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追い風だけが

MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2023
SAMURAI BLUE VS カナダ代表
10月13日 新潟デンカビックスワンスタジアム

FIFAワールドカップ26 アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選
SAMURAI BLUE VS ミャンマー代表
11月16日   パナソニックスタジアム吹田

観戦日記と、
サッカーにもスポーツにも無縁の人生をおくってきた私がスタジアム観戦をするまでになった記録。

2022年11月、W杯でサッカーの世界に足を踏み入れた。それから間もなく三笘くんに私の世界を塗り替えられてしまうわけですが、その道のりは他のところにしっかり残しておいたので、noteは軽めに。

アイドルが好きで、逆に言えばアイドルにしか熱を持たない私がサッカー選手に夢中になっていくのが自分でも不思議だった。
けれど、違和感があるかと聞かれればそうでもない。ずっと前から好きだったみたいに、気づいたら私の生活に三笘くんやサッカーがあった。

観に行ってみようかなと思うところまではできても、火曜・木曜のナイトゲームを遠征するのに有休一日で足りるはずもなく、ましてや三笘くんが好きなだけの、にわかファンが行くところじゃないんだろうなと一歩引いていた。

それがひっくり返ったのが6月の代表戦。仕事を定時で終わらせて2試合テレビの前で友人と観戦し終わったとき、ふと、観に行かないと後悔するなと思った。必ず姿が見られると約束があるものじゃない。アイドルみたいに、その人たちに会いに行くという場所ではない。会える保証はない、直前になるまで分からない。だけどそれでも、まずは行ってみませんかと、私は私自身を納得させるように問いかけながら新潟行きを決めた。

軽い気持ちで行けなかったのは、全く経験のない現場であることと、もし行って何か嫌なことがあったら「家で観ていたほうがよかったな」とそれ以降足が向かなくなってしまう可能性もあったから。身近な友達でサッカー観戦に行っている人もおらず、その現場の空気が私に合うかどうかは行ってみないと分からなかった。

アイドルとは違う先着順のチケット争奪戦に参加してみたり、旅行日程を立てていく中でひとつも躓くところがなかった。うまくいく時というのは、不思議と物事がすんなり進んでいく。逆に進まない時は今はやめておいた方がいいかも、というサインだと思っているので、テンポよく決まっていった代表戦の旅は楽しいものになるだろうなと思えた。

新潟当日、三笘くんは体調不良による招集辞退のためスタジアムにはいなかった。3日前くらいかな。辞退の知らせがあった。
結果としては続く大阪でも会うことはできなかった。怪我のため、前日に離脱が発表された。


めそめそと泣きながら、こんなことある?って愚痴を言いながら荷造りをした。こういうことが起きるたびに、同じ幸せでも、自分でコントロールできる範囲の幸せがいい、もう誰かに頼る幸せで生きていくのはやめよう、と心に誓うふりをする。

結論から申し上げますと、代表戦は彼がいなくてもめちゃめちゃめちゃめちゃ楽しかった。初めて行った新潟、続いて大阪、どっちもめちゃめちゃ楽しかった。
ほんの一年前はまだサッカーどころかスポーツに興味なし、W杯なんて見たことなかった私が
三笘くんに出会い、一年かけてサッカーを知ってきたことのひとつの成果のようだった。

生で観る試合、もの凄い熱量の応援、三笘選手じゃなくても、あの選手のプレーが観たい、ゴールが観たいと熱くなる。どうにかして来年の代表戦全部に行きたくなる勢い。解説や実況を聞いても何も分からなかったわたしが、解説も実況もないスタジアムで観ていても試合が分かるようになっていた。

まあ、それでも寂しい気持ちはやっぱり拭えなくて。結果とっても楽しかったからもちろん大満足で、行ってよかった気持ちには変わりないんだけど、わかっていても、それでも会いたい、三笘くんのプレーが観てみたいと思ってしまう。

アイドルとか、選手とか、私の好きな人たちだけど言わば他人によって得られる幸せに偏りたくない。ほんとうは自分でコントロールできる範囲の幸せが理想。それでも、それでも、あなたたちの未来を知らずに生きていける自信がない。私は私の生活の中で、悲しい思いをしたとしても後悔したことはない。あなたに出会えて、この人生を選んでよかったという答えに辿り着くんだろうなと思う。

いつか目の前で三笘くんのプレーを見られる日が来ますように。代表だけじゃなくてクラブの試合も観に行ってみたいなとか、三笘くんとの出会いは私の生活を広い世界に連れていってくれるような、ワクワクが広がっていく出会いでした。

今年も三笘くんの活躍が楽しみです。

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