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【新規事業の投資回収】利益ベースとキャッシュベースでの違い

こんにちは。元銀行員 勤続10年、法人融資営業をしていた谷本と申します。
現在は独立して、主に中小企業の財務担当者のアウトソーシング事業を行っています。

新規事業を行う際、「年間利益がいくら出るか」については皆さん考えていると思います。

しかし、本当に考えなければならないのは売上利益ではなく、「現金の流れ」や「実際にお金が増えているのかどうか」なのです。
もっと言えば、投資回収を利益ベースではなく、現金ベースで考えて欲しいと思います。

今回は、そんなお話をさせていただきたいと思います。

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投資した資金は回収期間まで見据えよう

投資した資金は回収期間まで見据えよう

融資で投資した資金については、何ヶ月で回収できるかまで考えて進めて欲しいと考えています。
例えば、以下のような条件のビジネスがあったとしましょう。

  • 投資額3,000万円
    (融資3,000万円、返済期間5年)

  • 年間利益1,000万円

この場合、年間の元金返済額は600万円です。
1,000万円の利益に対して600万円の返済をするので、単純に年間で現金は400万円増える計算になります。

利益ベースで考えた場合の投資回収

皆さんは通常、利益ベースで考えると思います。
利益ベースでは、3年で投資回収(1,000万円×3年)なのです。

しかし、投資回収は利益ベースではなく、現金ベースで考えなければならない部分も多々あります。

現金ベースで考えた場合の投資回収

現金ベースで考えた場合、6年(400万円×5年+6年目利益1,000万円『融資完済後』)で投資回収となります。
比較すると分かると思いますが、現金ベースでの投資回収には意外と時間がかかるのです。

ポイントは「返済期間の調整」

ポイントは「返済期間の調整」

こういうときに大事なのは、5年返済を7年返済へ変更するなどといった「融資の返済期間の調整」です。
また、事業が成長すれば回収期間は短くなります。 逆に、減退すれば現金ベースでは回収できなくなる可能性もあるでしょう。

この感覚をもって、ぜひ事業に取り組んでいただきたいというのが私たちの思いです。
私たちとコミュニケーションを取ると、きっと新しい視点や未来が見えてきますよ。

融資のお悩みは弊社へご相談ください

今回は、融資による投資の回収期間についてお話ししました。
回収期間を考える際には、利益ベースではなく現金ベースで考えましょう。
新規事業やいろいろな投資の話は経営者であれば聞くことが多いはずです。
銀行員目線で実際にこの事業はどうなのだろうか?
聞いてみたくなってもらえたら幸いです。

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主に銀行融資関係(資金調達)のコンサルを行っています。

資金調達が出来た際の成功報酬は基本的に頂いておりません
理由としては・・・
・1度融資を利用する企業は、その後、2回目、3回目と利用があります。
・長いお付き合いをすることで、お互いの信頼関係を築くと共に、今後の資金繰りについて責任を果たすためです。
ですので、契約先とは最低でも毎月1回は定例でコミュニケーションを取らせて頂き、その都度、資金調達のタイミングや事業方針などについても議論をしております。

社長の望む調達金額を受けられる決算書の作成を得意とします。

銀行融資にはいくつかポイントがあります。
粉飾などによらず、目指す決算書にたどり着くよう、決算月の約半年前からすり合わせを行います。
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お客様によりますが、御社での私の名刺を作ってもらい、銀行対応全般をお任せ頂いております。
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