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デブスアラサーがブスに抗う

2023年、私26歳。女教師。
生まれてこの方ずっとデブを極めて生きてきた。おまけに顔も良くない。いわゆるデブス。
まあまあ性格が明るく愉快なので、いじめられるなどはなく、楽しく生きていた。デブスとして人並みに愛される努力はしていたつもり。わたしは何もしないブスが嫌い。ブスを放置して、化粧もせず、陰気で、そのくせ愛されたいとかほざくブス。大嫌い。そんなブスにはなりたくなかったから。
でも、ずっとずっと、自分のことが嫌いだった。鏡で見る自分のブスさに何度も絶望した。そして思った。

せめて、デブスからブスになろう

23歳のわたし

そこからダイエット開始。週3プールで1時間平泳ぎ、コメ抜き。当たり前にガンガン痩せた。MAX78キロあった体重が54キロまで落ちた。努力ができるブスでよかった!ちょうど担任をしはじめた時で、生徒にはやつれたん?と心配されまくった笑。優しい子たちだった。サンクス。

痩せてから数年経ち、2022年度から新しい学校に赴任することになった。
4月にいってびっくり。ここ数年で採用されている女にブスがいない。20代の女教員が、みんなみんな、かわいい。しかも同系統。猫顔美人。
さすがに驚いた。めちゃくちゃルッキズムやないかい!と言いたくなる。管理職のオヂサンたちの顔の好み丸出しでちょっと気持ち悪い。でもあたりまえか。同じような能力がある人たちの中から1人選ぶなら、綺麗なやつをえらぶもんな。そうか。そうよな。
私はもちろん、その枠には当たらない。狸顔ブスだ。校長と経歴が似ているところがあって採用されたシンパシー採用だと予想。猫顔美人枠ではない。
自分の顔を見るのが余計嫌になった。美人をみると元気になるけど、自分のブスさが際立って辛くなる。化粧を頑張る努力はするけど、素美人には勝てない。クソ!
そして決意した。

整形しよう。1番嫌なところから。

26歳のわたし

まずは目をやることにした。
極めて奥二重で、かつてデブスギャルだった頃のアイプチ名残で皮膚が伸びていてかぶさってる。それをなんとかしたい。
思い立ったが吉日。12月にカウンセリングへ行き、昨日、手術してきた。
絶賛ダウンタイム中なので、まとめてまたノートに出そうと思う。写真を出したいから有料で。
傷は痛いし、外には出にくいし、血は滲むけど、今の時点で前よりマシな気がしている。
こましになるまで、あと少し、あと少し。

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