければ)、取引条件の借入条件が悪くなる可能性があります。
その結果、御社の仕入調達に将来的に影響が出る可能性があるのです。
取引先の借入条件良化には御社の財務内容、調査会社の評点なども関わってきます。
実際に取引先の調査会社の評点が低く、融資条件が悪化したり、
断りの原因になることもあります。
銀行の新規行を導入したい
2つ目は、「新規の金融機関を入れたい」「既存の借入条件を良化させたい」といった要望がある場合です。
帝国データバンクの評点が55点以上を銀行内の新規営業のバーに設定していたり、評点の高い企業に対しての融資ができた場合、支店の業績に〇点プラスするなどの配点があるケースがあります。
また、銀行によっては売上規模〇億円以上の先をアタックしようといった場合もありますが、それだけではなく帝国データバンクなどの評点も一つの指標となります。
評点が高ければ、銀行との接点を持てる可能性が高まるのです。
取引先からの与信取引を引き出したい
3つ目は、取引先からの与信取引を引き出したい場合です。
大手取引先との仕入販売取引があり、仕入に際して帝国データバンクの評点が高いと、与信取引(買掛取引)を優遇してもらえる場合があります。
例えば、評点が45点以下の場合、全額支払い後に商品を発送という条件のところ、〇〇点以上だと〇〇万円まで月末締め翌末払いにて買掛金決済が許されるなどの条件を設定しているケースがあります。
このように、自社が登録したいかどうかで判断するのではなく、ステークホルダーが参考にしているイメージを持ち、利用するかどうか判断して頂きたいです。
また、これらの調査会社は銀行の格付けと同様、点数配分の指標があります。
評点を上げたい場合はご相談ください
もし、帝国データバンクなどの評点を上げたいとのご需要がありましたら、私たちが同席または一緒に今期・来期の決算書を良化させることで、評点のアップを図ることが可能です。
ご興味のある方は、ぜひお声掛けください。
最後に、東京商工リサーチと日本商工リサーチという会社が別であります。
前者が、皆さんが良く知っている会社です。
同様の事業を行っており、ご需要に合わせてご利用ください。
相談に関する質問については、以下の記事でお答えしています。
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