水木杏香

占い師です。四柱推命を軸に、断易、手相、タロットカードなどを使って鑑定をしています。占…

水木杏香

占い師です。四柱推命を軸に、断易、手相、タロットカードなどを使って鑑定をしています。占いをマンツーマンで学べるスクールも運営しています。 好きなものは、占いと香りと読書と旅です。 運流とともに暮らす方法を探究しています。 HP:https://gokicyousei.jp/

マガジン

  • 四柱推命・運と気の変化を観る

    「命式」と取り巻く「運」と「気」の変化は十干や十二支との「出合い」で起こります。どのような時にどのような変化が起こるのかを知るためのヒントになるような記事をまとめました。

  • 四柱推命・命式と向き合う

    「命式」とはその人がこの世に誕生した瞬間の「景色」です。そんな「命式」についての記事をまとめています。

    • 四柱推命・運と気の変化を観る

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最近の記事

「辰巳空亡」のあなたへ・「夢」を語ろう

四柱推命などの東洋占術で用いる「気の景色」の「パーツ」を干支と言います。干支は、10個の十干と12個の十二支を組み合わせたものです。 それぞれ順番に組み合わせると、最後に「二つ」の十二支が余ります。 余った十二支が巡る時期を「空亡」と呼びます。 「天が味方をしない時」「心ここにあらずの時」などと言われています。それは、十二支が空間や時間、季節などの、いわゆる「形のない気」の象意なので、そのように捉えることができると考えるのです。でも、実際には、突然誰も味方してくれなくなった

    • 一歩一歩前に前に・日めくりカレンダー作りに参加しました

      書家/一閑張り作家その他肩書き多数の國吉磨寿美さんの工房で、「日めくりカレンダー作り」を体験できるワークショップに参加しました。 実は、昨年からずっと参加したいと言っていたんだけど、関東と山口を行ったり来たりアクティブに動く磨寿美さんと、私の予定が合わず・・・ 年明け早々に私の日程に合わせてもらって、やっと参加することができました! 磨寿美さんは、「占い師」ではないんだけど、書いた文字はその人となりを表してその時々の心理状態とか変化などがわかると言われるんです。 そこで、

      • 運気の巡りは「発達」していく:12運

        10個の十干支と12個の十二支をひとつずつ組み合わせると、全部で60個の組み合わせができます。 この60個の組み合わせはそれぞれ「干支」と言い、60個まとめると「六十干支」と呼びます。 六十干支の気の「巡り」は、生命が誕生し魂となっていく輪廻転生のサイクルに当てはめて考えられています。 これを「12運」と言います。つまり、12運は「人の発達段階」なのです。 順番はこのようになります。 胎→養→長生→沐浴→冠帯→健禄→帝旺→衰→病→死→墓→絶 具体的な「発達段階」は以下のよ

        • 日主別「金気」巡る8月9月の「景色」

          月の運気(五行)は2ヶ月ごとに切り替わります。最初に「陽」がやって来て、その次に「陰」が来ます。 生まれた日の五行(日主)に、やって来る五行が出合うと「化学反応」が起こります。どのような反応が起こるか想像して、そこで「今月の運気」はこんな感じになるだろうと考えていきます。 今年の8月と9月は「金気」がやってきます。8月8日から「土気」から「金気」へと切り替わり、10月7日まで滞在します。なので、「日主」はこの期間、「金気」と出合い「化学反応」を起こします。 それでは、それぞれ

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        • 四柱推命・命式と向き合う
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        記事

          8月は「金気」が際立つ月

          8月の月干支は「庚申」です。8月8日から9月7日まで巡ります。 「庚」は金気。そして「申」も金気。 金気同士が合体し、どこから見ても金気となります。 金気の特徴としては、「塊」であること。そして、それ自体は動かないこと。 周囲から影響を及ぼされるのを嫌い、どちらかというと放っておいてもらいたい。 とてもマイペースです。 「申」は金気(季節では秋)の旺支です。 若々しい金気が金気らしく成長していく。荒々しさや強引さがあります。 そんな「申」が「庚」と一緒になったらどんな感じな

          8月は「金気」が際立つ月

          「身旺」と「身弱」はどちらが「運」が良いのか。

          四柱推命では、生年月日と生まれた時刻から、「命式」をたてます。そして、「命式」の全体像を見てその人の気の「景色」を、日々巡る気と「命式」の関係を見て「運気」を捉えていくのです。 生まれた日の「干支」が、最もその中で大事な場所です。その人の「軸」となります。これを「日柱」と言います。 それから、「日柱」の十干はその人の「頭」。これを「日主」と言います。 「頭」が大きいか小さいか、または、強いのか弱いのかで、周囲の気との関わり方が変わってきます。 「頭」が強い場合は「身旺」(みお

          「身旺」と「身弱」はどちらが「運」が良いのか。

          「立ち位置」を知り「運気」にのる方法・四柱推命

          五行は「木」「火」「土」「金」「水」の五つの種類に分類されます。そして、それぞれには「陰」と「陽」があります。 「木」は「甲・陽」「乙・陰」 「火」は「丙・陽」「丁・陰」 「土」は「戊・陽」「己・陰」 「金」は「庚・陽」「辛・陰」 「水」は「壬・陽」「癸・陰」 10個に分類されたものを「十干支」と呼び、四柱推命での「命式」(個人の景色)の「天干」に用いられています。 「十干支」は、外に現れる現象として説明することができます。 「甲・乙」は、まさに木や草花が伸びゆく様。のび

          「立ち位置」を知り「運気」にのる方法・四柱推命

          キラキラ輝く人・四柱推命・「金気」

          「金気」が旺盛な人は、とてもキラキラ輝いています。 「金気」は鋭い刃物や美しい宝石に例えられるように、輝いていているのです。 他の五行とは違って、他者から影響を受けることを拒絶します。固い「塊」として存在するために、他者との間い明確な境界線を引きます。そうすることで、自分の存在を、「他にはない」オリジナルなものとして確立しようとするのです。 「金気」が戦うのは、「自分を守る」ため。決して他者を打ち負かし、自分の仲間に引き入れるためではありません。仲間は不要。仲間がいると、気

          キラキラ輝く人・四柱推命・「金気」

          四柱推命的・7月「己未」の過ごし方

          7月になりましたね。2023年度も折り返し。 上半期を振り返りつつ、出来たことも出来なかったこともそれはそれとして、気持ち新たに下半期に臨みたいなですね。 7月7日から「己未」が巡ります。 「己」は土の陰、「未」も土の陰。どちらも安定感ありありの土気。 先月までの熱さは次第に冷めていき、浮ついた気持ちも地に足が付いてきます。 何となく「そろそろしっかりしなくては」と感じ始める頃。頑張っている事に、手応えを感じ始めた方もおられる頃でしょうね。 「未」はとても優雅な雰囲気を持

          四柱推命的・7月「己未」の過ごし方

          「自分軸」を育てよう・四柱推命・「土気」

          気は巡るものですが、その巡りには、必ず「入口」があって「出口」があります。 「入口」から入った気は必要なものだけを吸収し、不要なものを「出口」から排出します。その機能が失われると、必要なものが入ってこないとか、不要なものが貯まっていき、巡りそのものが破綻してしまいます。 五行の中で「土気」は、「入口」と「出口」の役割を果たしています。「中央」を管轄する「土気」は、脾胃口を管轄し、味覚を感じ、食欲を欲します。 口に入れた食べ物を、何度も咀嚼し味わって、胃でさらに細かくし、食材に

          「自分軸」を育てよう・四柱推命・「土気」

          「火気」を着火して「風」を起こそう:四柱推命

          五行の中で、最も勢いがある気は「火気」だと思います。 勢いの定義としては、「周囲に影響を与える」「物事を動かすウエーブを起こす」の2点です。 「火気」は、地上の気温を上昇させる太陽の様でもあり、暗がりを明るく照らす炎の様でもあります。 気温上昇は、地上にいる全ての人が平等に感じます。炎は見えなかったものを炙り出して周知に晒します。 また、温度が高いほど、熱エネルギーが気体の運動エネルギーに変化するために、気体分子の運動速度が増します。なぜそうなるのかは、化学の授業でやりまし

          「火気」を着火して「風」を起こそう:四柱推命

          時代は「しなやかな」木気を求めているのかもしれない・四柱推命

          四柱推命で扱う「五行」とは、気を五つの「特徴」に分類し、それぞれの関係性を見える「型」にしたものです。 「五行説」が最初に世に生まれたのは、紀元前2100年ごろ、夏王朝の始祖である禹だと言われています。当時氾濫を繰り返していた黄河を治めるために考えていたことろ、洛水(河南省西部を流れる河川)から這い上がった一匹の亀の甲羅に描かれていた模様から「五」の数字が浮かび上がり、それを元に「五つの原理」を思い付きます。そして、物事が進んで行く様を「五行」とし、その中の「水」すなわち黄河

          時代は「しなやかな」木気を求めているのかもしれない・四柱推命

          季節の恵みをありがたく頂く・やまもも

          純子さんが、ご近所さんのお庭で収穫した「やまもも」を大量にもらってきた。 本当に大量すぎて驚いた! 鮮やかな赤色の実は、見るだけで元気になれそうですね。 「やまもも」は、とても傷みやすいため、店頭に並べるのが難しいそうです。スーパーなどで見かけないのはそう言った理由があるんだとか。 見るからに身体に効きそうな「やまもも」ですが、特徴は以下のようになります。(『薬膳食典 食物性味表』編著・日本中医食養学会 監修・日本中医学院) ヤマモモ科ヤマモモ属 性味・・・・温・甘酸

          季節の恵みをありがたく頂く・やまもも

          「変わり種」チャイを楽しむ

          手作りの楽しいところは、何でも試せることだと思います。 いつものチャイに、スパイスだけでなく、「変わり種」を入れてみたくなりました。 そこで思いついたのが赤くて可愛らしい「枸杞子」(くこし)。クコの実です。 杏仁豆腐の上に飾られているので、ご存じの方も多いですよね。スーパーでも売られているので、簡単に手に入ります。 枸杞子は ナス科クコの実 性味:平性・甘 帰経:肝腎肺 効能:滋補肝腎 明目 潤肺 陰陽平補の要薬とされています。分類としては補陰薬です。  引用元・「薬膳食

          「変わり種」チャイを楽しむ

          熱く語る人は「自分らしく進む」スイッチを入れてくれる・四柱推命・十二支「巳」

          食養生大学インドスパイススタジオ主宰の井上亜耶先生のレッスンを受講しました。 しばらくオンラインレッスンが続いていたんですが、久しぶりの対面レッスンにワクワク。 今回の開催場所は、期間限定でオープンしている薬院駅近くの「P&A」。 インドワインとスパイス料理が楽しめるお店です。 今回のメニューは ・旬の小松菜を使ったカレー ・ジャガイモのクミン炒め ・トマトスープ ・豆豆サラダ ・クローブ香るインド米 動物性のものは使用せず、「ベジタリアン」の人向けのメニューです。

          熱く語る人は「自分らしく進む」スイッチを入れてくれる・四柱推命・十二支「巳」

          「暑さ・火気」を味方につける方法:四柱推命

          季節は夏に向かっていて、気温が高い日が続いていますね。 暑いのが得意な人でも、最近の暑さは尋常ではないので、しっかりと体調を整えてお過ごしください。 真夏よりも暑くなり始めの頃の方が、身体が気温の上昇に慣れていないため、体調を崩す傾向が高いそうです。 暦の上では「夏の盛り」です。 6月の干支は「戊午」、そして、7月は「己未」になります。 先月が「丁巳」で、とても熱い(暑い)気でした。そのまま今月もそれを引き継いでいます。特に、「戊・己」の土気は「蓄積」する特徴があるので、熱

          「暑さ・火気」を味方につける方法:四柱推命